来週はもう、ワールド。
うかうかしておりました。
早くDVDの容量を確保せねば。
今年はモントリオール。
コロナで中止になった大会もここだった。
しかし、コロナとは何だったのだろうか。
あの時は訳の分からない恐怖におびえていて、確かに今よりも死者は多かった気がする。
今は免疫があるのか、日にち薬で恐怖が薄れたのか、
インフルとか他のウィルスが幅を利かせているのか。
あの大会。
開催されていれば、どんな大会になったのだろうか。
たぶん、だけれどもネイサンが優勝していた。
ただ、日本人最上位は誰だったのだろうか。
2019年の全日本王者は昌磨だった。
あの年は色々あったが、チャレンジカップとか見ていると、
昌磨が充実していように思える。
そうなるとワールドも昌磨が表彰台に乗っていた可能性が高かったと思う。
そうしたら、北京のシーズンのような全日本と五輪の結果がちぐはぐになる事はなかったかもしれない。
あの時、先輩は全日本で失ったスタミナと自信を四大陸で取り戻した。
得意なバラ1とSEIMEIで。
翌2021年のワールドは、また昌磨が少し調子を落としていて、(体重は増えてしまっていたようだが)、先輩の後塵を拝する結果となった。
先輩は、全日本で自信を付けてワールドに出ていく。
これはいいと思う。
ただし、すべての選手にとって、全日本がそういう場となれば、だが。
よその国のナショナル(たとえばアメリカとかロシアとか)は、
うちの子みんな、こんなすごいのよ、とちょっと盛っている事もある感じがする。
(ネイサンですら)
1人だけで、なく全体なんで問題ない。
だけれども、我が国は、特定の選手のみである感が強く、それがワールドで一致する場合はいいが、トップの選手がぶっちぎりでないと、それが比例しない。
今、北京の団体メダル問題で、振り返りをSNSでしている人が結構いて、
それを観るにつけ、雑誌とか報道とかの偏重は、やはり異常な出来事だった気がする。
北京代表を決める全日本は、現地観戦したが、なんとなく気前のいいGOEだな、と
感じた。
確かの昌磨の調子もまだ上がり切っていなく、ゆまちもミスがあったので、
順位的には問題ない感じはするが、あの点数の付け方は、変な自信を持たせてしまった
ような気がする。
本人にも、ファンにも。
だから「金メダル取れるかも」なんて思ってしまった気がする。
奇しくもこのシーズン、ネイサンは股関節の負傷で、例年シーズンより
成績が芳しくなかった。
それも、心情的に加味されたと思う。
悪いけれども、ジャンプミスがあった選手につけるPCSではないと思う。
現地で見ていて、「そこまで加点つくか?」と思ったものだ。
それまで「選ばれれば」と言っていた彼が「金メダル」を口にするようになったのは、
この時からだった気がする。
五輪の事前の報道で散々、三連覇と言われていたが、スケオタはわかっていたと
思う。
「三連覇はねえな」
だってネイサンが99.9%獲るだろうと思っていたから。
ネイサンがダメでもゆまちか昌磨もいた。
ただ、最後の0.1%くらいはコロナ感染という恐ろしい敵が、誰に牙をむくか
わからなかったこと。
ネイサンは、万全の対処をしていた。
頬がこけるほど。
他の選手達も、ものすごく気を使っていた。
それでも感染する選手はいた。
感染対策でも、日本選手の中でも特例の扱いだった。
そういう事がいけないと思う。
勝負事というのは、平等のスタートに立って、成立するのに、
特例というのは、それだけでドーピングだ。
薬ではないが、その選手だけ、リスクが少なくなる、というのは
フェアではない。
話は戻るが、ジャッジは選手のために、と岡部さんが言っていたが、全日本のGOEとPCS。これはためにならなかったジャッジだと思う。
昌磨とゆまちにとっては、気を引き締める結果となったとは思うけれども。
優勝したが故に、変な期待を持たせてしまった。
本人にも、視聴者にも。
今シーズンの全日本女子も、減点された女子選手にも、ちょっと変な自信喪失の
種になってしまった気がする。
本当にジャッジは、選手を後ろから押す事も出来るし、刺す事もできる。
恐ろしい。
小塚くんが懐かしい。
【今日の独り言】
プリンスで、能登半島震災の寄付金を募っている写真が出ていたが、
さすがである。
スケーターの中で、昌磨一人、マスクを付けている。
ワールドに向けて、きちんと対応している。