ちょっと前から気になっていた事。
中野友加里さんが、Youtubeを始めたそうで。
そこで言っていた内容もそうなのですが、なんとなく、しっくりこないなーと感じていました。
彼女は、先日の中部選手権で、ジャッジをしていらっしゃいました。
コロナ禍のフィギュア界について、お話されている回を拝見したのですが、
どういう立ち位置なんでしょうか。
フィギュアスケーター中野友加里、と自己紹介されていましたが、
彼女は今、ジャッジをやろうとしているのではないでしょうか。
ジャッジとスケーターって両立できるのでしょうか。
もう、その段階で?が飛んでおりまして、その中の発言にも疑問を呈する部分が散見されたのでした。
まず。
私見で申し訳ないのですが、ジャッジをやられる方は、特定の選手についての行動などについて、コメントは差し控えた方がいいと思うのです。
普通のコメンテーターだったり、プロのフィギュアスケーターだったら、
ある程度はいいと思っています。
でも、国際ではないにしろ、全日本の予選の中部選手権で、ジャッジをやっていた
彼女が、特定の選手について、「この行動は素晴らしい」というコメントを
youtubeのような誰でも見られるSNSで発言することは良しとしないと思います。
誰がどの選手の行動を良しとするかどうかは、問題ではないです。
問題は、彼女は選手を採点する立場にある、ということなのです。
その彼女が、特定の選手が今シーズン欠場することについて、ファンのためを思って
の行動がすばらしい、と発言すれば、それはオフィシャルな価値に変わります。
(本当は今シーズンでなく、GPS欠場と発表されていた気がしますが)
となると、GPSを欠場することが正しい。
選手が動くと、ファンも動くので、試合に出ない方がいい。
じゃ、試合に出ている選手は思いやりがないとでも?
それとも、試合に出る選手は、その選手ほど観客動員できないと思っているのか?
もしくは自分のファンは、後先考えない人が多いと言いたいのか?
どちらにせよ、最悪です。
じゃあ、どういえばよかったのか。
言わなけりゃいいんですよ。
色んな事情で、どう行動するかは、その選手の置かれた環境とか、
健康状態、練習拠点で、やむなく試合に出たくても出れない選手がいる。
そういう選手は、あきらめるしかない。
でもその選手が正しくないのか、ファンのためを思っていないのか、と言えばそうではない。
マスコミなら仕方ない(許しはしないが)
でも、選手を公平にジャッジする立場で、今後国際審判の資格を取りたいのであれば、
特定選手の行動について、賛美するのは避けてほしい。
ジャッジの観点からの演技についての、コメントはいいと思う。
しかし、発言は注意しなくてはならない立場になっているというのは自覚してほしい。
それに一年休んでも、〇〇選手なら大丈夫みたいな、事もやめてほしい。
その選手に対しても気の毒である。
過剰な期待は、選手に対してプレッシャーでしかない。
〇〇選手なら、三連覇も夢ではない。
夢ではないが、本当か?
この一年、ロシア、アメリカ選手の台頭はものすごい。
日本選手は、ぶっちゃけついていけるのか。
日本のエース宇野昌磨は、フランス杯がなくなって、試合に出られない。
羽生選手は、GPSは欠場する。
試合勘がなくなっているツートップに対して、バンバン試合をしているロシア。
無観客で、スケアメを実施したり、リモートの試合を行っているアメリカ。
日本も地方大会は実施している。
でも、トップの二人が出れていないこの状況で、ワールドを開催して
五輪の枠が確保できるのか。
もちろん健康第一ですし、選手の意思が重要なので、休養に関して文句はいうつもりは毛頭ない。
ただ、コロナの恐怖と戦っても試合に出ている選手の事も考えてほしいのだ。
今、SNSでの発言は重い。
どんな嘘でも、一度拡散されたら、ある程度の信ぴょう性を持ってしまう。
それが真実でなくても、真実と見なされてしまう可能性があるということ。
中野友加里さんは、その責任を取れるのか。
お口にチャック、がよろしいかと思う。
どうせ、youtubeにアップするなら、ジャッジは選手の演技を見て、どこを採点するのか、とか、説明してあげれば、観戦して楽しみも増えるというもの。
そういうものをお願いしたい、と痛感する今日この頃です。
【今日の独り言】
べつにゆかりんに恨みはない。
私の高校の後輩だし、応援していた。
だから、こそ、の発言と思っていただきたい。