とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

競技の発展と、解説と報道

スポーツを楽しむためには、ルールを理解することが重要だと思うのは当たり前。

 

たとえば、スノーボードでも高く回転していれば、「すごいな」とは思うが、

どの技がどの程度すごいのか、判断つかないと漠然とした感想だけで

終わってしまう。

 

今回の平野歩夢選手のハーフパイプの決勝をライブで見た。

解説者の言う通りであれば、2回目は、「世界最高峰の構成」だった。

 

それが認められず、3回目に持ち越された。

 

3回目は有無を言わさない完璧なもので、見事金メダルとなった。

 

翌日だったか。

成田童夢さんが、この平野選手の2回目の点数に対して、

どうして点数が付かなかったか、自分なりの解釈で解説してくれた。

 

どうやら、着地した際のボードの先と雪煙の量だということ。

たしかにフィギュアもグリ降りとかの回転不足。

着氷で氷のしぶきが多すぎないといい、というのがあるので、

私的には、すごく腹に落ちた。

 

その後、ハーフパイプを見るとき、それを思い出してみていると

より理解が深まった(気がする)

 

これを後で平野選手が聞いたら、納得すると思う。

 

単純なタイムレースでも、フライングはあるし、サッカーだって

オフサイドがある。

オフサイドなんか、W杯を何回か見るうちにわかったから、

大きな競技イベントは必要だと思った。

 

競技を広めるのは、五輪という大きな大会だが、理解を深めるのは、

専門的な知識をより、観ている人に伝える事ではないのか。

 

いくらすごい技でも、ミスがあったらきちんと伝える。

 

それが究極的には、競技への興味と理解が深まり、

競技人口を増やし、発展させるものだと思う。

 

そのあとにこんな記事も出ていた。

news.yahoo.co.jp

こちらはまた、技の多様性(右回転と左回転)をもって、点数が決められたのではないか、という意見。

これには、「だったらなんで3回目は高得点だったんだよ」というツッコミは

あるかもしれないが、批評はたくさんあってもいい。

貶めるような内容でなければ。

 

これが風通しのよい競というものである。

 

なんのバイアスがかかっているのか、ルールに詳しい人が聞いたら

疑問視されるような解説とマスコミ報道の扱いはごめんだ。

(フィギュアです)

 

五輪というのは、アマチュアスポーツの最高峰だ。

プロスポーツはサッカーだったら、ワールドカップ。

ゴルフはマスターズ、全英、全米など。

テニスもグランドスラムがある。

 

でもアマチュアはやはり五輪なのだ。

なので、その大会はいつもより多くの人の眼に触れる。

その時に良い成績を収める事は競技の普及には役に立つ。

でも理解は、競技する選手だけでなく、報道と解説者にも責任が生じる。

 

そしてアマチュアスポーツ選手への最大のご褒美がメダルなのだ。

 

だからメダリストに対して一定以上のリスペクトは必要だし、

きちんとメダルを授与させてあげないといけない。

 

もちろん、大技にチャレンジした選手にもリスペクトは必要だが、

結果を残した選手以上に与えるのは、競技の理解と信頼感に問題が出てくる。

 

 

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真央ちゃんのソチフリーは、日本女子の最高順位だったから、妥当だと思っていた。

これがやはり日本女子でメダリストがいたら、あの報道はいかがなものか、と

思ったと思う。

(羽生さんは二連覇はさんざんもちあげられたからヨシ)

 

 

今回の五輪は色々問題が起きているが、都度、ルールとか禁止条項とか

ドーピングとか、取り扱う時間が多かったので、理解は深まったとは

思う。

 

選手にとっては、どういう五輪だったかは、後で総括しないといけないとは思う。

 

後の祭りにならないといいが、と激しく思う。

 

【今日の独り言】

今日のエキシビションがどうなるか、興味津々である。

 

 

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