例年になく。
早々と始まった男子SP
今日はお仕事の方多かったのではないでしょうか。
私もご多聞に漏れませんが、リアタイできませんでしたが、
なんとか、ゆまちだけ、こっそり見ました。
あとの滑走者は、人が来ると、PCのFODの画面を隠すので、
見れたり見れなかったり。
極めつけは、昌磨の滑走順になったら、会議が始まったので、
離席し、終わったころには女子が始まっていたという・・・・・
という訳で、さきほど地上波で、どうしてこのような順位と点差になっているか
判明しました。
でも、やはり全日本は特別な試合だと、改めて痛感しました。
昨年も思いましたが、やはり今年も。
というか、やはり毎年、です。
アスリートがどこを目標としているか、ということと、
スポーツというのは、頂上を目指す人だけのものではないということです。
もちろん頂上決戦はものすごく見ごたえがあり、素晴らしい。
でも、みんな下から上がって行っている。
山のふもとから中腹にも、ドラマがあるのです。
上に行けば行くほど、順位にこだわってしまう、いえ、こだわらずにはいられない。
良い演技はもちろん点数に直結しているが、またそれだけでもない、という
禅問答のようなものだ。
取り急ぎチェックできたのは、男女とも地上波部分であるが、まずは男子だ。
下馬評(どこの?)通り、特別強化選手三人が表彰台を争うことになりそうだ。
採点どうこうSNSでつぶやかれている事もあるが、印象的だった事がある。
まずは昌磨。
もう、昨シーズンと全然顔つきが違うのである。
本当にまったりというか、穏やかな表情だった。
平昌前の昌磨に戻っている気がする。
正直順位はいいんだけど、自分が満足できれば、それで
というスタンスだった、あの頃だ。
4Tのコンボの転倒は、名古屋のGPFの3Aの転倒を思い出した。
あの時も地元で優勝を期待されているというのに、のんきに
「やべー」と舌を出していた昌磨だ。
確かに順位は3位になったが、その表情を見て、私は安心した。
もちろんファンは残念な気持ちもあるが、大方の意見が
「昌磨がいい顔しているから、よき」というのが多数だろう。
そしてゆまち。
これは、見ている方が緊張した。
しかし、杞憂だった。
確かにコンボのセカンドがダブルになってしまったが、
課題の3Aが素晴らしい出来であった。
たまにアクセルがすっぽ抜けたりするんだよね。
決まると素晴らしいジャンプを跳ぶのにね。
そしてNHK杯より、振付と音とのハマリがよくなって、
難しい曲を踊りこなしているところが頼もしい。
もっと点数を上げてほしいが、シニアにあがったばかりなので、それもままならないのか。
(例外も知っているけど)
そしてあのかわいい顔して、男な発言。
彼のメンタルはまだ、測り兼ねるところが多いが、ぱぱちが帯同しているなら
安心な気がしている。
そして羽生さん。
セルフコレオとか言われていたから、びっくりしたが、
ジェフの振付で、ジャンプとかの位置の意見などが反映されている、というものだったらしい。
彼は自分の得手不得手をきちんと理解していると思うので、
こういう風にプログラムを作ると強いのではないかな、と思った。
だから、はまったSEIMEIとかは、すごい点数が出る。
ただ、作ってもらったプロがこなれるまで、結構時間がかかるのではないかな、と
常々思っていた。
今回は、自分のやりやすいプロだったろうに、それでも素人眼には、「点数がいつもより渋め?」と思ったら、案の定。 スピンが0点だったそうな。
コーチがそばにいない選手の怖さがここにあるのではないかと思った。
特にオーサーはそういうところは、前もってジャッジとコミュニケーションを
とって情報をもらっているらしいし、客観的に演技をみてくれる人がいないと、ちょいちょい綻びが出てくる。
昨年の昌磨がそれをこじらせた。
今回、羽生さんのプロには、オーサーの手が入っていないような感じだし、
全日本の出場の事も連絡していない報道があったので、それもびっくりしたが、
デマならいいが、本当ならそれはちょっとまずいのではないかと思う。
まあ、私の素人意見なぞどうでもいいが、この三人のFSも楽しみだ。
まずはメンタルコントロール。
そしてコロナ禍において、どのように調整したか、技術部分。
世間は、宇野五連覇か?
羽生が王座奪還か?とはやしているが、それを許してはいけないぞ、他の方々。
ここで、ゆまちが優勝したら、ゆまちの四連覇ロードが始まる。
てっぺんから景色を見たいといった、かわいい子は、今やお兄さんたちにとって
脅威となっている。
王座は誰の手にいくのか、楽しみですね。
そして個人的には山本草太!
まだまだ本調子ではないが、NHK杯より復調に兆しが見えた。
スケーティングがうまいので、ジャンプさえ戻れば、かなりのところへ行く選手だ。
もともと五輪候補と呼ばれた選手。
表彰台は難しいにしても、近いところまで粘ってほしい。
今年のSPの「黒い瞳」のステップはさすがである。
音ハメもばっちりだし、彼のスケーティングの良いところが生かされている
(さすがミヤケン)
彼のスケートはきれいだが、若干たんぱくなので、曲に助けられる部分も
多いので、来年はもっと選曲にこだわってほしい。
もっとドラマティックなやつね。
などと語り始めると枚挙にいとまがない。
それが全日本。
まだ、全選手を追えていないので、取り急ぎ。
とりあえず、昌磨とゆまちがキスクラで笑顔だったから、よしとします。
【今日の独り言】
羽生さんのスピンのノーカンの解説を小塚くんがしてくれています。
真相はジャッジに聞くしかないが、可能性を指摘してくれていて、
わかりやすかった。
なのに、ヤフコメがわけわからん。