いい推しの日が11/4だったとのことで、今更ながら、自分の推しについて
思い返した。
ネイサンである。（知ってる）
ネイサンのどの演技が好きかなぁと考えたが、どれも好きでなかなか選べない。
ただ、特別なプロはある。
海賊
ネメシス
ロケットマン
海賊はシニアデビューで、私が落ちた記念すべきプロ。
ネメシスは、今までの私のフィギュアプロのイメージをコロっと変えてしまった衝撃なプロ。
そしてロケットマンは、ネイサンが念願の金メダルへ導いてくれたプロ。
そして、その夜、ＤＶＤで過去のネイサンのプロを見返した。
平昌以前のものは、円盤に落としてはいるが、ＤＶＤが壊れたので、本体に残っているのが、2019年のさいたまワールド以降（というか、さいたまワールドのニュース関連は
消え失せた）のもの。
ネイサンの演技を見て、どうして自分はネイサンのファンなんだろう、と
改めて自問自答していた。
理由は色々つけられる。
でも、やっぱり「ネイサンの演技が好き」
これに尽きる。
もちろんその中に、高難度ジャンプをバンバン決めるところとか、
彼のチャレンジングなプロだったり。
氷上のバレエを体現しているところとか。
インタビューの時の賢そうな話し方、イケボ。
控えめで、シャイなところ（もう、スケートじゃない）とか。
顔も含めて、私の好み、なのである。
こうして平昌以降、ネイサンのプロを見返し、北京まで見たのだが、
最後には、もうかなり前の事であるのに、金メダルを決めた瞬間は、泣いてしまった。
ＬＩＶＥの時もそうだが、現在はネイサンの本を読んだので、よりネイサンの気持ちに寄り添ってしまった。
ネイサンのおかげで色んな経験ができた。
初めてワールドに行く勇気が出たし（しかも通し券で）
初めて海外遠征に行く勇気が出たし
初めて本人にサインを求める機会が出来たし
フィギュアを通じて、友人が出来たし。
真央ちゃんの引退ショックが和らいだし、
仕事で落ちこんで暗い何年か、ネイサンのおかげで張りがあった。
そして今までやっていなかった、ブログを書く、という意欲が出た。
ネイサンは、北京五輪以降、公式試合には出ていない。
引退は明言していないが、たぶん学業に専念するのだろう。
それだけ、彼の進む道は、険しい。
スケートを離れても、ネイサンは応援し続けたい。
ただ、ネイサンのいないフィギュアスケート界は、以前と同じ熱量では見れないかもしれない。
そうは言っても、今年もＮＨＫ杯の最終日は行くし、全日本も男子ＦＳだけは
お休みが取れたので、行くことにしている。
ネイサンよりうまい選手はきっと出てくるし、記録というのは破られるものであるので、それをあーだこーだいうつもりはない。
ただ、私がネイサンを応援していた日々と、ネイサンが勝ち取った記録と
スケートの日々はなくならない。
今世界王者は昌磨だ。
たとえ、今後、ネイサンの記録を昌磨が抜いたとしても、変わらない。
そして昌磨の記録は昌磨のものとして、心からおめでとうと思える。
それがマリニンだとしても。
アスリートを応援していると、そういう事は起こる。
競技が進化するから。
進化しなかったら、面白くない。
記録を更新する事を目標にしているアスリートに対して、引退した自分の応援している選手と比べてどうとか、というのは、間違っている。
競技が進化して、そしてルールも変更になり、競技の環境、スポーツ科学の進歩によって、変わっていくものだから。
フィギュアは芸術性も求められる、スポーツの中でも異質な競技だから、
ややこやしくなる。
でも、時代が変わっても。
ルールが変わっても。
昔の映像を見ても、その時代のスターの演技は色あせる事はない。
勢いはなくなるだろうけれども、ネイサンはずっと私の推しの選手である。
推しの日に、北京までの演技をピックアップしてみつつ、
再度、思いを確認した。
その週末にフランス杯があった。
グルーブルでなく、アンジェであるが。
その都度、思い出すのだ。
あああ、コロナでなかったら、モンペリエに行く予定だったのにな！！！
ネイサン最後の試合になるかも、と思ってたのに！！
ネイサンでなくても行きたかったな！！
今後、私は海外遠征する事はあるのだろうか。
そういう推しができるといいな。
