いや、ものすごい緊張感の中、女子FSが始まりました!
今年はジュニアの躍進もあり、若干シニアの活躍が霞むかな、と思いましたが、その中でも素敵な演技が多々ありました。
個人的に嬉しかったのは、山下真瑚ちやんと、松生理乃ちゃん
点数的にはあまり出なかったけど、彼女達の本来の滑りが戻りつつあるような演技でした。
まこちゃんは、得意のダイナミックな3-3
理乃ちゃんは、ジャンプもさることながら、叙情性豊かな美しい滑りが。
リンクからあがって、まちこ先生のハグで、また涙。
全日本という大舞台でこのような演技が出来たのは、来季にも繋がるのでは、と期待が高まります。
あと、ビックリしたのは、青木祐奈選手
ジュニアからあがってきた、と思っていたらなんとなくそのままあがりきれずにいて、どうなるのか、と思った矢先、この大会のFSはとても素晴らしいものでした。
さすがシニア、と思わせる指先まで行き届いた演技でした。
私のスタオベした選手のひとりです。
その後、ジュニアの神演技が続きましたが、客席の環境で、集中できず、そして結構ドン引きしたので、自宅に戻ってから、再度見返そうと思います。
そして、ラスト二選手
三原舞依、坂本花織。
ミスもあり、順位が激しく入れ替わる中、どうなるか。
まずは三原舞依選手。
リチュアルダンスの音楽が、会場を満たしたあと、音楽に寄り添ったスケートが会場を支配します。
昨年の全日本は、ラストの少しのミスで、五輪代表が指先から零れてしまった。
そんなすごいプレッシャーの中、彼女は美しい音楽と共に滑り続けました。
最後のスピンから、拍手が鳴りやまず、軽くガッツポーズ。
眼が潤んでいました。
145,23 合計219,93 1位で坂本花織選手の演技を迎えました。
そして、これまたものすごいプレッシャーの中、最終滑走に挑む坂本花織選手。
まずは、冒頭の2A
ものすごい幅と素晴らしい着氷
そして、今シーズンなかなかノーミスできなかった、新しいFSをそれまた、どんどんと成功させていきます。
会場は、ときには静粛し、時には拍手で彼女を称えつつ、演技は後半に。
GPFの時はうそだったかのように、次々とジャンプを決め、難しいステップを踏んでいく姿に、会場は固唾を飲んでいました。
最後のループを決めた後、スピンの間、ずっと拍手が鳴りやまなかった。
素晴らしい演技でした。
中野組の二人、SP,FS共に見事なノーミスで、表彰台ワンツーです!
思えば
平昌のときは、枠が2つで、涙を飲んだ舞依ちゃん。
北京は、たったひとつのミスでまた見送りになった。
それを乗り越えた。
本当に強い。
さかもっちゃんは、GPFで結果が出ず、世界女王としてのプレッシャーをはね除け見事優勝。
本当に強かった。
二人はずっと一緒に世界の舞台で闘いたかったけれど、なかなか叶えられなかった。
その願いがようやく昨夜結実。
かつてないほど、感動的なラストでした。
これで、この二人のワールド選考は間違いないでしょう。
後ひとりが、難しいところになってしまいました。
まあ、それも致し方ないことですが。
他にも色々ありますが、まずは現地から以上です!
これから、ペア、男子FSの会場に向かいます!
今日も熱戦となるでしょう!