年度末ということと、スケオタさんたちにおかれましては、
大変お忙しい時期だと思います。
私も、仕事が立て込んでおりまして、思ってもつぶやくことが難しい今日この頃。
あと一週間弱で、世界フィギュアが始まるかと思うと、ドキドキします。
そしてフジテレビでも出場選手の特集が始まりました。
一部の選手を除き、出場選手も色々な不安と期待、喜びなど様々な気持ちが交錯する中、SNSではいらぬコメントが溢れています。
その中で、
「正しいジャッジであれば、〇〇選手が金メダル」
正しいジャッジって、私たち素人が言う事なのか。
ここのところタイムラインにもソチから平昌の色々な演技とか
フィードバックがあるけれども、過去は過去。
未来は私たちが決めつけていいものではない。
未来は彼らがつかみ取るもの。
個人的には、ソチシーズンは「正しいジャッジ」だったら、
パトリック・チャンが金メダルではないかと思う。
いわゆるトータルパッケージとしての選手では、あの時期彼に敵うものはいなかった。
羽生さんは、4回転を2本、チャレンジしていた。
4Tと4S。そして素晴らしい3Aを引っ提げて。
実力の伸びは眼を見張るものだった。
しかし4Sは成功率は甚だ低いものだった。
そうなると芸術性、スケーティングなどなど、PCSはパトリックのが優れていたと
思う。
あの時羽生ファンだった私が言うのだから、ひいき目無しと思ってもらっていい。
今の羽生さんは、その立場にいるのではないか。
あの時世界トップレベルだった高難度ジャンプの本数は、若手のが優っている。
ネイサンだけではない。
ロシア、イタリア、アメリカにもいる。
日本だって、出てくる。
ただ、完成度、その他においては、まだ羽生さんには敵わないというところだ。
それがいつひっくり返るのか。
でも、それは仕方のないこと。
百獣の王ライオンでも、グリズリーの王でも、いずれ引退の時がやってくる。もう1週間で始まる・・・・
かのプルシェンコだってそうだった。
いつまでもトップでいられない。
でも彼らの偉大さは、ちっとも陰る事はないのだ。
山はいずれ下る時がくるのだ。
パトリックは、ソチシーズン後半に、「ジャッジが思った点数を出してくれなくなった」と言っていたのをどこかでみた。
それは何が働いているかわからない。
知らないうちに能力が落ちてきているのか、ムーブメントに乗った次世代の選手の
インパクトがすごかったのか。
正直、ネイサンだっていつがピークなのか、わからない。
私はそれが北京にはまるといい、と願っているのだが、それはネイサンの運命ともいえるので、致し方ないところ。
羽生さんのファンは、それを怖がってはいけない。
彼を超す選手は出ない、と言い切るのもどうかと思う。
歴史は塗り替えられるし、そのためにある。
過剰なアピールはやめて欲しい。
それが場外乱闘を引き起こす。
きっと選手達も悲しんでいる。
私たちの応援は、そのライバル選手以外を堕とすものでなく、応援している選手をあげるためにあるのだ。
直近の国際大会だと、2019GPFでしょうか。
あれを基準として見るなら、今「正しいジャッジ」をしたらネイサンの勝ちだ。
ただ、試合はその時の状態によるので、元々のポテンシャルが高い選手であれば、誰が頂上に行くかわからない。(一年経っているしね)
昌磨だって、調子が悪かった羽生さんだったとは言え、勝った事があるのだ。
誰が表彰台の中央に立てるかわからないのだ。
もちろんゆまちも狙っている事をお忘れなく。
決めつける意見をヤフコメなどに書き込んだり、SNSで拡散しないでほしい。
人生はどんでん返しは多くあるものなのだから。
そして、もうひとつの心配は、感染対策。
ネイサンも心配していたが、正しく運営され、選手もコーチたちも
ルールを守って大会に参加してほしい。
ワールドで感染した、とあっては、来シーズンの試合の開催が危ぶまれる。
選手達としては本意ではないはず。
試合以外に心を惑わす事はないように祈っている。
選手がみんな、望む成績が得られるとは限らないが、
みんな全力を出し切れますように。
そうすれば、結果はついてくるし、みんな気持ちよく終われる。
頑張った選手に対して、「ジャッジがアンフェアだった」と観客の私たちが言ってはならない。
それは、観客・ファンとして「アンフェア」な行為と気づくべきだ。
【今日の独り言】
そんなにアンフェアと叫ぶなら、自分がジャッジになればいいじゃんか。
と思う今日この頃。
そしてこのブログは、絶対叩かれるな。
でも言わずにはいられなかった。
選手には罪はない。