とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

アイスショーの真のライバルは?と町田先生への解

まっちーのインタを読みました。

 

アイスショーが飽和状態になりつつあること。

アイスショーの価格がインフレ状態であること。

スター選手ありきのものであること、に提言している。

 

たしかに。

正直、単独座長となり、客席を満員御礼にできるスケーターは

浅田真央、羽生結弦、高橋大輔、あとは、宇野昌磨にその可能性があるが

それ以外となると、かなり厳しい。

 

真央ちゃんは、自分以外はスター選手でなくても成功する事を示せた。

髙橋大輔は、現役選手を使って、小さいハコであることと、本州でない

リンクで満員にすることができた。

羽生さんは、言うに及ばず。

昌磨は、正直、ショーに出過ぎ(笑)

上記スケーターくらい出演を抑えれば、そうなると思う。

 

どんな分野でも最初はそうだと思う。

レミゼも初演の時は、すごいスターばかりだった。

もちろん実力も兼ね備えていたが。

途中、客寄せなのか、という人選もあったが、たいがい実力はあった。

 

スターシステムに頼らないといえば、劇団四季。

でも、あそこは、演目自体が、もうスター替わり。

演目あっての、もの。

そりゃ、主役は劇団のスター俳優で廻していたという事はあったけれども。

          



まっちーの言う通り、スターシステムに頼らない経営というのは重要。

日本のミュージカルや、舞台が成熟したか、というと

それもまた疑問符なのだ。

 

まず、スターシステム

かつては、テレビなどで活躍していた俳優たちが、隠れた実力を舞台で発揮し、

そこから始まった。

元々商業演劇はあったが、完全なるオーディションで始まったのは、

東宝のレ・ミゼラブルだったと思う。

 

今はどうか、というと、逆にミュージカル俳優の推し、とかおっかけが出るほどの

人気ではあるが、やはりスターシステムに頼っている傾向はある。

 

かつての小劇場の舞台はどうなっているのか、離れてしまったのでわからないが、

少なくとも、私が好きな劇団2つはなくなった。(ひとつは復活したが)

 

そしてジャニーズ俳優たちもミュージカル、舞台を自身でプロデュースしていたが、

他の公演にも進出しはじめて、チケットが取れない状態だ。

 

でも、これもスターシステム。

 

フィギュアはどうか。

スターの数はあまり増えていない。

まっちーのいうとおり、実力はかなりあがり、レベルも高くなっているが、

それは商業というアイスショーでどれだけの課金を促せるものなのか。

 

まずスケートがうまいこと。現役時代に成績を残すこと。

そして、スターというオーラが必要という条件の厳しさ。

 

歌がうまい、という問題と、スケートがうまいという問題が同列に並べられる性質ならいいのだが、日本はもう亜熱帯に近づいている(カナダならいいのか)

 

となると、どうしたらいいのか。

私はアイスショーも好きだが、たぶんそれ以上に試合が好きだ。

あのピンと張りつめた緊張感の中で、選手が爆発するあの素晴らしい熱量。

あれを見たら、アイスショーも観たくなるはずだ。

 

だから。

アイスショーを成功させたかったら、試合を見せるのが一番なんだと思う。

ただ、チケットが高い。

ミュージカルのチケット代より、試合やアイスショーのチケット代の方が

高騰率が高い。

 

エネルギー問題なのか、どこかが中間搾取しているのかわからないが、

あのチケット代を払いたくなるような選手、プログラムが必要なのだ。

と、なると。

当分アイスショーは試合に勝てないのかも・・・と思ってしまう。

 

私たちの予算は無限ではない。

取捨選択したら、どちらを取るのか。と言う事を考えずにはいられない。

        


なので。

当面は、アイスショーのライバルは試合だと思う。

ただ、味方につけることが重要なんだろな、

とは感じている。

 

jbpress.ismedia.jp

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