シーズンも終わり、次のシーズンに向けて、スケーター達は動き始めている。
ちょっとびっくりしたのが、駿くん。
モントリオールにいるのね。
一緒に映っているのは、マリーさんたちと、さかもっちゃん。ＪＬＢさん、
ギョームにカムデンにネイサン！！
なんて豪華なメンバー！！
振り付けなのかな？
どちらにしても、みんな攻めているなぁ。
そして引退する選手もある。
もう来年は、キーガンは見られない。
ただ、ワールド、国別などに出てくれて、お別れはきちんとできた気がする。
そうこうしているうちに、カナダのＳＯＩにパトリック・チャンが出場すると
いうニュースと、取材記事を見た。
平昌の後、ＳＯＩのジャパンツアーに参加し、2019年は、怪我でキャンセル。
2020年も来てくれる予定だったが、コロナのパンデミックで中止。
このＳＯＩはモリコロでもやる予定だったので、ウキウキと最前列を取ったのを
覚えている。
だって、ネイサンとＰちゃんですよ！！
そうこう読んでいるうちに、思い出した。
平昌が現役最後だった、Ｐちゃんのこと。
（ずっとＰちゃんと読んでいたので今さらパトリックとは呼べん）
確かに9位という不本意な成績だったが、ワールド三連覇の世界王者だった
彼がエキシビションに呼ばれないなんてことはないと思った。
なのに、呼ばれなかった。
ネイサンもいなかったが、体調不良だったという事で、そのことはネイサン本にも
書いてあったので、致し方ないが、どうも釈然としなかった。
彼は現役をきちんと終えれたのだろうか。
なんだか気になっていたのだ。
その後ＳＯＩで見たが、ネイサンを褒めて、バトンタッチ、という体だった。
それから見る機会もなくなり、現在に至る。
そしてこの記事。
決して悲観的な内容ではないが、勝手に心を締め付けられた。
彼ほどの選手が、なぜキーガンのようにみんなに歓声をもらって、辞める事が
できなかったのだろうか。
一時はスケーターだった過去を忘れて、まったく新しい人生を歩むこともできるかもしれない、と思ったんです
なぜ、スケーターだった過去を忘れたいと思ってしまったのか。
スケートが好きだったはずだ。
どんなスポーツでもトップに行くのは、過酷である。
そこまでたどり着くまでに、ものすごい努力と色んなものを犠牲にしてきたと思う。
トップだった選手でも、いずれトップの座を譲渡さないといけない。
その辛さと、だんだんと努力に比例して成績が伸びなくなってくる。
そしてスケートを手放すことになる。
真央ちゃんもそうだが、引退直前は、ちょっとスケートから離れたくなってしまうのか。
トップ選手あるあるなのか。
誰もが納得をもって、引退するわけではないのだ。
高橋大輔も、最初の引退時は、すっきりとしたものではなかった。
でも、再度シングルに挑戦し、アイスダンスに挑戦し、やりきった。
原因は膝だという事だが、やりきったという感じが見て取れる。
きっと直後は心の整理がつかないのだろう。
何年もかかるのだ。きっと。
そうしてもう一度、スケートに触れた時、本当に大好きだったことを思い出す。
最後の試合を、みんなの祝福で終えれたキーガンと、何が違うのか。
いや、キーガンだって、続けたいけれども、家族の問題だってあるし、
色々思うところだってあったろう。
でも、ワールドと国別を見ていたら、同じカナダの選手だったパトリックを
思い出し、やるせない気持ちになった。
彼のベストパフォーマンスは2016年の四大陸のＦＳだったと思う。
震えがくるくらい、すばらしかった・・・・
彼のスケートは唯一無二だ。
漕がずにどんどんスピードがアップしていくあの滑り。
あのスケーティングは、誰かに継承しないといけないと思っている。
今回アイスショーに戻ってきてくれてうれしい。
日本に来ることはあるかどうか、わからないけれども、
彼がそのうち、そのスケートを誰かに継承して、そのスケートが見れると
いいなぁと思っている。
（いや、ＴＨＥＩＣＥに出てくれてもいいのよ）
なんて事をツラツラと思い出したのですね。
引退というのは、どの選手にでもやってくるものなのですが、
今年、なんだか思い出してしまったので、ここに記録しておこうと思いました。
【今日の独り言】
まぁ、彼も若い頃は、言いたい事言ってたし、ＫＹなところあったけれども、
だんだんと大人になっていったよね。
思っていたより、緊張しいだったという事も後でわかったし。
しかし、ソチシーズンのＰＣＳには納得いかないものがあったよね。
本人も梯子を外されたような気持ちだったに違いない。
そして・・・・ソチはＰちゃんが金だな、と思ったけれども、
うーん、、、、という結果だったな、と感じた事も思い出した。
あの頃は、日本人選手が金取れるように応援していたけれども、
それでも納得いかない感じはしましたね。ええ。
