全米と全日本が終わってひと段落。
あとはワールド開催するかどうか、ですが、状況は依然として厳しい。
そこで、いろんな動画など見たりしていると、選手一人一人の個性とか
成長とか、変化とか、感じたりしますね。
私も芸術面も競技面どちらも、語るに資格などないかもしれない。
けど、友人には音楽に造詣が深い人がいる。
私の疑問を晴らしてくれた。
それは、演技にあった音ハメとか音感の問題でした。
私も感覚でものを見ているので、音楽教育を受けている人に説明してもらうと
なるほど、と思う。
それに加え、自分が感じている事を意識して、フィギュアを見るようになったら
なんとなく自分の感じている事が解ってきたような気がしました。
スポーツというくくりのフィギュアスケートだが、芸術性というのが求められている。
かの内村航平も、芸術性を謳っていたが、体操のそれとはちょっと違う。
一番近いのは、アーティスティックスイミングか新体操だろう。
演技力とか表現力とかいうけど、伝わる伝わらない、が人によって違う
(ような気がする)
そしてその表現力の出し方、というか、タイプも色々あると思う。
だから高橋大輔タイプとか羽生結弦タイプとか、全く違う。
手の差し出し方、音の取り方も違う。
人それぞれだが、誰が正解という訳でもないと思う。
今の世界のTOP選手だって色々だ。
ネイサンは、かなり冷静、一歩引いた演技&ダンス型。
髙橋大輔は、完全なダンス型。音は自然とついてくる。
昌磨は、憑依型。どんな音楽でも意識せず、入り込んでいる。
憑依した昌磨
それが顕著に表れていたのが、シニア2年目
ラベンダーとロコの時。
前者は繊細な青年の感情を表現し、後者は狂気にも満ちた若者を演じ、
当時、私はかなりびっくりしたものだ。
これが
こうなる。
昌磨は、天使にも悪魔にもなれる。
本人も今、昌磨なのか、プログラムに入っているか、わからない時があるように感じる時があるんじゃないだろうか。
これは、他のスケーターにはあまり見受けられないところ(と思う)
昌磨の歴代のプロでも1、2を争うくらい好きなのが、このシーズンなのです。
ただ、そんな昌磨もランビのとこにいってから、とっても嬉しい気持ちがダダ漏れで
憑依とかそんなのが、どっかに行ってしまっていることも。
そんな昌磨も見ていて、幸せな気持ちになるので、それはそれでもいいですが。
自身をコントロールできるネイサン
かたやネイサンは、あくまでもネイサンだ。
ネイサン・チェンがそのプロを完璧に演じている。
ネイサンが俯瞰して、演じているというのを、意識してコントロールしている。
そういう感じを受ける。
ただ、さすがの音感の良さと身体能力がそれを可能にしている。
コントロールしていないときもある。
そういう時は、ひたむきにスケートに向き合っているような印象を受ける。
シーズン初めは、まだ粗削りなので、感情面がストレートに出ている感を受けるが、
これが終盤になってくると、演技が洗練されてきたり、ジャンプステップなど
得点が出るようにコントロールがより効いてきて、あっさりしたものになってくる
傾向があるような気がしてる。
(ただ、さいたまワールドのFSは素晴らしかったね)
だからバレエはぴったりだと思うのだが、本人は、ヒップホップや
若者好きなものの方がお好みのようだ。
それにきっとネイサンはシャイだから、感情を露わに表現するのが苦手なんじゃないかな、と思う。
だから、表現の面でちょっと物足らなくなる感じる時があるのかもしれない。
衣装もプロも素晴らしかった「海賊」
かの高橋大輔も、高橋大輔がプログラムを踊っている。
ただ、彼は色んな顔を持っていて、なんでも踊れるよ、と言わんばかりに踊りまくる。
彼もシャイだが、氷の上に立つとダンサーに様変わり。
陸の上とは大違い(らしい。真央ちゃんによると)
彼の踊りに対するセンスと音感は天才的だ。
たぶん唯一無二だろう。
ジャンプなしでも全然気にならない。
むしろジャンプなんて、ない方がいい(笑)←そんなことはない。
そんなシングルスケーターなんていない。
あ、だからアイスダンスなのか。
ゆまちは、どういうタイプだろう。
もう少ししたら、はっきりするのかもしれないが、たぶんダンサータイプだと思う。
でも結構冷静に判断している部分もあるし・・・・
上記のどの選手のタイプも私は大好きですが、顔芸が激しかったり、
押しつけがましいのが得意ではないかな。
私は、真央ちゃんの演技が究極に好きで理想です。
浅田真央であって究極に浅田真央でない。
そしてどこまでもスケーターとしての浅田真央である。
憑依もせず、演技もせず。
バレエで言えば白いバレエを踊るスケーター。
自分を過剰に押し出さず、自分の個性を生かしながら演じる。
そんなスケーターが好きですね。
という訳で、何が言いたいか。
昌磨もネイサンも大好きです。
【今日の独り言】
何日かかけて、ブログを作っていたら、
訳がわからなくなりました。