たいへん胸くそ悪い気分である。
林渚さんがTwitterで、リンクでの振り付けを断られた件である。
船橋の新しいリンクの設立は、関東のリンクが減少しつつある中でも朗報だとは思っていたが、ふたを開けてみれば、なんともお粗末なものである。
アカデミーの講師以外は振り付け行為をしてはいけないそうだ。
一般滑走の料金を払っていてもいけないとは。
貸し館にしろというのか。
真央リンクが実現するという、このニュースのあとに・・・・
フィギュアは大変お金のかかるスポーツである。
フィギュア人口を増やしたい、競技者を増やし、世界へ羽ばたいてほしい、という目標があってのことだろうに、なんともケチ臭いお粗末な理念である。
スケオタさんたちも「これではリンクが存続したり、設立されても意味がない」と嘆いている。
全くもってそのとおりである。
一部の特権をもった人間だけに解放しないなら、最初からそう言えばいい。
フィギュアは選ばれた人間しかやれませんよ、と。
そういうなか、たまたまフィギュアスケーター中野ゆかりチャンネルで小塚くんがゲストにきていた回を観た。
今、小塚くん何をしてるのだろうという興味があって。
中野ゆかりんと信夫せんせーと同時期に習っていたので、通じるものも多いのか、興味深いエピソードもたくさんあった。
色々あるので、詳細は見ていただければいいが、その中で、アイスダンスをやりたいと
いう人が増えていると小塚君が言っていた。
それこそ、おじさん、おばさんクラスも出てきているという。
高橋大輔効果らしい。
そしてそれをそのままにしておかない小塚くんの考えがすばらしい。
彼曰く。
アイスダンスの子たちは、やっている子が少ないから、貸し切り一回取るのにも
頭割りがキツい。
しかし、そのおじさん、おばさんたちにも入ってもらって、大会を狙うクラスの
子たちと頭割りすれば、負担が少なくなるという。
そうすると競技が続けやすくなるという。
そういうセッションでやっているという。
これがフィギュアを文化にする、という事ではないでしょうか。
競技人口だけでなく一般の人もスポーツとして楽しめるフィギュア。
もちろん競技人口も増えてくる。
アイスダンスやりたい、という興味を持たせる高橋大輔も、それをうまく利用してフィギュア界のために、と考えている小塚君も双方すばらしい。
もちろん大胆にもリンクを作る浅田真央も最高です。
前々から言っている事だが、リンクを作ったり、リンクをなくすることだけでは
続かない。
いかに継続的に運営ができるかどうか、が重要。
今回の船橋のリンクは、それができていない。
選手とリンクの囲い込みで、自分たちの利益追求にしかなっていない。
このような狭小な考え方のアカデミーでは、そんな程度の指導しかできないのでは、と心配だ。
木下のリンクはどうなっているのだろうか。
たぶん他の振付師が入ってきたらだめでしょうね。
なんといっても、関大リンクでそこの監督ともめたゼネラルマネージャーですものね。
そういう風になると、どうなるか。
リンクを持っているクラブだけに、生徒が集中し、おなじような選手ばかりが育つようになってしまう可能性があるのと、新しい層が育たないということです。
あと。
なんて閉鎖的な競技なんだろう。
こんなに国民的スターも誕生し、メジャーになりつつあるのにも関わらず。
突出したスターが誕生しないと続かないものは、早々に衰退する。
スケート連盟も、今、正念場を迎えているが、本人たちは沈みかけている船に乗っているのに気が付いていないのか。
盛者必衰の理を現す。
真央リンクはその一石を投じることになればよいと思う。
【今日の独り言】
あんどーさんも、織田君もリンクが作りたいって言っていたね。
もう、みんなでじゃんじゃんリンク作って、対抗してほしい。
そして小塚君、運営を頼む。
しかし、高橋大輔は本人が意識せずとも影響大。
やはりすごいスケーターだな。