今朝、ユーロ男子ＦＳ、最終Ｇを見ました。
いやはや、素晴らしい。
本当にコロナ前と勢力図が全く変わっているのが面白い。
（そしてランビが嬉しすぎて、おかしくなっている姿を見て、
本当に良かったなぁと思いました。）
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ロシアもコリヤダ君不在でコンドラチェク君とモザレフ君が頑張った。
イタリアは、マッテオ・リッツオ君が不在の中、グラッセル君が
シニアで頭角を現した。
比較するのが、全日本と全米だから、点数だけでは比較しにくいが、
若手が伸びてきていて、上位のスケーターは最低でも2~3クワドは入れてきている。
成功する、しないにかかわらず、入れないと食い込めないからだ。
1クワドで銅メダルだった、ラトデニ君は珍しい存在だし、
ジェイソンも脅威のＰＣＳで上位には食い込んできている。
やはりこのシーズンは下剋上というか、荒れる、というか
大きく飛躍するシーズンなんだと痛感する。
たとえ五輪メンバーに選ばれなくとも、ユーロ、四大に選ばれれば、
通常シーズンより台乗りの可能性が高くなる。
これはモチベーションが上がりますよね。
ここにきて、クワドの難易度と跳ぶ本数が、五輪やワールドの順位を大きく左右する
のだな、と素人の私でも納得してきた。
今シーズン早々に、名言していた昌磨は慧眼だったと言えるだろう。
ジャンプの難易度が低い選手だったり、クワドの本数が少ないけど、ＰＣＳがかなりついたり、ＧＯＥで稼いでいる選手は、その時ミスしたり、転倒したりすると、たちまち転落する。
なんだかすごいシーズンになってきた。
ソチの時とはもう、くらべものにならない。
そうなると、やはりネイサン、ヴィンス、昌磨が５クワド入れてくる構成は
強味になる。
ただ、5クワド構成が一番安定しているのは、ネイサン。
難易度もネイサン、となると、やはり一番有力なのは、ネイサンだよなーと
思うのだが、これまた五輪のリンクは特別であるから、勝負というのはわからない。
ソチの時もパトリックと羽生さんの一騎打ちと言われていたけど、
あの時、ＧＰＦで羽生さんが2クワド（成功してなかったけど）跳んでいた段階で
勝負はついていたような気がする。
平昌は、直前に羽生さんが怪我していたし、ネイサンは四大以来、勝っていたけど、
ちょっと不安定だった。
初めての五輪は、羽生さんもミスしていたし、ネイサンもＳＰはミスしていた。
ただ、今回はもう違う。
と思いきや、ネイサンが股関節に違和感があり、シーズン初戦は調子が出なかった。
かたや、昨シーズンのワールドでＦＳに進めなかったヴィンスが会心の出来。
昌磨もじわじわ上がってきた。
そしてコロナで、GPFが開催されなかった。
これがかなり大きい。
五輪前のＧＰＦは、五輪の行方をある程度、予測できる試合だったはず。
それがなく、ナショナルだけ。
ユーロ、四大はあれども、感染が怖いので、アメリカ日本は、五輪メンバーは派遣しない。
そうなると、一同相まみえるのは、五輪の舞台。
正直、アメリカと日本で、表彰台を独占すると思っていた。
しかし、昨夜のユーロを見て、少しのミスでどうなるかわからない、と思った人も多かろう。
ユーロメダルのコンドラチェク君もグラッセル君も、ラトデニ君も
まだ若く、不安定感は否めない。
しかし、はまるとすごいだろう。
昨年のゆまちのように。
しかし、彼も今年のＧＰＳと全日本で安定感を見せつけた。
あとは五輪経験だ。
東京五輪でも、有力選手が敗退していく姿を見た。
四年に一回の世界的なスポーツ大会というのは、それほど
プレッシャーもすごいのだ。
もう開幕まで３週間を切っている、北京五輪。
銀盤の女神は誰に微笑むのか。
もちろんファンは、自分が応援している選手が表彰台の中央に立つのを
夢見ている。
ただ、全選手が悔いなく滑り切れるのが一番の望みだ。
勝負だから勝つ選手も負ける選手もいる。
仕方がない事ではあるが、全力を出し切れる事が出来れば、納得感も
違うだろう。
そういう大会であるよう、願いたい。
コロナ禍であり、なかなか難しい事になりそうであるが、
選手は終わるまで感染などしないようにして欲しい。
一番最悪なのは、現地入りして感染が発覚して出場できない事。
どうせ感染するなら、終わってからにして欲しいと思う。
もちろん感染などしないほうがいいに決まっているが、
全米見てもしみじみ思う。
五輪は棄権したら、救済などない。
今一番怖いのは、それかもしれない。
オミクロンめぇ・・・・
【今日の独り言】
感染といえば、選手達は、中国では自分のスマホは使わないで欲しいですね。
どんなアプリが入り込んでくるかわからん。
連盟が支給してあげてください。
ゲーム好きの子がいるんです。。。。
