ネイサン、卒業おめでとう。
そしてこれから医学へ進むためにまた、新しい道へ行くのですね。
私も知らなかったのですが、アメリカの医学部と日本のそれとは大きく違うのですね。
そのために、卒業後はボルチモアで 1 年間の学士課程修了後プログラムを開始し、医学博士課程の要件を満たす予定です。
日本だと、最初から医学部に入って、それから、だけど、アメリカって
学士を取って、それからメディカルスクールへ入らないといけないのですね。
アメリカで医師免許を取得する場合、大学時点から進路が大きく異なります。医師になるためには4年制の「メディカルスクール」を卒業することが必要ですが、このメディカルスクール受験のためには「学士号」、つまり4年制大学を卒業している必要があります。医師になるまでに最短でも8年かかるという計算です。メディカルスクールに入るにあたっては、病院などでのボランティア活動の経歴なども評価されるため、大学生活でもそうした活動に力を入れることとなります。
さらに、医師になるには、メディカルスクール修了後に「USMLE」というアメリカの医師国家試験に合格することが必須。USMLEはStep1~3まであり、全てに合格しないと医師免許を取得できません。
さらに、免許の交付は州ごとになるので、他の州に移って勤務する場合は、その州での再取得が必要です。USMLEに合格することで、初めて臨床を行えるようになります。
ちなみにアメリカの医師免許は2~3年の更新制。日本よりも医師になり、医師であり続けることの道のりが険しいことが分かります。
じゃ、イェール卒業してからすぐにメディカルスクール行けばいいじゃん、って思ったのだけれども、そういう訳でもないらしい。
①アメリカ人でもメディカルスクールに合格できるのは極めて稀。
メディカルスクールといっても、世界的に有名な大学のメディカルスクールから地域に根ざしたメディカルスクールまでありますが、基本的な合格率(Acceptance Rate)はそれでも基本的に10%以下です。
先ほど説明した通り、メディカルスクールに入るには、まず大学(Undergraduate)の学士号(Bachelor Degree)を取得しなければなりません。学士号を取得するメジャーは問われませんが、取得だけではメディカルスクールへの合格は不可能といっても過言ではありません。
なぜなら、学士号に加えて、メジャーの授業以外にもメディカルスクールでの医学の勉強の基礎となる生物学や化学などの授業を一定の単位数取得する必要もあります。(この生物学や化学の授業を追加で履修するのが大変ということで、メディカルスクール受験者のうちの半数以上は理系メジャー出身であると言われています。)
ここですね。
ネイサンはデータサイエンスと、統計学を取っていたので、不足している単位を
取りに行くのでしょう(きっと)
アメリカって日本より時間がかかるのですね・・・・
大変だ。
学生の時は、色々道を考えていたでしょうし、これからもまた道は色々分かれて
選択していくと思います。
前はスケートに役に立つことを、とも言っていたけれども、
スポーツ医学なら、これからだし、スケート関連のデータなどから色んな提案を
するなら、イェールで学んだ事が役に立つ。
そしてエアウィーヴとのコラボで、スタンフォードとの睡眠とスポーツのデータなどの研究もしているので、それも役に立つでしょう。
でもそれは、メディカルスクール終了後のお話しだと思います。
まだ25歳の若者です。
未来はまだ決めつけなくてもいい。
でも眼の前の課題について、努力しつづけ「探」していくのでしょう。
昌磨と同じく、ネイサンも「探」という道を進んでいると思います。
Pursuing passions, new and old
「新旧を問わず、情熱を追い求める」
選手としてのネイサンを応援する事はなくなったのかもしれない。
でも、ネイサンを応援し続けて8年間。
とても楽しかった。
感謝しています。
そして陰ながら、これから夢に向かっていくネイサンを応援していきます。
フィギュアスケーター選手としてのネイサンは、もう見る事はないかもだけれども、
プロのスケーターとしては見られるよね?
だって、学校のそばにリンク見つけた、と呟いていたもんね。
今年は無理でも来年・・・・なんとかなる・・・・?
いや、またメディカルスクール進学のお勉強があるのかな。
【今日の独り言】
アメリカの医学部への進学制度を知らないSNSの投稿にイラっときてます。
アメリカはね、学士取らないと医学部行けないの!!
SNSでつぶやくとそれが、事実みたいになっていくのが怖い。
【今日の独り言2】
5/16は、ソルトレイクシティが定めたネイサン・チェンの日です!!