震えましたね。
6分練習でリンクインした時、
コールされた時。
ともにネイサンと昌磨の出番の時です。
まず、昌磨です。
正直、この試合前の扱いはどうなの、とは思っていました。
幸い、名古屋なんで、連日地元番組では「しょうましょうましょうま」ですが、
全国版とかネットニュースになると、とたんにふちに追いやられる感がある。
いえね。
いいんですよ、それはどうでも。
でも、特定の選手(それにまだ北京入りもしていないそうではないですか)に
偏った報道とか、もう、面白くない。
フィギュアは羽生さんだけでない。
日本だけでもない。
ペアもスイハン見て驚くな。
アイスダンスは、パパシゼみたら、拝みたくなるそ。
ワリエワ見て、絶望するぞ。
と、いう事で団体戦男子SPの宇野昌磨選手です。
びっくりしました。
スタート地点からあれだけ落ち着いているのも久しぶり。
というか、昌磨がいつもの昌磨であるので、まず一安心。
冒頭の4F。
そして戻ってきた4-3
最後の素晴らしい3A
そして何よりも、音楽が衣装を着けて氷上に表れたようなスケート。
仕事中にも関わらず、小さい拍手。
リンクからあがって、応援席に行く途中、カナダの応援席から
「beautiful!」と声掛けが。
そうなんです。
美しかったのです。
リンクからあがるとただのゲーム好きの青年が、(そのゲームも強いのだが)
リンクにあがると、音楽の化身となる。
本当に、MAGIC、そしてMIRACLEです。
結果105.46の自己ベスト。
日本のエースは、先陣を切って、日本チームに勇気を与えました。
そしてアメリカのエース。ネイサン。
完璧でした。
ほぼ、完璧だったと思います。
ラ・ボエーム
4F
3A
後半に4Lz3Tのコンボ
スピンステップすべてレベル4
結果 117.71 自己ベストです。
緊張しましたよ。
もちろんネイサンも緊張していたはずです。
スタートの時、顔がアップになりましたが、いつもより呼吸が荒かったです。
(マスク練習のせい?)
きっといつもの試合より緊張が激しかったはず。
だって、前の五輪はSPがすべての敗因だったから・・・・
正直、これを失敗したらどうしよう、と思っても仕方ない。
それも杞憂に終わったのですが。
でも、なじみのあるプロに変えてよかったと思います。
ワールドがなくなったので、ラ・ボエームとロケットマンの集大成も
観れていなかったし。
このプロはネイサンが入り込めているものなんだと痛感しました。
よく、羽生さんに比べて、と言われる演技力。
ラ・ボエーム見たら、そんなの吹っ飛びますよ。
大げさな感情表現は普段でも得意でないですが、(アメリカンなのに)
内面から出てくる、憂いと、切なさが目いっぱい出ていて、
切なくなります。
ネイサンの音楽との融和性は、リズム感かな。
聞いてから動くのではなく、昌磨とはまた違った音楽表現。
控えめだけど、地味でもなく、しっとりと。
加えて技術は鬼構成。
本当になんで世界新を出さないの!!とプンプンしていましたが、
よく考えたら、これから個人戦がありますものね。
出すとしたら、ソコですよね。
ザギちゃんも珍しくストーリーにあげていました。
そうだよね、懐かしいよね
初日からこんな神演技見ていいのかしら・・・と思うほどです。
ああ、GPFでこれを見れたかもしれない・・・と思うと
また別な感情がこみ上げてきますが。
特にネイサンは、今シーズンで引退かもしれません。
試合を観るのは、五輪が最後かもしれない。
ワールドはあったら、出てくれるとは思うのですが、
これだけオミクロン株の感染が広がっていると、また中止の可能性も
否めない。
ドキドキして見れない、とつい思ってしまいますが、
もう見れなくなると、自分に言い聞かせ、眼をかっぽじって
見る事にします。
順位は、団体戦なので、一人の結果でどうとなるものではないですが、
アメリカも日本も両エースの働きで、好発進です。
あさって。
女子は誰が出るのか。男子のFSは誰なのか(決まってるやん)
楽しみです。