全米男子SPが終わりました。
全米男子の底力を見たようで、北京五輪、日本男子もうかうかしていられない
と身が引き締まる思いです(私が引き締めても仕方ないが)
ネイサン、過去最高難度のSPをぶっこんできましたね。
待ってました!と言わんばかり。
これには解説の杉じいも赤平さんもまた、笑うばかり。
軽々とこなしたネイサンに感動しつつ、安堵しました。
今回の私の二つに心配は、
ネイサンが後半に4Lz-3Tを入れられるか。
ネイサンの衣装がどうなっているか。
でした。
(それだけかい!)
まず、6練の時に来ていた黒白のお衣装。
良く見ると上がジャケットでした。
羽織っているもので、そのうち脱ぐかと思いました。
しかし、彼はそのままスタートラインに立ったので、これが
衣装であると完全理解しました。
普通のイケメン兄ちゃんの衣装やん・・・・・
ラ・ボエームの衣装と言えば・・・
【ヴェラ以前】
【ヴェラ以後】
今回「ネイサンが衣装!」とTLがざわついていたのですが、
私はたぶんこれが衣装だとは思っておりません。
動きやすいので借りたとか代用した、に違いありません。
だって、ラ・ボエームですよ?
そしてヴェラが付いているのですよ?
これで終わるはずがない。
まとまってはいて、普通ですが、どこかのジュエリーショップの店員みたいな
衣装では、五輪には臨めません!(個人的意見です)
せめてどこかに赤を入れてほしいと思うのは、個人的な好みでしょうか。
たしかに「ヴェラ後」の衣装は、ラ・ボエームもへったくれもあったもんじゃないけど、動きやすさは素晴らしかったと思います。
まだまだ衣装が点数に響かない程度なので、ネイサンの素晴らしい演技を
円滑に進める事ができる衣装プリーズ。
そしてもはや、普通の衣装では「なんだ」とがっかりしてしまう自分がイヤです。
全米は仕方ないでしょう。
全日本のように、ナショナルで色々試さないといけないので、お楽しみは
北京に取っておきましょう。
そしてこれが肝心!!
演技!!
TES 66.93なんて・・・・
すごすぎる。
GOEってもっとついても良くないですか?
全米は爆盛と言っていましたが、私はこの間の全日本王者の方が爆盛に感じました。
基礎点が4点も違っているのに、総合得点がそのままもしくは、それ以下しか差がない。
難しいジャンプをミスなく、かつ完璧に滑ったら、GOEにも差があっていいはず。
という事で、全米はネイサンに少々辛口と判断します。
(全日本がどうとかは、もう言わないよ)
という事は国際ジャッジにも、同等くらいの点数がいただけると信じます。
そしてネイサンも初めての構成だから、ちょっと慎重になりすぎていたかも、だしね!
朝から素晴らしいものを見てしまいました。
しかし、ネイサンがこの構成にしてきたのは、対羽生と杉じいと赤平さんがおっしゃっていましたが、少しはそうだとは思いますが、それだけではない、という事を
ネイサンの演技前後に私たちは知る事になる。
1. Nathan Chen - 115.39
2. Vincent Zhou - 112.78
3. Ilia Malinin - 103.46
4. Jason Brown - 100.84
なんと100点台が四人もいるのだ。
全日本は二人に対して、こちらは4人。
ネイサンも五輪代表になるに、戦々恐々としている訳だ。
一位でなくてもたぶん選ばれるはずだが、全米で結果を出して五輪代表に選ばれたいと言っていたネイサンである。
全米男子は、今までの通常運転で、一位通過ができないくらいのレベルになっているのだ。
ちょっと盛ってる?という選手がいたとしても、100点を出すにはそれ相応の演技でないと納得感がない。
全米男子のSPはそんな演技が続いたのだ。
日本男子よ。
ネイサンは最強ではあるが、ネイサンだけを見ていては足をすくわれる。
各々抜かりなく、お願いしたい。
それにいち早く気が付き、反応しているのは、ほかならぬ昌磨である。
「5クワドが基本でないとトップと戦えない」
言い回しはこんなんではないですが、内容はこんな感じですね。
故障した部分はどうやら完治はしていない感じはしますが、
怪我をしてないアスリートなぞいないと思うので、なんとか
持って欲しいですね。
SPでこれだけドキドキしているので、今夜から明日の早朝にかけて
私の心臓が持つかどうか、です。
しかし、その目をしっかと開けて、ネイサンが表彰台の中央に立つのを見たいと
思います。