いまさらですが、昌磨ではなく、ネイサンがエアウィーヴのサポートを受けれた件。
別にネイサンができて、昌磨ができない訳ではないと思うのです。
パフォーマンスの数値なんて、昌磨でなくコーチ(もれなくランビ)とか
マネージャーさんが測ればいいもの。
IMGだって、本人が測っているものではないですから。
錦織君が自分でデータを測っているとは思えませんし。
もちろんネイサンが統計学を勉強しているので、スタンフォードの教授と一緒に研究に足る人物だから、というのもあるでしょうが、それ以外にも昌磨では不都合なことがあるのでは、と考えた結果、大きく分けて、下記の三つの理由からだと思います。
(少々じっくり考えてみた)
1. エアウィーヴの日本の広告塔は、真央ちゃん
(同一競技の選手は不可)
2. 海外戦略の一手
3. CSR活動の一環
1. エアウィーブは真央ちゃんが一番の広告塔です。
たぶん今後も、真央ちゃんがスケートをやらなくなっても、ずっとスポンサーだと
豪語しているため、他のフィギュアスケーターの入る余地はありません。
昌磨には悪いが、名古屋・フィギュア・トイプー・睡眠と揃っても
無理なんじゃないかな、と改めて思いました。
2. 海外のスケーターでは、アメリカのアイスダンスペアのメリル・デイビス&チャーリー・ホワイトがたしかアンバサダーでした。
今はどうかな、と調べてみたけど、今HPには載ってない。
ただ、確か平昌の時には、まだメリチャリだったはず。
その時、賢い高岡社長がネイサンに眼を付けないはずがない。
これからもっとアスリートにアピールして、テニスだけでなく、冬のスポーツも念頭においていたに違いない。
日本国内は、浅田真央で事足りる。
しかし海外戦略ではその国にアピールしないといけない。
そう、資生堂がヨーロッパ戦略において、アリーナ・ザギトワをアンバサダーにしたように。
ここは人選をしっかりしないといけない。
なぜなら、リオ五輪でエアウィーブは電通のミスでかなりの損害を被っているからだ。
南米から北米への戦略を考えていたろうに、ここで大きく出遅れる。
次は東京五輪にかけてもいたはずだ。
そしてその次の北京にも。
正直、ネイサンも大学に入る前は、一日10時間は寝ないといけない子だったので、
エアウィーブで疲れを取るといい、とずっと思っていた。
ただ、すでにメリチャリがいるのに、理由付けが必要だよな、とも思っていた。
そこでスカラシップである。
さすが高岡さん。スポンサーとなる、という手法ではなく、
あくまでスタンフォードの研究室とイェールのネイサンに睡眠とスポーツの研究をさせるということと、スポーツと学業を両立しているアスリートを支援するという
理由をつけて、見事ネイサン・チェンをエアウィーブに引き寄せた。
2019年のアイスショーといえば、THE ICE。
あの時からスポンサーにもエアウィーブが入っていて、新潟公演には真央ちゃんも裏方で見に来ていた。
真央ちゃんもネイサンを応援しているから、お墨付きも取れただろう。
そして自身も勉強していたスタンフォードにも了承を得て、この運びになったに違いない。
調整に時間がかかったのかもしれないが、見事やり遂げた。
これで東京五輪の後、北京でネイサンが金メダルを取れば、エアウィーブももっと
アメリカで注目を浴びるだろう。
いくらフィギュアが人気のないスポーツでも、五輪の影響力はすごいものがあるから。
そして、学生をサポートするというCSR活動の一環にもしてみせた。
お見事、というしかない。
もちろん昌磨の知名度も捨てがたいが、エアウィーブはもともとIMGのアカデミーでもサポートしているし、ネイサンもIMG所属だ。
と、いうことで今回エアウィーブはネイサンで行かせてもらうことにした、と
考えるに至るのである。
でも、まだ希望は捨てたものではないかも。
自分のデータを取り切ったあと、ネイサンが今度は昌磨を研究する、という
こともあるやもしれない。
Emmaちゃんにたたき起こしてもらって、ネイサンが昌磨でデータを取る。
アップロードチャンネルでもやれそうな企画だ。
冗談はともかく、今回は高岡さんの手腕に恐れ入ったのである。
【今日の独り言】
これでネイサンも北京後もフィギュア界につなぎとめて置けるかも!
とほくそ笑むのは私だけだろうか。