タイトルはあくまで視聴後のイメージです。(笑)
世界ジュニアの男子しか語っていませんでしたが
(それも一部)
しかし、女子。
すごかった。男子のがしなやか、と言っていた自分が恥ずかしい。
特に注目したのは、やはり
ロシアのワリエワとアメリカのアリサ
ワリエワの音楽表現はシニアなみ
カミラ・ワリエワ(RUS)は13歳
特にSPが印象的でした。
身体の使い方、音楽表現、ジャンプ、スピン。
伸びるスケーティング。
2017のJGPFで、トゥルソワとコルトルナヤを見ましたが、
あの時は、さすがスケーティングはシニアには敵わないと思いました。
しかし、このジュニアワールドで見せた彼女のスケートは、
本当にひとつの作品だといえるもの。
憂いなのか、感情表現なのか、彼女の演技中には笑顔はなく、
何かを表現しようとしていました。(なかったよね???)
同じ時代に生まれたアリサ・リゥ(14)
彼女は、二連覇の全米女王ですが、3Aと4Lzを跳べることで
有名になりました。
ジュニアのSPでは単独3Aは規定上跳べない。
だからコンボならいいでしょ?とジュニアなのにSPで3Aのコンビネーションを
入れてくる大物ぶり。
しかし、そんな彼女も今シーズンはワリエワには勝てず。
高難度ジャンプを入れると、どこかに負担がかかってくる。
北米選手にありがちな、ジャンプの着氷なので、加点が付きにくいかも。
でも勝負はまだこれから。
ジュニアにあがってきたばかりの二人ですし、シニアになっても続くと思うこの二人。
しかし、ワリエワちゃん、足が長すぎるから、身長が伸びるよなー。
それがいつになるか、も問題でしょうね。
ワリエワもジュニアにあがってきてすぐ「アリサと戦いたい」と
かなりの大物ぶりを発揮してます。
アリサの笑顔のゲンキ
ジュニアらしい、といえばアリサ。
真央ちゃんもジュニアの時はその笑顔で、人気ものとなりました。
ただ、ジュニアだからっていつも笑顔で能天気でいられるわけではないです。
ジュニアだからこそ、感情が出やすく、ミスしたら、悲しい顔も出ます。
ワリエワのジュニアらしくないところは、感情をむき出しにしていないところ。
アリサは逆にいつも笑顔。
ジャンプを着氷したら、笑顔。
失敗しても次の動作ですぐ、笑顔。
見ているこっちは、「大丈夫なんだ」と安心させられる笑顔が素晴らしい。
失敗しても彼女は大丈夫なんだ、とファンは安心できます。
ただ、いつも笑顔でいるのは難しいことです。
かなりのメンタルが必要なのではないかと思うのです。
彼女は笑顔の力を知っていますね。
コーチも大切に育てている感じがします。
二人の個性の違いは、ロシアとアメリカの違い、ともいえると思いますが、
それが超典型的として表れてきた感じといえるような気がします。
(ロシア人は意味のないことで笑わない、と聞きました。
文学作品見ても、まぁ、わかりますよね)
北京はどうなる。
どちらにせよ、この二人は北京五輪では競い合うライバルとなるといえましょう。
かつてのキム・ヨナと浅田真央のようなライバルになるのでしょうか。
ただ、コーチにお願いしたいのは、純粋なライバル選手として戦わせてほしいという
事です。
あんな悲しいライバル同士というのは、ない。
同じ国同士ではあるけど、ゆまちと駿くんの友情に泣いた人も多いでしょう。
2年後の北京。
ワリエワも金メダルを狙う、といっているので必ずや、その舞台に立つと思います。
その時に、喜色満面のワリエワと悲しみの表情をたたえたアリサの演技を見たら、
これまたびっくりするのでしょうね。
しかし、ロシア、トシコもいるのに、ワリエワ、ウサチョーバと、まだまだ有力選手がいる。
二年度もトシコ達が五輪に出れる可能性は、低くなりつつある。
おそロシア。
ほかにも素晴らしい選手がどんどん出てきていますが、成長過程でどうなるか、というのもハラハラするものです。
とても楽しみな期待を抱かせる女子のジュニアワールドでした。