とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

四回転時代、その先へ

 

2019/04/21 掲載分

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こんにちは

今日は、昼間は暑いくらいでしたね。

そんな中、羽生さんの仙台のモニュメントのニュースが出ましたね。

 

www.shoepress.com

その際、羽生さんは

やはり4回転半に挑戦したいなという気持ちはすごく強いです。実際に、まだ跳んだわけじゃないので、そんな強いことは言えないかもしれないですけれども、ただ、これから戦っていくに向けてやはり自分の武器となる何かをさらに付け加えなくてはいけないなという義務感がすごくあるので、何か武器を改めてつくって、これから令和に向けて頑張っていきたいなと思います。

 

と話しています。

 

私は全く持って賛成です。

ワールドが終わった時

「ルッツもフリップも全部跳ぼう」と言ってましたが

羽生さん、得意なジャンプに専念して欲しいと思っていました。

特にルッツ。

靱帯を伸ばしてしまっている人にはキツイです。

それより得意なアクセル。これのがインパクトも点数も上ですから。

そう思っていたから、このコメントはうれしかったですね。

あとは、勝ち負けに言及してなかったこと。

 

ソチくらいの時期までは、羽生さんは勝っても

満足のいく演技を、と言っていたはずです。

いつの間に、勝ち続けることにこだわり始めたのでしょうか。

2015年GPFくらいからでしょうか。

 

私はニースのロミオまでの、ひたむきな羽生さんが

一番魅力的で、ひきつけられていました。

クリケットがすべて悪いとは言わないけど、

勝つために、大切な何かをどこかへ置いてきてしまった気がしてなりません。

 

こじらせオーサー

ブライアン・オーサーは大したコーチだと思います。

合う合わないはありますが、合う選手には確実にメダルを取らせます。

キム・ヨナ、ハビエル、ガビー(ワールド銀)、羽生さん

でも、そのためにかなり政治的な力を使っていることも事実でしょう。

 

彼自身、金メダルが取れず、金メダルにこじらせてしまったのか。

カルガリーで、失敗を恐れずトリプルアクセルに挑み、失敗をして

ボイタノに負けてしまったオーサー。

ブライアン対決として当時はかなり白熱していて、おぼろげながら、

私もテレビを食い入るように見ていました。

たしか私は、ミスタートリプルアクセルのオーサーを応援していた記憶があります。

でも、完璧なボイタノに負けたときは、なんだか悔しい思いまでしたものです。

 

たぶん生徒には、こんな思いをしないように、頑張っているとは思うのです。

でも、スケートだけでなく、スポーツも芸術も その人本人が

出てきてしまうと思うのです。

もちろん競技である以上、勝つことは重要なんですけど、勝ち方っていうのも

大切なんではないかなと思います。

でも、勝たなければ名前は残らない。

それも事実。

難しいところです。

 

今後のジャンプの進化

話はそれましたが、羽生さんには、是非4Aを成功させて頂いて、

昌磨には、5Tを。

でも、早くしないと、カナダのキーガンメッシングが、跳んでしまいます。

現実、国別の公式練習で、跳んでました。

(成功はしてませんでしたが)

その横で昌磨がガンガン3A-4T、4Lz練習してたのも印象的。

ネイサンは、ショート練習のとき、昌磨の3A-4Tみて拍手してました。

たぶん彼は、「史上初」というのは狙っていません。

彼に勝てるものといえば、たぶん史上初、というものでしょう。

現行ルールではそうなります。

 

こういう事を言うと羽生さんファンは怒るでしょうね。

 

歴史は繰り返す

 

でも思い出してください。

ソチ前から、羽生さんは、まずナショナル王者となり、ワールド王者に挑んでました。

特にパトリックチャンには何度も跳ね返されてました。

当時のパトリックに勝つためには、ジャンプ武装をした作戦で挑んでいます。

今の羽生さんファンの言う「ジャンプが得意な選手」といわれていたはず。

PCSはパトリックには勝てませんでした。

シニアに上がりたての選手が古参の選手に戦いを挑むときは、

別な武器が必要なんです。

 

なので、今のネイサンを責めるのはお門違いです。

(私は彼は、芸術性も併せもっているとは思っていますが)

本来PCSというのは、シニアにあがってから早々高くなるものではなかったはずです。

それが狂ったのは、メドベージェワからだったと思います。

そして今、紀平梨花選手。

二人のシニアにあがってからのPCSの上がり方のスピードは、ちょっと前では考えられません。

 

今シーズン、ようやくネイサンもPCSが追いついてきたという感じです。

ようやく、です。

 

羽生さんは五輪王者らしく、若手を受け入れてもらいたいです。

横綱相撲ってやつですね。

 

何はともあれ、羽生さんの美しい4Aを早く見ることができますように・・・

(そして昌磨は5回転ですね)

 

 

 

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