トゥルソワ先輩のお話。
ワールドの後、引き続きプルシェンコのチームに留まるということ。
ラファの指導を仰ぐということ、という事だったが、急転直下。
プルシェンコのチームを離れて、エテリのチームに戻る、ということ。
ちょっとびっくりです。
エテリのチームを離れた時より、びっくりです。
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しかし、ロシアもかなりアスリート自身が、自由に発言したり、行動できるようになったのですね。
冷戦時代には考えられない。
ただ、その利益を享受できるのは、やはり昔から同じで一部の人間のみ、という
気がしてはいます。
なんでしょうね。
自身のジャンプがうまくいっていないから?
戻ったコストルナヤが、もう3Aを取り戻したから?
ラファのチームに合流できなかったから?
ジャンプに関しては、やはりエテリのチームのデュダコフがすごいんだと思います。
ロシア女子のジャンプ技術は、彼の指導があってこそ、でしょう。
彼女たちの体形で、高難度のジャンプを跳ばせようとしたら、彼が一番だと思う。
トゥルソワ先輩がエテリのチームを離れた本当の真意はわからないが、
先輩は4回転をバンバン跳んで、成功させたい。
エテリは少し抑えさせたい。
意見が対立したのかもしれませんね。
転倒のリスクを考えたら、成功率がもう少し上がらないと実戦で使わせたくないのは
仕方ないこと。
でも彼女と彼女のパパは、コーチのせい、と考えたのかもしれない。
移籍してそこのコーチが、デュダコフより跳ばせられる人ならいいけど、
そうでなければ、彼女の本懐は遂げられない。
でも、1年は早くないか?
確かに北京が勝負だと思うけれども、結果が出ないとコーチの責任なんだろうか。
メドベージェワも、コストルナヤもトゥルソワも、エテリの指導とか、
目指すものが違うと思って、移籍したんじゃないの?
コーチって、技術を授けること以外の方が重要なんではないかと思うのですよ。
ネイサンと昌磨を見ていると。
自分の進む道が間違えないか、都度修正してくれたり、メンタルのコントロールだったり、それこそトータルであると思う。
そういうコーチが一年でダメではい、次、みたいな事、いいのか、と思いつつも
アスリートの寿命というのは短いので、そうも言ってられないかもしれないとも
思ったりもする。
しかし、すごいな。
あのプルシェンコを振り回している二人。
今回の件に関しては、プルシェンコに非があるとは思えない。
相性の問題だってある。
それにプルはまだコーチとしては、駆け出しだ。
それを理解した上での所業なのか。
それにあんなに行きたがっていたラファだって、一年やそこらで結果を出すのは
無理だ、と真凛の時にも言っていた。
ミーシンだって、長い間リーザを面倒みて、花開いている。
そしてプルとミーシンのいいところは、頂点を極めていた人間だが、
リプちゃんとか、ザギちゃんの不調な時にも、優しくコメントしてくれている。
きっとプルはいいコーチになるのではないかと思う。
やはり最後には人間性が物を言うと思うのだ。
彼女たちはまだ若い。
焦る気持ちもわかる、ロシア女子は早熟だから。
でも、忘れてはいけない事はある。
人との絆と出会いは大切に。
アスリートとしてだけでなく、一人の人間として大切なものとなる。
使い捨てのアスリートにならないために、人間性を磨くべきだ。
それはスケートに反映されてしまうから。
プルが皇帝と言われる所以はそこにもあるんではないかと思うのですよ。
(まぁ若さゆえ、色々ありましたがね・・・・)
と思うGWの初日でありました。
【今日の独り言】
我らがマオアサダが、みんなに愛される理由はそこですよね。