NHK杯、男子女子、アイスダンス、ペアとててんこ盛りの快挙と
スケオタには関係ない、将棋の竜王戦も同時で、私のキャパは完全に
オーバーしておりました。
まずは、男子。その中でも昌磨について。
昌磨・ヴィンスの一騎打ちと町田先生はおっしゃっておりましたが、
まさにその通りでしたが、結果を見ると昌磨が結構な差をつけて勝利。
SPを首位で折り返し、FSを迎える。
SPで失敗した選手も、FSではなかなかの演技をして、順位をちょいちょい
変わってくる。
スケアメで完璧だったヴィンスも、ミスが出て、普通に滑れば昌磨の
優勝だ!と迎えた最終滑走。
テレビ前に正座して、祈りましたよ。
果たして4Loと4Sは着氷できるか?
4T-3Tは戻ってきているか。
正解は、
4Loと4Sは成功。
4-3は戻ってこなかった。
しかし、そのツケなのか、後半の得意な4Fにミスが出て
コンボ券を一枚とり損ねた感じ。
それでも、新採点法になってからのPBで見事優勝。
FSの出来次第によっては、300点超えもありそうな。
今回は会場にいないので、雰囲気はあまりわからないが、
きっと2017のGPFのように、失敗してもファンは「あ~」と
ため息をつき、失笑していたのでは。
でも、それでもファンは満足している。
本人がそれでヨシとしているなら。
そんな失敗も癒しのひとつ。
優勝インタでも笑いが。
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昌磨:今回のように(前半)うまくいくと、後半でのゆるみが出てしまったのかな、
と思います。
観客:笑い
昌磨:笑うとこですかね?
観客:爆笑
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なんか、平昌前の昌磨に戻った感じがします。
そしてあの頃よりもっと、周りの人に感謝して、スケートを頑張ろうと思っている
昌磨になった気がしています。
強くなりたい。
シルバーコレクターも悪くないけれども、1位を狙える位置に行きたい。
これは、トップに立ちたいというよりは、トップのグループに入り、
トップを競いたい。
という意味なのだろうか。
昌磨は「今はネイサンが一段高いレベルにいて、それを完璧にしている」
(あやふやです)みたいな事を言っていた。
ネイサンが、どのスケーターより一段高みにいる事を認めたうえで、
チャレンジしていきたい、と思っているのですね。
もちろん、羽生さんや、ヴィンス、ゆまちもひっくるめて。
無意識だろうけれども、ネイサンが今季限りというのも、少なからず影響している
のだろう。
この機会を逃したら、トップオブトップのネイサンと戦う機会を失ってしまう。
THE ICEには来てもらえるかもだけど、試合という場では会う事はもうない。
本人も、高橋大輔に聞いていたとおり、当面現役を続けたい意向はあるが、
いつまで続けられるか、過酷な世界だとわかっているから。
先の事は考えず、目先の目標を一歩ずつクリアしていく宇野昌磨。
それは自分の損得とか、栄光とかを考えている訳ではなく、
応援、サポートしてくれる周囲の人への感謝と、努力しただけリターンがある
フィギュアというスポーツが好きであるから。
本当にNHK杯、優勝できてよかった。
おめでとう、昌磨!!
【今日の独り言】
昌磨は「やっと世界のトップと戦える位置に戻れた」と言っていたが、
フランス杯のアレを見ても、私はずっと昌磨が世界のトップを争っている選手だと
信じていたよ?