男子FSは何人かの演技を、リピしていますが、そのひとつが
昌磨の「DOMO」です。
これで見納め、と感傷的にもなります。
グレスピもそうなんですが、特にこのプロは、この二年間の昌磨の
苦悩と喜びが詰まっています。
もともと憑依型だと思っていたのですが、このプロは憑依、ではなく
感情があふれ出ている、というイメージです。
世界フィギュアのプロを見て、振り返りたくなって、JAPAN OPENのお披露目を
先ほど見返しました。
細かい部分がブラッシュアップされているのですが、印象がまるで違うのに
びっくりしました。
当初は「デイヴィットのプロって・・・・」と思っていました。
そして迎えたフランス杯。
正直、昌磨も私たちも、なんて悲しいプロなんだと思いました。
失恋の曲が、昌磨とスケートの関係に見えて、とても悲しかった。
転んでも転んでも立ち上がる姿は、悲しくも心を動かされるものでした。
そして、ランビが帯同したロステレで光が見えたように感じ、
全日本へ。
FSの日はチケットが取れなかったのですが、SPだけ現地で見て、
昌磨が以前、いえそれ以上の喜びをスケートから溢れさせている姿を
現地で見れました。
テレビで見た、DOMOは衣装ともども美しく、失恋の歌なのに、
まるで両想いになったかのような喜んだ昌磨が見れました。
これでフランス杯ショックが、消えたように感じていました。
チャレンジカップも同様です。
でもやはりその年にワールドが中止になったのは痛かった。
本当なら、DOMOとの決別は、昨シーズン中にすべきだったような気がします。
ワールドで滑り切って、本当の意味でお別れした方がよかったのかもしれないと
痛切に感じました。
そうしたら、昌磨はこの2021のワールドは、もっともっと成長できていたかも。
でも、それも捨てたものではない、と昨日実感しました、
全日本やチャレンジカップと違った昌磨が見れた気がしました。
今回は、よりテーマに沿った印象がありました。
あの時は、恋が実ってうれしさを爆発させていたけれども、(ように見えた)
今のDOMOは、なかなかうまくいかないな、という雰囲気。
好きでもなかなかうまくいかない。
その中にもふっと笑顔になる一瞬があって、それでも好きなんだ、という
気持ちがこぼれて、思わずテレビ前で涙しました。
技術の面は、これからもっと進化できる。
そしてきっと感情表現とか芸術面ももっと、ランビの愛情の元で成長できる。
そんな『ラスト ダンシング・オン・マイ・オゥン』でした。
正直ネイサンのプロにも鳥肌が立ちましたが、それとは別な感動がこの「DOMO」にはありました。
そしてちょっと思ったのが。
今昌磨が「ラベンダー」を滑ったらどうなんだろう、と。
あのプロ、大好きなんですよね。
エキシで滑ってくれないかな。
【今日の独り言】
FSは三位だったけど、四位の羽生さんより、PCSが低いんですよね・・・
もう少し出してあげてもいいんじゃないのかな・・・・