7月19日は、デニステン選手の命日です。
彼が何も言えずにこの世を去ってしまったのは、とても無念であったことかと
思います。
彼が危篤だというニュースで、カザフスタンの大使館に献花に行った私の友人もいた。
SNS上で悲痛な叫びを数々見て、
彼がいかに愛されているか、というのを改めて知ったという事でもありました。
彼のスケートは、気品に溢れていて、そしてとても、ダンサブルだった。
さいたまワールドを思い出すとき、テン君のブースでローリーが泣いていた
ところを思い出す。
タラママも、ランビも、みんな、みんな、テン君を愛していた。
とどめが、トゥルシンバエワちゃんのエキシ。
テン君のためのプロ。
そして、何も言わずにディズニーオンアイスで滑った昌磨。
THEICEでテンくんのプロを滑った、アリエフ。
カザフでコーチをした、ヴォロノフさん。
テンくんの追悼のポエム(?)を出したランビ。
フランス杯で目を赤くしながら、テンくんに思いを馳せるジュベール。
みんなみんな、テン君を愛していた。
運命と寿命というものは、なんと残酷か。
どんなに願っても、その命を奪っていってしまう。
思っていた以上の人々の悲しみに触れ、自分の悲しみも一層深まり、
人の価値というのは、死んでからという小林秀雄をより理解できた気がする。
そんなテンくんが召されて、早四年。
神様に愛されて、他の人より早く天国に行ってしまったと思う。
きっと天国でも、みんなに愛されて、素敵なスケートを滑っていると思う。
7月19日は、カザフスタンの英雄、デニス・テンの命日です。
ただひとつ。
嬉しい事といえば、棋界の宝、藤井聡太の誕生日。
(フィギュアには全く関係ないですが)
悲しい事と嬉しい事は、奇しくも同時に起こってしまうこともありますね。
せめて7/19はひっそりと誕生祭と命日のために、祈っていたかった。
そういう訳にはいかないというのが、世の常であるのだが。
でもいまだにわからない。
なぜ彼があの若さで、あのような死に方をしなくてはならなかったのか。
【昨日の独り言】
そして、それ以外にも嬉しい事もあったりした昨日だったりもするのだ。