みなさま こんにちは。
今のTHE ICEは昌磨座長。
本人は、名ばかりの・・・と言ってますが、なんの、なんの。
恐ろしいほどの気迫で、ショーなのに、一人試合やっているかのようでした。
今年は、ＰＩＷでＳＰを。
THE ICEでＦＳをお披露目するとなっていました。
まぁ、そうは言っても、ほとんどのスケーターは、ＳＰとＦＳは交互に
滑っております。
昌磨もそうするかな、と思っていました。
（だって全公演滑るなんて、書かれていなかったもの）
私たちからすると体感30秒ほどのＦＳですが、4分を30秒に感じさせるには、
ものすごいパワーがいる事です。
愛知公演では、怪我をしそう、だったという事で、ＳＰを滑りましたが、
それも別に問題ない、と思っていました。
まぁ、それに対してクレームを入れている人がいたらしく、
それから昌磨は気が狂ったように、ＦＳを滑り続けました。
ショーを重ねるうちに磨きがかかるのは、いいのですが、疲れも相当たまってきている
感じで、最後には、「もう、やめて！」という感じまできてました。
大阪楽は、眼の前でジャンプだったりスピンなどが見えましたが、
ああ、転びそう、というところでも耐えに耐え、転倒なしで、演技を終えました。
暗がりで、なかなか立ち上がれない昌磨の影を見て
「良かった・・・転ばなくて。怪我無くて」
という気持ちと、何かすごい気迫と演技を見てしまったという気持ちで、
胸がいっぱいでした。
アイスショーなのに、4回転を4本も跳ぶ昌磨。
眼の前でフライングスピンに入る時の、鬼のような（綺麗な顔だけど）形相の
昌磨。
スピンの時に必死に回っている昌磨。
それでも最後は立ちあがり、今までの事はなかったような顔をして
挨拶をする昌磨。
周囲は総スタオベです。
みんなが、都度声にならない声を漏らしておりました。
私はネイサンファンですが（くどい）
この公演のトリは、やはり昌磨でなくてはならないし、昌磨が
きちんと締めているのを感じました。
ちょっとやそっとのスケーターでは、ネイサンのモーツアルトに負けてしまう。
今、この時点で、戦えるのはやはり昌磨しかいない。
こんな演技を見せられていたら、昌磨のファンになってしまうではないですか。
そんな昌磨が、ラストの周回では、何事もなかったかのように、ニコリとお手振り。
いつも思うのですが、昌磨は一人一人の眼を見るんですよね。
だからこちらから積極的に見に行かなくても、私でも眼が合う。
向こうもテンションが高くないから、こちらも落ち着いていられる。
ネイサンなぞは、シャイなのか、視線を外す時がある。
それは、ネメシスバナーをずっと揚げている私への抗議なのか。
（そんな訳ない）
それとも「こいつ、またいる・・・・」と思っているのかわかりませんが、
そういうネイサンを見ると、バナーを揚げている自分がいけないような気がして、
ちょっと申し訳ないような気になるのです。なんでかわからないけど。
（それは自意識過剰というものですよね）
昌磨は危険です。
至近距離で見ると、（そうでなくても、とおっしゃる方多数でしょうが）
かなり綺麗な顔にやられます。
名古屋スケートフェスの時、氷上席で友人と見ていたのですが、
昌磨がそばにきて、ニッコリと笑ったら、年甲斐もなく、ドキリとしました。
話はそれましたが、昌磨は新しい形の座長でしょうね。
みんなを引っ張るんではなく、自然と進んでいくようなスタンスの座長。
しかし、座長としての責任感はすごい。
ラスト2公演の時の男子のグループナンバーの時、
もう、肩で息をしていて、暗闇では辛そうでした。
明るくなったら、ニッコリしていましたが。
圧倒されます。
ロコでも思ったのですが、昌磨は人間の多面性を出せる稀有なスケーターなのでは？
まだ幼い少年のような昌磨。
狂気を孕んだ青年。
青い王子、ギリシャ彫刻のようなスケート、フラれる曲なのに、喜びを演じられる
原始的なリズムを体現するスケートなどなど。
ランビの言っていたように、これからも昌磨からいろんな面が引き出されていくのかな。
楽しみだな。
【今日の独り言】
でも、怪我だけは気を付けて欲しいですよね。
といいつつ、最終日、宇野昌子が出てこないかな、と
ちょっと期待したのは、私だけでしょうか・・・・
かなり酷なお願いでしたけど（笑）
