とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

GPF、女子悲喜こもごも

グランプリファイナル女子のこと。

 

結論から言うと、三原舞依ちゃんが優勝して、SPで一位だった

さかもっちゃんは、大きく順位を落として5位。

 

同じ中野組で明暗が分かれてしまった。

これは、今回に始まった事ではないのだが。


これまで、最初にシニアで結果を残したのは、舞依ちゃんだったが、

平昌(枠が2)と北京(枠が2)に対して、ちょっとのところで足らなくて

五輪に行けなかったのは、舞依ちゃん。

代表の座をつかみ取ったのは、さかもっちゃんだった。

     


舞依ちゃんは、意外にもファイナルが今シーズン初めてだったとのこと。

結構ロシア勢が上位を占拠していたので、ファイナルに食い込むのは、至難の業だった

これまでのシーズン。

 

今回のアサインも舞依ちゃんにはなかなかしんどいものだった。

グランプリシリーズのアサイン日程が後半のため、地方大会は出場しないと

全日本出場の免除にならないので、それも出た後、イギリスとフィンランドへ。

 

夏の間、ショーにも出ていたし、そろそろ体力にも限界がやってくるのではないかと

心配している。

 

今回の試合は、みんな拮抗していて、ミスをしたら負け、という感じだった。

その中で、ミスを最小限にとどめ、滑りきったものが勝った。

それが マイ・ミハラだったのだ。

 

たぶん最年長だったが、それでも強い意志を持って滑り切った。

 

そして、今回の優勝は四大に続く重要な国際大会の優勝だ。

 

一位がいれば、二位になる選手もいる。

枠というのは決まった数しかなく、競技である以上、順位を定めなくてはならない。

 

今回は、さかもっちゃんにミスが出た。

NHK杯の時にしていた、テーピングは外れていたけど、SPもFSもスピンとかの

レベルが落ちていた。

これが故障によるものなのか、単純に練習不足なのかはわからないが、

今回の結果によって、火が付くと良いと思う。

 

世界王者になった翌年とか、やりきった後というのは、若干の燃え尽きと

自信がある。

それが良く作用すればいいが、悪く作用するとスランプに陥る。

 

今回は、どちらのケースなのか、知るのは本人とコーチのみぞ知る、というところだが、かなり難しいプロだから、完成するのは、シーズンのクライマックスではないかと

思っていた。

 

怖いのは故障である。

 

これらは、全日本が終わったくらいには明らかになるのかも。

 

ただ、今回、舞依ちゃんが金メダルを獲ったため、代表争いに大きくリードできたかもしれない。

ただ、あくまで全日本が良かったら、という事が重要なのだが。

 

あくまで代表選考会である、全日本は出場はもとより、そこでの成績を

重く見る。

(そうでない選手と、そうである選手がいて、不公平感も若干感じるが)

今回台乗りすれば、世界フィギュアへの道が可能性がぐっと高まる。

 

むしろ選ばれなければ、精神的に耐えられないと思う。

 

選手にとって、試合結果より酷いと思うのが、選考結果だといつも感じる。

選考条件に達していても、

 

どの試合でも笑顔と涙は表裏一体。

ほんのちょっとのタイミングでどちらに転ぶかわからない。

そのタイミングを外さないために、選手達は日夜努力し続ける。

 

 

今回、他にも、イェリムちゃんも、明らかにベストパフォーマンスではなかったし、

イサボーちゃんも、ベストではなかった。

ルナヘンも、ちょっとミスが出た。

倫果ちゃんは、まずまずと言ったところかもしれないが、

ノーミスを続けるというのは、難しいのだ。

 

次は全日本。

あと二週間弱のこの厳しい日程で、どう調整していくか。

 

舞依ちゃん優勝で嬉しかったけれども、さかもっちゃんと一緒に台乗りできなかったのは、ファンとしても、本人たちとしても、とても残念だったが、それは全日本まで

取っておきましょう。

 

 

 

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