男子FSが終了しました。
今日は最終ひとつ前のGからテレビ地上波でも流され、
FODでも流れ、どっちを見たらいいの、状態でした。
FODの方が若干遅かったので、解説とか正直邪魔だなーと思いつつも
テレビの大画面を選んでしまいました。
色んな選手のドラマがありましたが、まずはネイサン。
三連覇おめでとう。
王者としての貫禄を取り戻したFSでした。
大学を休学して臨んだシーズン(コロナがなければ、まだ大学いたよね)
たびたび言ってはいましたが、考えすぎてしまわないか、心配していました。
SPは正直「おお」と叫んでいましたが、FSを見て、
あのSPは何だったのだろう、と思った人も多かったのではないでしょうか。
本人もたぶんそうでしょうね。
技術の問題ではない部分というのは、本当に難しいし、本人にもわからない。
でも、それをコントロールしきる事が出来た時、自分の最高のパフォーマンスが
生まれる。
今日のネイサンの演技は圧巻としかいいようのない演技でした。
ジャッジが贔屓している、なんてなんのその
そのコメントすら吹っ飛ばす会心の演技でした。
フィリップ・グラスの流れるような音楽に乗って、これまた流れるようにジャンプを決めていくネイサンを会場にいるスケーター達も見守っていたようです。
まるで有観客のような声援とどよめきが、テレビの画面を通じて伝わってきました。
かつて、こんな高難度ジャンプと芸術性を兼ね備えた演技があったでしょうか。
正直点数は、2019GPFのFSの方が上でしたが、SPからの追い上げと相まって、
今回のFSには凄みを感じました。
静かな水面下の下に滾る情熱がありました。
演技が終わったあと、手が震えてスマホ操作ができませんでした。
正直、今年のFSはインパクトが薄くて大丈夫だろうかと(素人なりに)
心配していたのですが、やはり最後にきちんとまとめてくるあたり、
さすが、としか言いようのないネイサン。
プレカンで、コロナ問題、アジア系へのヘイトクライムなどを語ってくれたが、
大学が休みでも、心を乱す事が多かったのだろう。
それを乗り越えての優勝は素晴らしかった。
そして、このワールドに参加したすべてのスケーターに賛美と祝福を。
取り急ぎ、
三連覇、おめでとう。ネイサン。
Winner of the Day | Nathan Chen (USA) | Men's Free Skating | ISU Figure Skating World Championships
【今夜の独り言】
女子のFSをライブで見ていたので、寝不足・・・・
男子FSが終わったら、緊張から解き放たれ、寝落ち・・・
また語りたい事は明日にて。