とかくに人の世は住みにくい

わざわざ当ブログまで読みに来てくださってありがとうございます。趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

スケート愛溢るる町田樹の全日本スペシャルアワード2019

さすがまっちー!

すごいぞ、まっちー!!

 

こういうアワードなら、ものすごく納得感がある。

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まず根底にあるのが、フィギュアスケートへの愛情。

なので、個人的に少し寄っていたとしても、文句の付けようがない。

 

本当に全日本出場選手のデータを良く読み、しっかりと観戦して

解説もしっかり聞いた上での、選定。

 

それぞれの賞の名称もまっちーらしい。

特に「相貌の輝き賞」とか

「ザ・ファイナルコンピレーション賞」とか

「マチュアプログラム賞」とか。

一瞬「何だ、どういう意味だろう」と考えてしまうところが、

「ティムシェル」とか「極北」とかの発言を思い出して、

ああ、まっちー健在だ、と思ってしまいました。

 

そして、決して表彰台に載っている選手、という訳でなく、今までの

選手自身の歴史と今年度の努力、成果を併せて考えた上のもので、

もう一度全日本を見返したくなるようなアワード選考でした。

 

「相貌の輝き賞」

友野くんの受賞もよかった。

確かに、友野くんの今シーズン、ピカ一の演技だったと思う。

今年はジャンプ等うまくいかず、結果もいまいちだったけれども、ここにきて

友野一希ここにあり!というものだった。

SPの出遅れがあったので、総合は6位でしたが、このFSは

私も心が持っていかれた。

 

「カムバック賞」

永井優香ちゃんが受賞。

一時はGPSの表彰台に載ったまでの彼女。

彼女の大きなルッツジャンプは、当時もとても素晴らしく、今でも

山下真瑚ちゃんが、これに似ている気がする。

 

3年の不調を抜け、文武両道で当時のスコアレベルまで戻してきた。

彼女の努力に敬意を表したのだ。

 

不調の期間は短かったけど、私的には、昌磨もこれに該当するのではないかと

思う。

ただ、彼は全日本王者なので、ここで表彰せずとも、王者となったこと自体

受賞に値するから、あえて入れていなかったのではないでしょうか。

 

 

「ザ・ファイナルコンピレーション賞」

これもまっちーには思うところのある賞なのでは、と思った。

最後の全日本。

ジャンプミスがあり、FSは完璧ではなかった。

しかし、プログラムが壊れるのを恐れ、リカバリーせず、終えた。

そして、プロフィギュアスケーターとしての最後のカーニバルオンアイス。

本当にスケーターとしての最後のジャンプをミス。

これが人間なのだ、ということをスケートの上で表現してくれた。

もちろん最初からミスをするつもりでなかったことは、私も観客も百も承知だが、

それもまた人生なのだ、ということを知らしめた。

 

考えてみれば、真央ちゃんの最後の全日本も、大ちゃんも最後はミスして終わってしまった。

だからと言って彼らの偉業を汚されただろうか。

いや、そうではないはずだ。

たった一回のジャンプミスごときで、彼らのスケート人生が一瞬にしてすっとんでしまうことなどないのです。

 

これは、現役時代、強い意志をもって、スケートをしていた町田樹の言葉だから信じられる。

 

たかだか絶不調なだけで、あきらめられるか

命かけて戦っていた。

この時代はものすごい選手がいて、各々命かけていた。

だれがより、重く命をかけていた、だけでは説明できない。

まさに運命としか言えない、全日本の結果だった。

それを勝ち抜けてきた男だから。

 

 

「マチュアプログラム賞」

羽生選手のEX 「SEIMEI」が受賞。

私はこれにも、強いメッセージを感じた。

マチュア

人もしくは物が成熟した様子

 

「世間が期待する羽生結弦像をどれだけ満たせたか、もしくは体現できたか、で最近自分を評価しているような・・・」

というところです。

 

このプロは確かに、久々にのびのび滑っている羽生さんを見た気がしていました。

これで自分も開放されたので、このプロでやれば、同じ気分を味わえると思ったのか、羽生さん。

 

たぶんまっちーが言っているのは近くて遠いこと。

 

これを滑れば、以前の自分に戻れて、みんなの期待する羽生結弦に戻れる。

そう思ったのかもしれません。

 

違うんだよ、羽生さん。

私の想像だけかもしれないけれども

 

そうではなく、もはやあなたは、点数レースでガツガツする人ではない、と

まっちーは言っていると思うよ。

純粋にSEIMEIを楽しんで滑っていた羽生さん。

ジャンプなどなくても作品の世界を表現できる、とまっちーは言っている。

 

競技者として来シーズンもいるのであれば、当然、技のステップアップは

必須となるけど、それが作品の世界を壊してしまいがちになっている

ネイサンとの闘いで、勝ってほしいというファンの願いが、羽生さんの

スケートを壊してしまうのではないか、とまっちーは危惧しているのではないかと

推察しました。

 

昌磨も期待に応えようとするあまり、自分のスケートを見失い、

どん底まで落ちた。

そしてランビという魔法使いに出会って、またスケートの楽しさを思い出した。

 

昌磨のチャレンジャーシリーズのDOMOは、失恋ソングなのに、

私をとても幸せな思いでいっぱいにしてくれた。

 

そろそろ羽生さんも、楽しんでほしいですよ。

平昌が終わったあと、「好きなことをする」と言っていた。

好きなスケートをするのか、と思っていたけど、そうではないように見える。

 

ひょっとして、羽生さんは好きなスケートを滑るのが目的ではなく、

スケートで勝つことが好きなのかもしれない、と私は最近、感じるようになってしまった。

 

勝つだけではとても寂しい。

できれば、滑る事で、自分も見る観客も幸せになれるように。

 

話は逸れてしまいましたが。

私は、ソチシーズン前まで、町田さんは少々苦手でした。

でも、見ていくうちに、この人は本当に真剣にスケートに向き合い、

スケートを愛しているのだ、ということがわかり、とても好きな

スケーターになりました。

 

引退した今も、スケートのすばらしさを私たちに伝えてくれる稀有な存在です。

 

このテレビが終わったあと、温かい涙が頬を伝っていました。

(いや、まじで)

 

またまっちーの解説が見たいですね。

 

【今日の独り言】

ISUのなんちゃらアワードに、みんなが疑問を呈しているのは、

スケート愛があまり感じられなく、商業のにおいがプンプンするからでしょうね。

もっと考えてね!

 

 

 

 

 

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