野村萬斎さんのインダビューで、
「開会式は簡素化する」と。
コロナで縮小の傾向の東京五輪。
開会式も例外ではない。
そのこと、理解されていて、安心です。
簡素化する東京五輪
年々派手な演出になり、スポーツの祭典なんだか、商業の祭典なんだか
わからなくなり、五輪開催国の負担が大きくなり、会場は廃墟と化している国もある。
もはや五輪特需は昔の話。
ましてや、今年はコロナで延期。
なぜ東京の時にこんな目にあわなくてはならないのか。
恨むにも、どこに当たればよいのか、わからない。
五輪本来の目的を取り戻す
萬斎さんは、このインダビューで
個人的には、いろいろな意味でコマーシャリズムがのった五輪を、元に戻すチャンスにしたらいいかなと僕は思っている。理念を再び取り戻す。五輪、パラリンピックをやる意味は何なんだと。この機会にそうなると素晴らしいのではないか。五輪自体はアスリートがしのぎを削る勝負の世界。優劣はつけるけど、人間として平等という理念が基本的にある。ただのお祭り騒ぎではない
とおっしゃっていました。
このコロナ禍において、開催する意義は、ここにもありますよね。
IOCもJOCもそれを周知の上、開催するように準備してほしいですね。
先日、柔道の男子66kg級の代表決定戦がありました。
すばらしい試合でした。
五輪で勝てないと意味がない、とまでは言いませんが、
彼らのモチベーションは、やはり五輪。
その四年に一度のスポーツの祭典のために、全柔道人生を賭けて努力する。
勝負というのは、酷いものですが、その先にあるものは、とても素晴らしく貴い。
それから勇気と感動をもらっている私たち。
私たち外野は、開催をあれこれ文句いうのではなく、どうしたら、開催できるのか
協力していきたい、と思う。
これは私見ですが、この勝負を見た人で、そう思わない人はいないんじゃないだろうかと思います。
全日本フィギュアと全日本スピードスケート競技会の開催
全選手と運営スタッフ、コーチなど、すべての関係者にPCR検査を実施すると
発表がありましたね。
ただ、スピードスケートは無観客で、フィギュアは有観客です。
このことについて、とやかく言うものではありませんが、
フィギュアとスピードスケートの観客希望者数が違うことによる事務負荷など諸問題。
スピードスケートの開催地が、コロナ感染者数が多い北海道であること。
スピードスケートの選手から感染者が出たこと。
などの問題が、色々あったのでしょう。
第88回全日本スピードスケート選手権大会 | 公益財団法人 日本スケート連盟 - Japan Skating Federation
願わくば、万全な対策を取って、無事感染者なく、競技会が終われるように。
五輪を目指す選手ばかりでなく、全日本を目指している選手もいるのですから。