東京パラリンピックも終わり、いよいよ粛清の秋となってきた感がありますが、
フィギュアはこれからがシーズンです。
国内大会のエントリーも出そろって、いよいよという感じ。
シングルの方は、げんさんサマーカップで、おおよそのプログラムを見ましたが、
まだ、ペアやアイスダンスのペアは見れていません。
先週末に、19th Annual Labor Day Invitational
という試合に、村元哉中・高橋大輔ペアが出場したとのこと。
今シーズン早くからの試合に出場した彼らに、今シーズンへの強い意思を感じます。
ＳＰは以前から発表されていた「ソーラン節」
かっこいいアレンジになっていると本人たちも言っていたけど、
どうなんだろう、と正直思っていました。
ソーラン節・・・
私が幼稚園の時、夏のお誕生日を迎える子たちで、発表会があって
頭に鉢巻を巻いて、踊った記憶がかすかにあります。
今の子たちはわかりませんが、昭和生まれの人間には、体に染みついている
このリズムとメロディ。
音楽と、日本の食文化、仕事の文化が交錯した、まさに「日本」という音楽です。
これを世界がどう評価するか。
正直、羽生さんの「ＳＥＩＭＥＩ」も、評価はされていますが、一部の海外の
人達からは 「良くわからない」という音楽でしょう。
その国で育ってきた文化が、違う国で理解されるのは、難しい。
さて、それをどう納得させるのか。
私もリアタイはできませんでしたが、動画をアップしてくださる方のおかげで
ＲＤ、ＦＤともに見る事ができました。
演技について・・・
「ソーラン節」にしてはかっこいいものに、なっていました。
音楽の編曲も、振り付けも。
まずスタートポーズが、かっこいい。
実は、私、日本の音楽のリズムでアイスダンスというのは、
あまり得意ではなかったのです。
でも、これを見た時、
「なかなかいいんじゃないだろうか」という事。
一緒にYoutubeで見ていた母も
「なかなかいいね。和のプロも」と絶賛。
ヒップホップの白鳥の湖ほどの衝撃ではないですが、
かなりの衝撃です。
あのソーラン節がこんなに変わるのかと。
あと、びっくりしたのは、高橋大輔選手の進化です。
全日本ではリフトも哉中ちゃんが主導権を握っていたし、
ツイズルは少々苦手な感じでしたが、それもかなり改善されていました。
高橋大輔選手もひとまわり身体が大きくなっていた感じでしたので、
かなり筋力強化されていますよね。
かなちゃんもきっと安心感を持ててる感じがある。
魚を釣るようなリフトも半年前からすると、かなり力強くなっていて、
見ていて、安心感がありました。
半年前は、ハラハラするところもあって、そこが眼を離せないところでも
ありましたが、今回はツルっと見れたような印象です。
ひっかかるところがなかった、という感じでしょうか。
「ラ・バヤデール」も進化していました。
ひとつひとつのポーズに安定感があるのと、二人の距離感が安定していて、
スケーティングが力強くなっていました。
まだリフトがちょっと不安定なところもあるけれども、
こちらも、ハラハラせずに見られた。
これはすごいことですよね？
なので、私自身も高橋大輔が初心者ということを忘れてしまっていました。
きっとジャッジも忘れていたと思う。
ＮＨＫ杯、全日本の時の方が気合が入っていたとは思います。
初戦だったし、試合の大きさが違う。
でも、シーズン初めとしてはびっくりする出来でした。
この二つがブラッシュアップされたら、どうなるんだろう。
正直、点数は出過ぎかもしれません。
でも、このペアに期待感を持ったジャッジは多かったんじゃないでしょうか。
だから点数も出た。
しかし、今シーズンはオリンピックイヤー。
みんな気合入れて点数出してくると思うのです。
でも、この動画を見て思ったのは。
かなだい、北京行っちゃうんじゃね？
でした。
全日本チャンピオンのチームココの今年のプロを、まだ見ていないのですが、
そう思わせてしまうほどの出来栄え。
だって、これからまだまだブラッシュアップするんでしょう？
でも、きっとチームココも負けじと、練習しているに違いない。
全日本では、この対決が見られるのね・・・・
ああ、楽しみで仕方ない
フジテレビさん、アイスダンス、ちゃんと放映してくださいね！！
