これを逆転優勝と言わず、なんと言おうか。
ショート7位。
第二グループでもないまま、かつてないミスで終えたSP
ただ、彼の能力が最大限にFSで発揮出来、他の選手がミスしてくれれば、
優勝もあるかな、とは思っていました。
現実、計算しませんでしたか?
ボーヤンのSP引くゆまちのSPの点数を。
17.36点です。
FSでは、すべての選手に対して、この差を埋めないと優勝できない。
女子FSを見た後、仮眠して男子FSを見たものだから、
眼がショボショボしていて、第一グループは、ゆまち以外はあまり
覚えていません(すいません、あとでアーカイヴを見ます)
しかし、眠気は吹っ飛びましたね。
落ち着いた表情。
これで、「イケルかも!」と思いました。
対して、SPの表情。
少しひきつっているような口のゆがみです。
気になりました。
滑り出してみたら、最初の4Sはひやっとした。
そのあとは、なんとか着氷をこらえていたが、自慢の柔らかい膝で
持ちこたえた感に見えた。
昨日の不安はどこへやら。
疾走感のあるスケーティングにジャンプ。
あれよあれよと言う間に4分間が終わっていた。
完璧、とまではいかなくても、今できるゆまちの最高プロ。
結果、197.49というハイスコアを叩き出した。
当然現時点で第一位。
そして第一グループが終わり、第二グループになっても、
一向に抜かされる事はなかった。
SP7位からの逆転です。
この完成度で、この点数。
完璧になったら、一体何点を叩き出すのか。
そうしたら、ネイサンを越えてしまうかもしれない。
表彰台の真ん中に立ちたいと言っていたゆまち。
全日本も、ワールドもストッパーがいた。
でも、初めて真ん中に立った。GPS
コリヤダ君の安定の仁王立ち。
ジュニアでも真ん中に立てていなかったけれども(ユース五輪除く)
それをシニアで早くも達成した。
どんな景色が見えただろう。
今シーズン初めて流れる「君が代」
次はNHK杯で聞けるように・・・
それにしても。
ゆまちの表彰台は、昌磨を若干彷彿とさせるものがある。
役に立たない表彰台の高さといい。
メダルの裏表を気にしたり。
言葉がわからないせいか、妙にきょろきょろしたり。
大丈夫です。(たぶん)表です。
先輩が堂々と失敗しているから、間違えないようにしないと。
これからフランス杯、GPF(たぶん)全日本など、試合が立て続けに
予定としてある。
そしてやってくる北京五輪。
一番てっぺんの景色を見るための、旅が始まった。
さあ、出発です。
どこまで行くのか、行けるのか。
神のみぞ知る。
ファンは、正座して待っているしかない。
【今日の独り言】
朝も眠いがエキシも眠い。
それはそうと、ゆまちはこれからフランスにインかしら?
ぱぱちも同行?
二人の連戦も長い旅です。