とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

スポーツ選手のタトゥー問題

この問題は、ブログにするか、悩んだが、出すことにした。

 

後で削除するかもしれません。

 

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ボクシングの井岡選手のタトゥー問題が噴出している。

 

こちらは、井上尚哉選手の言う通り、「タトゥーの良しあしではなく、

まずルール改正から」という発言は至極最も。

 

 

協会も色々矛盾点があるようですね。外国人選手はOKだけど、日本人はダメとか。

 

これは、やはりボクシングという競技が=暴力と結びつきやすいため、

イメージをよりクリーンにしたいとか、色々な問題があるからともいえるんでしょうね。

ただ、過去のルールをそのままにして、外国人選手部分だけ変えた、という可能性も

あるでしょうね。

 

ここで、ボクシングのネタを言いたい訳でなく、タトゥー、日本でいう刺青とスポーツ選手のイメージをちょっと考えている。

 

 

実は、少々前から、フィギュアの選手もタトゥーを入れているのが気になっていた。

一番衝撃だったのは、パトリック・チャンだった。

 

なぜショックだったかは、今考えると、やはり世界選手権を三回制しているトップアスリートで、ストイックなイメージを持っていたからだ。

本当の彼の事はよく知らないが。

 

日本では、刺青は反社会的勢力のイメージが強い。

ただ、もっと昔、江戸時代だったり、もっと古い律令制社会が出来上がる前では、意味合いが違う。

 

もっと宗教的な意味合いだったり、成人の割礼だったり、勇気を示すものだったり、疫病退散などの意味合いもあったり、多種多様だ。

 

世界的にもポリネシアンとか、アフリカなどの国々にはその風習が残っているところも多い。

 

ただ、キリスト教の自傷と自殺の禁止により、これを禁止とする国が増え、

日本でもGHQで禁止された、という事を知ったのは、今回色々ネット検索して

知った事だ。

 

いや、自分が学生の頃だったら、こんな情報は図書館に行って調べないといけなかったが、便利な世の中だ。

ただ、図書館に行って、索引を調べ、本を手に取り目次を調べて中身を読む。

これによって、私の些少な雑学が蓄えらえれたというのは、まぎれもない事実。

 

  身体に刻印するという、究極の自己表現方法である「いれずみ」。成人儀礼、部族の成員、身分や地位などの社会的関係を表す印、あるいは、装飾や呪術など、さまざまな意味合いをもって世界各地でおこなわれてきました。特にオセアニアでは盛んで、英語タトゥーの語源はタヒチ語です。最近では、ファッションや趣味としてのいれずみも見られます。こうした文化的意味を幅広く考えてみます。

www.minpaku.ac.jp

   こんな本もあった。時間が合ったら、一度読んでみたい気もする。

 

 

話を戻そう。

 

差別と言われようと、なんだろうと、私は刺青、タトゥーが嫌いである。

暴力系の映画やドラマも大嫌いである。

差別だ、とか言われても、生理的にダメなんだから仕方ない。

 

たとえ西島君(あすなろの頃、好きだった)が出ていても、ダブルフェイス,MOZUなんてドラマは、怖くて見れない。

肉体的な暴力、精神的な暴力、どちらも恐怖でしかない。

たぶん刺青とタトゥーがそれを連想してしまうのだろう。

 

そして私が2~3年前から心配していることが、まさしくこの話題だった。

 

「自分の推し選手がタトゥーをしたら、どうしよう!!」

 

日本人のフィギュア選手だったら、たぶんしないと思う。

ただ、海外選手だったら、どうだろう。

やるかもしれん・・・・という恐怖。

 

事実、やっている選手がいた。

アシュリーとか、ハビとかケイトリンもやっているのを見て驚愕した。

プルシェンコだってやっている。

それによって、私の彼らに対するイメージが大きく損なわれる事はなかったが

(私の推しではないためだろう)、私の推しがやってしまったら・・・・!!!

と私は自分の考えに慄いた。

 

もちろん彼はやらないと思うし、たぶん、お母様の反対があるとは思う

(古来中国では、犯罪者の刻印だったり、現在でも公職につけないという禁止令もあるそうだから)

お母様が反対されれば、彼はやらないと思うが、彼自身何かの救いを求めて

やってしまったらどうしよう・・・・・!!!

(事実ケイトリンやPちゃんは五輪マーク入れていたし)

 

日本人が考えているより、外国人は気にしていないからねぇ。

 

 

医学的な面でもお勧めできない。

不衛生なところでやったりすると、C型肝炎などの感染症を引き起こす事だってあるし、針を刺す施術なので、ケロイド状になりやすい人は、怪我のような跡で残るんじゃないかな。

 

一番は、消したくても消せない事。

移植手術で消す事はできるらしいが、膨大な時間と費用が掛かる。

一時の思い付きでやるほど、簡単な問題ではない。

そんなにやりたいなら、油性マジックで書いておけよ、と思う。

 

そして彼には、セカンドキャリアの夢もある。

その夢のためには、あまりお勧めできることではないかと推察する。

 

今どきの外国の若者はそんなに気にしていないよーとは言うが、

ハイソサエティな人々がタトゥーをやっているだろうか。

していない気がする。

アメリカはなんのかんの言っても、自由な国ではあるが、差別だって結構自由にある。

彼が、自分の進みたい道に、障害が出るものであれば、のぞいてほしいのだ。

 

まるで彼がやる、みたいな記事と勘違いされてしまうといけませんが、

羽生さんだって、昌磨だって、ゆまちだってやってほしくない。

(というか、彼らは絶対やらないだろう)

 

やる、やらないは選手の自由であるが、応援するファンの気持ちも考えてほしいな。

 

井岡選手だって、女性ファン、いるだろうに。

その女性ファンがどの程度今回の件について、理解をしているのか。

彼にとって、ファンの存在はどんなものなのか。

協会のOK、NOにかかわらず、考えてほしい。

 

その上でどうしても自分にとって必要であれば、致し方ないかもしれないが、

現行ルールから外れていないかどうか、も同時に考えてほしい。

反発は来るのは、それも仕方のないこと。

入れるのは自由だ。

世間が物議を醸すのも、また自由だ。

差別とはまた別の問題で。

 

 

推し選手を応援するという事はいらぬ心配もしないといけないのであると

痛感する。

(余計なお世話と言われれば、それまでであるが)

 

 

【今日の独り言】

ちょっとタブーな話だったかも。

が、簡単に考えてやって、激しく後悔している人もいることは

事実であるから。