ウクライナ情勢を鑑み、態度を保留していたＩＳＵはＩＯＣの声明に同意し、
ロシア・ベラルーシの選手を世界フィギュア2022に参加できないと発表。
当初はロシアという国名を使うな、程度だったような気がしますが、
さすがにここまでくると、参加させる訳にはいかなくなったのか。
しかし、ロシアという国、いや、プーチンだが、
さすがのヒトラーもベルリンオリンピックが完全に終わってから
だったが、まだパラが始まる前に始めるとは。
それだけウクライナのＮＡＴＯ加盟について、まったなし、だったのか。
しかし、ソ連の時代には考えられなかったくらい、ロシアの国際社会上の
比重となっていますね。
エネルギー、原材料、そして宇宙開発や色んな分野において。
キューバ危機の時代とは違う。
そして北半球の紛争に心を痛めて、かなり衝撃を受けている人も多いと
思う。
私も同様だ。
第三次の大戦になったらどうするのか、とか、そうした場合に
日本は、それでも非武装を続けるのか、とか。
先の大戦で日本は大きく傷つき、考えを改めた。
憲法も改正した。
ただ、70年以上の前の憲法、しかも戦勝国に決められたものを
今そのまま使い続けるのか、改めて考えなおさないといけない時期に
来ていないか？
誤解を解くために記すが、私はものすごい戦争反対者だ。
高校でもかなり戦争について考えさせられる事が多かったし、
小さいころからアンネフランクとか、夜と霧とか、興味深く読んでいた。
あんな事は二度と起こしてはいけない。
自分たちの時代に起こった事ではないが、それこそ本と映像の知識だけでも
ぞっとするような事ばかり。
殺戮も恐ろしいが、一番怖いのは戦時下の人間の狂気である。
虐げるもの、虐げられるもの。
人間としての尊厳とか、重要なものがガラガラと崩れていく。
ただ、生きるためだけに人を殺し、物を破壊する。
地球上で戦争・紛争が絶えた事がない。
ただ、北半球の先進国で起こっていないだけだ。
中東、アフリカでは相変わらずドンパチやっているし、
民族紛争も当たり前だ。
ただ、関与していないだけだ。
その紛争とコロナのダブルパンチで珈琲も値上がりしているし、
南アフリカのワインも滞りつつある。
そうだ。航空機もロシア上空を飛べなくなるのか。
再びアンカレッジ経由が復活してしまうのか。
あとは、なんだろう。
通貨、エネルギー、ＩＴ、多岐に渡るだろう。
ウクライナの問題は大きい。
ただ、戦争はこれだけではないのだ。
平和ボケしないように、各々考えていかないといけない問題だ。
先人の起こした戦争体験が薄れてきたころ、また私たちに
突きつけられる問題なのだ。
そして、これでワリエワのドーピング問題がまた、うやむやになってしまいました。
たぶん組織の問題が大きいと思うのだけれども。
戦争のせいで参加できず、というのとその問題のために、では
やはり違うと思う。
うやむやにせず、きちんと究明してほしい。
ただ、それ以外にひとつ疑問なのは。
ロシア女子がドーピングして、良い成績を修めるとする。
ロシア男子はどうなんだろう。
同じようにやらないのか？
（いや、やってはいけません）
【今日の独り言】
こうなると、コロナでＧＰＦが中止になったり、コロナに罹って出られなかった
コリヤダ君、個人戦に出られなかったヴィンスなどの事を考えると
心が痛い・・・・
