とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

男子フィギュアの勢力図の変化(世界ジュニアを終えて)

昨日早朝、世界ジュニアの男子が終わり、

鍵山優真選手は、見事銀メダル。

佐藤駿選手は6位入賞となりました。

 

と書けば済む話なのですが・・・・

 

期待度が高かった、この二人にはちょっぴり厳しめなマスコミの反応。

 

佐藤駿、ジュニア2冠は逃す・・・・とか

 

www.nikkansports.com

 

鍵山優真 SP首位もV逃し・・・とか

 

www.nikkansports.com

 

佐藤駿

 

確かに。

駿くんは、全日本からこっち、4Lzの精度が落ちているような気がしました。

でも、私はこのジュニアワールドで、かなり佐藤くんの演技で感動しました。

ここのところ、成功する確率がかなり低かった4Lzにチャレンジした姿。

FODを見ながら、涙が出てきました。

たぶん。

表彰台を確実に狙うなら、この選択があっているかどうかは

本人のコンディション次第。

あとは最終グループの一番滑走だったので、そういったところでも。

 

どれほどの自信があったかは知りませんが、「成功させないと」という

駿くんのアスリート魂が見えました。

 

演技力はまだまだですが、10代のひたむきさがスケートを通して伝わり、

今年一番、心に刺さったロミジュリでした。

 

鍵山優真

 

そしてゆまち。

スタートの時のスピードがこころなしか、遅かったような気がして、

ふと、「スピード足らないのでは」と思った瞬間の転倒。

 

いつもならそこから持ち直していたのですが、

やはり二人ともジュニアワールドの重圧があったのではないかと思います。

そのあとアクセルもパンク、回転不足、ルッツのアテンションもつけられていた。

 

え?シニアの四大陸も、全日本だって出て表彰台じゃん、とおっしゃるかもしれません。

 

推測ですが、たぶんあれば、自分の主戦場と思っていなかった(もしくは深層心理で)

のではないかと思います。

あくまで、自分はまだジュニア。

とくにゆまちは、シニアにあがるのをワールド前には表明していませんでした。

 

たぶん表彰台に乗れたら。

もっと言えば、表彰台の真ん中に立てたら、と考えていたような気がします。

真ん中ではないですが、表彰台です。

演技は不満足かもしれせんが、結果は見事です。

 

ただ、SPは素晴らしかった。

一番の宿命でした。

画像

左から、鍵山優真、モザレフ、グメンニク

Kiss&Cry より

 

二人とも連戦続きでした。

特にゆまちは、全日本→名古屋フェス→ユース五輪→四大陸→ジュニアワールド

と大変でした。

後半はすべて表彰台に乗っています。

シニアも混ざっている中で大健闘です。

 

親子で台乗りしているのも快挙ですね。

(パパも銅メダル取ってる)

 

こうなると。。。昌磨と草太、強かったんだな・・・

あの頃。

ボーヤン、ネイサン、アリエフ、年代。

昌磨はJGPSはジュニア最終年度まで好成績ではなかった。

スケートはいいけど、3Aがねーと言われてた。それが。

いきなりJGPF取って、そのままジュニアワールドを獲った。

 

さすが五輪銀メダリスト。

心臓が半端ない。

 

男子フィギュアの勢力図の変化

 

しかし、この大会で、男子フィギュアの世界の勢力図が変わってきたのだと

改めて実感。

 

今までぶっちぎり日本だった。

けれどもロシアの強さが顕著に出てきていた。

 

ロシア

アンドレイ・モザレフ(金)

ピヨートル・グメンニク(銅)

イリヤ・ヤブロコフ(10)

 

アメリカ

マキシフ・ナムモフ(5)

アンドレイ・トルガシェフ(8)

 

イタリア

ダニエル・グラッセル(4)

 

フランス

アダム・シャオ・イム・ファ(7)

(ブライアン・ジュベールがコーチ)

 

ロシアはヤブコロフくんは、サムくんの補欠ですよ?

それで、結構いい演技していた。

見て、びっくりした。

 

だんだんと層が厚くなってきている。

これにシニアの選手を足したら、

ロシアはコリヤダ、アリエフ、サマリン、ダニエリアンなど。

アメリカは、ネイサン、ヴィンス、ジェイブラ、プルキネン、樋渡など。

イタリアは、マッテオ君がいる。

フランスは、ケヴィンエイモズくんがいる。

 

日本もいるけど、表彰台に乗れそうなメンバーは、正直羽生さんと昌磨

チャレンジャーシリーズだと、デカ、友野、草太。

これにゆまちと駿くんが入る。

 

今は日本、アメリカ、ロシア、が国の代表になるのが難しい時代となりましたね。

枠もこの国たちが3枠をGET。

 

ロシアは女子だけ、と言われていた時代から追いついてきた。

 

まぁ、ジュニアで優勝したら、シニアでも、というわけにはいかない。

現に、ネイサンはジュニアは銅どまりだし。

若い時にケガをしたり、成長過程でうまくいかない人だっているから。

 

しかし、日本の二人は来年の全日本では表彰台争いをするのは確実です。

 

モザレフくんはすでにシニアに移行する表明をしている。

トリガシェフくんも多分来年シニアの歳。

 

この中の半分くらいは北京を狙っていると思う。

そうすると、来年、再来年のシニアがすごいことになりそうな予感。

 

シニア男子もうかうかしていられない。

 

シニア移行

 

headlines.yahoo.co.jp

 

ゆまちが、ここにきて、オフィシャルにシニア移行を口にしました。

 

昨年12月の全日本選手権、2月の四大陸選手権で3位に入り、シニアの大会でもブレイクした16歳の逸材は表彰式後の記者会見で「来季はシニアに上がる予定なので、今のトップの選手みたいになれるように頑張りたい」と抱負を語った。22年北京五輪を見据え、佐藤とともにシニアに転向する。「この悔しさを一生忘れず、来季につなげていきたい」と誓った。

二人とも、頑張れ。

特にゆまち。

君はすでにシニアのトップ選手だよ?

全日本で三位。四大陸で三位。

獲れてないお兄さんたち、一杯いるよ??

昌磨先生のように、というのは、もう少しだと思うけど、

来シーズン。パワーアップした二人がシニアのシリーズで見られるね。

 

シーズンスタンディングでゆまちは17位。

(ネイサンは15位!)

駿くんは20位。

たぶんGPSの枠が2つずつもらえれると思う。

ひょっとしたら、ひとりは自国枠で、NHK杯かもしれないけれども。

 

 

シニアシーズンランキング

http://www.isuresults.com/ws/wr2019-20/wrmen.htm

 

ゆまちは昌磨。駿くんは羽生さん

それぞれあこがれの選手と一緒の舞台で戦います。

一緒の試合があるといいね。

 

とジュニアのシーズンが終わりました。

次はシニアのシーズンを飾る大会が始まります。

本当に、観客入れてやるのかな?

 

昨年、さいたまでワールドを見たことが昨日のよう。

もう、一年経つのですね。

 

今年はネイサンは再度連覇を賭けて。

昌磨も復活のスケートを期待している。

 

ドキドキしてきましたね!!

 

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