余裕がありましたね。
テケシの解説での
男子FSの結果はネイサンが一位。
余裕でしたね、というテケシの常套句のように、気負った感じもなく、
いつも通りのネイサン。
ただ、やはりピークをワールドに持ってきていたようで、
国別では構成を落として、そして仲間に囲まれてリラックスした感じがみてとれた。
前回に引き続き、ラファの帯同はない。
ネイサンがお休みをあげたとかどうとか(笑)
というかステペンがわざわざ来てくれたのが、僥倖という他ない。
正直、羽生さんがMAXの構成で、ノーミスでこられたら、GOEがたくさん付く
PCSの権化のような羽生さんが一位になってしまうかもしれなかったが、
そこはあまり意識していなかったように思う。
ノーミスとは言えなかったが、のびのびと演技をしていて、
充実感に溢れていた。
最初このフィリップグラスは、難易度が高い音楽だなぁと思っていた。
実際 LAND OF ALLもそうだったが、ネイサンはいつも最後には
間に合わせてくる。
構成も、技術も芸術性も得点も。
今回もワールドで見せてくれた。
だから国別はおまけのようなものかもしれないが、来年のはずみにはなる。
そして3Aが二本ある衝撃(笑)
昌磨と同じで、チャレンジでしたよね。
ネイサンファンとしたら、4回転増やすより、ドキドキするこの構成。
確かに団体戦の別の責任とか緊張とかあるだろうけど、ある程度花試合と
わかっているこの国別対抗戦では、枠取りがかかっていたり、選考が反映される試合とは違って、楽しめたんではないでしょうか。
奥にいる一番地味な人が世界王者です。タンバリンをたたいております。
2019の国別です。普通です。
2017の国別です。派手だけど、地味です。
「今季は大会に出場できるだけで、本当に感謝しています。昨季は世界選手権がキャンセル。今季はどうなるのか誰も分かりませんでした。グランプリ(GP)シリーズのスケートアメリカ、全米選手権、世界選手権、そして世界国別対抗戦。参加できるのは、アスリートにとって光栄な機会です。なぜ毎日リンクであれだけハードなトレーニングをするのか、時間と労力を費やすのか。もちろん大好きなスポーツですけど、こういった競技会で観客の前で演技させて頂けるということが日々のトレーニングに意味をもたらしてくれます。感謝しています」
ううう。よかったよ。
日本もかなりコロナが蔓延しつつあるので、とても心配でしたが、
ネイサンがとてもよい経験と思ってくれて、うれしい。
でもこれが終わったら、いよいよ北京シーズン。
――勝ち続けている。勝つことへの執念、こだわりは?
「勝てるスコアは、私自身がコントロールできることではありません。大会に出場する際は誰もがベストを尽くし、クリーンなプログラムで優勝したいと思っています。ただ、それが全員に訪れるわけじゃないことも分かっています。私は勝ちにこだわると、むしろ演技が悪くなってしまう。連勝はもちろんうれしいです。ただ、いつか連勝は止まります。周りは優秀なスケーターばかりですから、毎回勝つことはできません。五輪シーズンも控え、みんながさらに強くなってきます。それは水準を全体的に高めるためにはいいこと。自分もそれに追いついていきたいと思っています。
本当にいつまでも勝ち続ける事は無理だとわかっているんだね。
でも、それに向かって努力し続けている。
本当に私たちも励まされている。
ラストになるかもしれない来シーズン。
少しでも日本のショーに出てもらえると嬉しいし、
大阪のGPFも有観客で、ネイサンの雄姿が見たい。
そんな世界はまた戻ってくるのかな。
ラストシーズン、眼に焼き付けたい。
切ないなぁ
【今夜の独り言】
なんか、ネイサンに関しては、雄弁になれないなぁ。
思いが強すぎるのか。