ネイサンがエキシビションで、モーツアルトを滑るらしい、という記事を見て。
実は私は、ここで「ネメシス」を滑ってもらいたいと思っていた。
日本でのネイサンの報道では、クワドキングのイメージが強くて、
ジャンプ以外ないんじゃね?という風に思っている人が多いのではないかと。
でも、ネイサンのスケートの良さは、彼にしかできないステップと
コレオだと思っている。
海賊しかり、韃靼人しかり。
そしてネメシス。
とても辛い思いでのプロではあるだろうけれども、
あれがネイサン・チェンの真骨頂のような気がしている。
デビューは、トラディッショナルなバレエプロ。
ジャンプだけじゃないぞ、と印象付けての、二年目のプロ。
このプロを見て、ファンになった人も多いと思います。
今見ても、本当にかっこいい。
フィギュアの概念が変わります。
どちらかというと、バレエ寄りで、他の冬のスポーツと比べて
女性寄りのフィギュアですが、ネイサンのネメシスを見ると、
若者のダンスを氷上でやっている、という感じで、男性から見ても
かっこいい、と思えると思う。
五輪の場で、高らかにネイサン・チェンはこういうスケーターなんだ、と
多くの人に見てほしいな、と思っていた。
それに、これを滑り切ったら、ネイサンは、平昌と正式にお別れできるかなと思っている。(余計なお世話だが)
でもモーツアルトもいい。
あの重厚なプロで、ガタガタいう観客をノックアウトしてくれ。
ネイサンは最近、セルフコレオのエキシが多かった。
まぁ、振付する暇がなかったとか、なんとか言っておるが、
ロケットマンの後半もそうだけど、気分良くなると、ハッピーとか
なっちゃって、ステップがコロコロ変わる。
それも楽しそうで、ファンはいいけど、そんなばっかりじゃないぜ!と知って欲しい。
ネイサン・チェンは、なんでも滑れるスケーターなんだと。
でもなぁ、
これでモーツアルトも満足しちゃったら、引退とか考えちゃわないかな、
それだけが懸念される。
【今日の独り言】
エキシの最後ですが。
出来れば・・・・三銃士でSBSでジャンプ跳んで欲しい・・・・