土日と、全日本を観に遠征しておりました。
しかし、ホテル高くなりましたねえ。
コロナの時には戻りたくないけれども、ホテル代だけは戻ってほしいと思ったり。
それはともかく。
まずは一番の私の興味の男子から。
今回の注目点は、
1. 誰が全日本王者となるか
2. 誰がワールド選出されるか
3. 37歳織田君の活躍はいかに
でした。
特に昨年のような神大会だと、誰が王者となるか。
誰がワールドに選ばれるのか、難しい事になりそうでしたね。
ただ、予兆はあったかもしれない。
みんなそれぞれ、調子を落とした大会もあったし、怪我もあったり、
アサインの関係で、この大会に出たらファイナル出られたかも、とか。
と言う事で、全日本の比重が大きくなった大会だったかもしれない。
SPはまあ、そういう事もあるよね、というレベルだったが、現地で観ていた私も
昨年の多幸感から一気に一人お通夜状態になってしまった。
終わって3日程度経った今、色んな記事が出ている。
正直、昌磨の抜けた穴は大きかったのかもしれない。
(織田君除いて)誰が優勝しても初優勝。
本命はゆまちだが、他の選手にも可能性はある。
と言う事と、絶対的エースがいない、と言う事は国内大会でも精神的主柱がない、と言う事。
それでみんなバランスを崩してしまったのかもしれない。
ゴールや目標が明確でないレースというのは、こうなる可能性もあった、と言う事ですね。
初優勝の時の昌磨も、おや、なんでこんなミスを。という内容だったのを思い出した。
絶対優勝するだろう、と思われて優勝した事なくて、でも優勝するのが当たり前という状況の辛さ。
みんなが経験したのかもしれない。
その中で、もっとも覚悟ができていたのが、ゆまち。
関係なくのびのび出来ていたのが、璃士くんだったのだろうか。
一人演技が終わると、昨年は「おおお」と歓喜のどよめきだったが、今年は
何が起こった?というどよめきが起こっていた。
私も思わず、なんだ?これは。と頭を抱えていた。
ちなみに私の周りの草太ファンらしき女性二人組は、草太が終わった段階で、泣いてしまい、最終グループを見ずに帰ってしまった。
それが帰るスケジュールだったのかわからないが、草太だって表彰台の可能性はあったのだから、きっとショックで帰ってしまっただろうと推察する。
大崩れした、男子FSだったが、その中でも勝ち切る選手はいるし、
滑り切る選手はいた。
織田君はさすがだったし、壷井たっちゃんも、意地を見せた。
りおくんは、ジュニアならではの強みを見せてくれた。
ゆまちは。
国際大会の歴戦をしのいできたから、とは言われるが、きっとそうじゃない。
ネイサンと戦ってきたり、羽生さんがいたり、昌磨がいたり、マリニンがいたり。
正直、格上の選手に対して追う立場だった。
今年は完全に追われる立場で、かつ優勝した事のないナショナル。
よく頑張ったと思う。
これで一皮剥けたと思う。
ワールドはもっと期待できるのではないかと思う。
いや。
でも、やはり生観戦というのは、ドラマがダイレクトに伝わりますね。
しかし、こうなると昌磨の強さとか存在というのが、ものすごく大きかったのだなと
改めて感じる。
ゆまちは勝ったり負けたりしているが、全日本という日本一を決める大会では、
勝てていない。
それはやはり大きい事だったのだな、と。
昌磨はそれをやり遂げていた。
そして、ワールドの枠取りも、まさに満身創痍でももぎ取ってきていた。
次世代の選手は、その小さな巨人のなきあと、闘っていかねばならないのだ。
乗り越えた選手に栄光がやってくる。