とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

(いまさら)ネイサンのTHEICE 2022

みなさま、こんにちは。

いまさらいまさら、ですが、ネイサンを振り返ろうかと思います。

 

というのも、この記事、書いた、と思ったら保存されておらず、

最初からやり直しております。

下書きは他のツールで必要か!と痛感しました。

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THEICEが終わった直後は、喪失感がすごくて、これではまともな

文章になるまいよ、と思っていたのです。

しかし、人間は忘却という能力を持った生き物。

喪失感は相変わらずあるのですが、細かいところは忘れてしまいそうです。

 

たぶん海馬には喪失感が保管されて、その他のところに、演技のディテールが

残っているのですね。

海馬は生死にかかわる重要な部分を自動保存するそうなんで、

そういう事なのでしょう。

 

何度も何度もちょいちょいブログにしているので、

ネイサンがすごくすごくすごく良かった、という事は想像に難くないと

思われますでしょうが、それ以上に「これでお別れかもしれない」という

気持ちがかなり強かったです。

 

確かに、「今シーズン競技会には出ない」と言っていて、来シーズンについては

何も語っていなかったですが、たぶん出ないと思う。

 

五輪に出たいと思ったら、その1シーズン前に出てくるかもしれない。

(自分の枠は自分で取りたいだろうし)

でも、たぶん勉強が面白くなっていくと思う。

 

そしてそれでいいとも思うTHEICEだった。

しかし、JAPAN OPENに出てくるとは想定外だった。

でも、私はいかない事にした。

(BEYONDもあるので)

 

たとえば。

別れた彼にズルズル連絡を取り続けていると、きちんと終われないのと同じで

(同じじゃない)自分で決めたので、今年は行かない事にしました。

もちろんテレビで応援しますし、配信があったら、それも見ます。

 

おんなじじゃん、とおっしゃるかもしれないですが、スケオタの方はわかると思いますが、ライブは全然違うのですよね。

 

ライブはですね。心を持っていかれるのですよ。確実に。

せっかくTHEICEで心を切り替えたのに、JAPAN OPENでまた戻ったら、

今シーズン、ずっと喪失感を持ちつつ試合を観ていないといけないかも、と思ってしまいました。

 

という事で、私のそんな気持ちを切り替えられたTHEICEでのネイサン。

 

ひょっとして、ロケットマン来たらどうしよう(どうもしない)と思っていましたが、

新プロとモーツアルトを持ってきてくれた。

その中でも、ネイサンの事だから、交互に滑るのかな、と思いきや、モーツアルトを

多めに。

ものすごくうれしかった。

GPFがあったとしても見れなかった、モーツアルトをまた、持ってきてくれた。

一度ロケットマンに戻していたので、モーツアルトを滑るとなると、また新プロ並みに

練習しないといけないのに。

そして新プロHeat Wavesも持ってきてくれた。

 

この二つのプロはなんだか対象的で、本当は五輪シーズンの勝負の曲として

用意したモーツアルトは、かなり荘厳で厳粛なもの。

対して、Heat Wavesは、新しい世界へ行くためのお別れの曲っぽいけど、

新しい世界へ旅立つ、気持ちがワクワクしたネイサンをよく表していた。

 

結論は「どっちも泣けた」です。

モーツアルトは幻のプロで、スケアメとスケカナでしか演じていません。

再度お披露目するとしたら、また構成からやり直しだったはず。

あと、五輪後の超多忙時に、新プロを作ってお披露目してくれる・・・・

 

その気持ちだけでも胸熱です。

   


モーツアルトとロケットマンは結構対照的なプロで、ロケットマンは

宇宙に翔びたってしまいそうなのに、モーツアルトは、ラクリモーサなので

どうしても「死」をイメージしてしまう。

でも、重くなりがちなこの曲を、死でなく、重厚感にとどめ、最後はこの曲を

つかさどるマエストロになる。

タラママが絶賛しただけある(好きそう、こういうやつ)

 

Heat Wavesは明るかった。

でも、明るいだけに、その裏の寂しさが募った。

まぁ、私は、ですが。

 

そして四回転はないけれども、かなりの完成度で、2プロをTHEICEで披露してくれました。

日本に来てからは、グループナンバーと昌磨とのコラボプロで、大変だったろうなぁ。

でも私たちはとってもとっても楽しかったなあ。

 

コラボといえば、THEICEでは素敵なコラボが盛りだくさん。

ジェフ真央に真央ちゃんとカロ様とジュアニーのベネディクトゥス

感動して泣いてしまったくらい神々しかった。

 

今回のネイサンと昌磨のも良かったけど、もっとロックというか

ビートの効いたやつでも、と期待していた。

 

今ラジオでホワイトナイツの主題歌「セイユーセイミー」が流れている。

そうそう、ホワイトナイツのバリシニコフとグレゴリーハインズの

ダンスがすごく良かった。曲は「Prove ME Wrong」

ネイサンの「僕たちはタイプの違うスケーターだから、全く同じに

滑らなくていい」という言葉で思い出した。

 

元ソ連のバレリーナ役のバリシニコフ。タップダンサーのグレゴリーハインズ。

まったくタイプの違う二人が一緒に踊るダンスシーン。

 

ものすごくかっこよくて、この映画の中で一番好きなシーンだった。

こういうの、やってもかっこいいよなぁと思ったのでした。

 

そしてダンスレッスン。

私的には、マサルダンスのネイサンがすごくすごく楽しそうで、

眼と心にやきついています。

 

 
 
 
 
 
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そして今回も、五輪王者にも関わらず、驕らず、昌磨を立ててくれています。

一番最初のTHEICEの三銃士コラボの時も、昌磨に対して盛り立てるような

しぐさをしていましたが、今回もそうでした。

みんなが楽しそうにして、自分も楽しむ。

二人の王者のリスペクトし合う姿が印象的でした。

 

ネイサンは四回転跳ばない替わりに、美しいバックフリップを何回も跳んでくれましたが、うれしい反面、私は「もう、やめてー。怪我したら大変!!」と

心の中で叫んでおりました。

 

ネイサンのプロの良さは、ジャンプだけじゃないので、無理だったら跳ばなくて

OKですもんね。

 

        

 

という事で、色々と区切りのTHEICE。

引退しても来てくれるかなぁと期待はしておりますが、

現役に戻るのは、結構しんどそうです。

 

それは、げんさんサマーカップで、なんとなく気が付いたのです。

ルール改定はなかなか難しく、まだ読んでないですが、スピンとジャンプのコンボ

PCSが5つから3つに統合されたというのまでは知っていました。

 

サマカで、スピンの入りにウィンドミルを入れている子が結構多くて

「おや?」と思ったのです。

入りと出に、難しいのをいれなくてはいけない、というのがあるそうですが、

これ、結構難しいですよね。

ネイサンくらい体幹が鍛えられているといいのですが、現役を離れて

どれだけ弱ってしまうか、とか、試合勘とか、どんな風に点数が出るのか、とか

今シーズンが結構大変なんじゃないかなと思いました。

 

昌磨もゆまちも練習しているようです。

技術的には戻るかもしれないけれども、そういうルールに順応できるのか。

そして、その時、トップを取れないと知ったら、復帰するのか。

 

本人含めファンも、色んなところで切なくならないのか、心配。

ただ、大阪楽のモーツアルトで珍しくジャンプ転倒したネイサン。

股関節の具合も心配だったけど、これのリベンジとか、考えているのかな。

 

もし、復帰する起爆剤になっていたら、それはそれでいいのかも。

 

プロアマがどうとか、色々報道されていますが、フィギュアの世界は、アマの方が

過酷。

その世界から離れて、「出来る」と思っても、なかなかそうは問屋が卸さないのが

スポーツの世界。

 

ただ、ネイサンがもし、競技会に出るなら本人の納得のいく演技ができるといいな

となんとなく思っている。

 

【今日の独り言】

もう、一度飛んだので、最初の文章が思い出せない。

書き直したら、グダグダになってしまった・・・・

 

 

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