とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

北京パラリンピックと、マスコミと戦争と。

この世界情勢の中、色々考えすぎてしまっていました。

 

おととい三回目のワクチンを打って、少し熱が出たり、頭痛が

したりしていたので、気分も滅入ってしまっていたのも事実。

 

そうしている中で、ここのところの投稿が、自分が少し年長者だからと言って、

説教がましいところもあったかもだし、

自分の平和ボケ、ダブルスタンダード、利己的な部分も垣間見え、

改めて恥じ入るばかりと頭から布団をかぶっている状態です。

 

ただ、人間とはそういうものだ、と反省し、次に向かうしかないので、

今日、ここで少し思考をまとめるとする。

 

北京冬季オリンピックが終わって、パラリンピックが始まった。

実のところ、今回は、パラ競技を見る事をちょっと楽しみにしていた。

 

東京パラリンピックでも素晴らしい競技がたくさんあって、

時間の制約であまり見られなかったので、冬季は競技も少ないし、もっと

見られるかな、と思っていた。

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しかし、びっくり。

LIVE放映があまりない。

そして競技の放映もない。

ちょっと調べてみた。

車いすカーリングとアイスホッケーを除く4競技に29人派遣されているそうだ。

全部で6競技78種目らしい。

 

29人くらいなら、全部追えるんじゃね?と思っていたが、そうではなかった。

注目度の問題だろう。

選手のプロフィールを見ていると、すごい、の一言。

ベテランでは長野からソルトレイク、バンクーバーと6回目の出場の選手もいる。

 

パラ選手という正直不利な状況で、それだけ長い期間、努力をし続けてきた

事だけでも感動だ。

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こういうものをもっと見せるべきなんではないだろうか。

 

チャレンジすることがなにより大切なら、そうしないと符号が合わない。

 

今回、北京五輪に真央ちゃんの顔が見えなかったと一部、ネットニュースで見たが、

ファンは知っている。

彼女は今、新しいチャレンジをしている最中なのだ。

でも彼女がパラアスリートを応援していて、それで昔より知る事ができた。

そのあとの五輪だったので、放映の少なさにちょっと拍子抜けした。

 

いくら公共放送と言われるNHKでもそんなものなのだ。

民放なんて、ひとつも放映していない。

gorin.jpにひとつもない。

 

やはりメディアは自分たちに都合のよい、メリット、利益のあるものしか

流さないのだ。

世界情勢だってそうだ。

ロシアの国内も、中国の国内も、時の政権にとって有利なものしか流さない。

 

でもよく考えてみれば、昔の日本もそうだ。

メディアがない時代は、書籍だ。

日本書紀だって、古事記だって、時の政権に沿った編纂をされている。

 

ここのところの特定の選手が、メダリストより多い事だって実際そうだろう。

きっと特定の一部にメリットがあるからだ。

 

北京冬季五輪が2/20に閉幕してもう、2週間経つが、ネットニュースでは

あいかわらずその選手の話題が出る。

 

なんのために?

実はちょっと前から思っていたのが、「札幌冬季五輪招致」だ。

その思いが確定的になったのは、羽生さんと昌磨に

 

#北海道札幌で会いましょう

と言われたら?

絶大な人気がある羽生さん。

日に日に人気も爆上がりし、アスリートとしての好感度もすばらしい昌磨が

なんらかの形で、関わりたい、「札幌五輪で会いましょう」と言ったら、

そりゃ、みんな応援するでしょう。

アスリート目線でもそれが正しい。

 

でもよく考えてみると、東京五輪の負債がどのくらいになっているのか。

コロナでつぎ込んだ予算を取り返す税金がどうやって、私たちから回収されるのか。

ウクライナから発生したこの戦争が、世界大戦に繋がらないと誰が言える?

第二次世界大戦は、ドイツとソ連のポーランド侵攻から始まったのだ。

 

そうなった時、軍隊を持たない日本がどうなるか。

戦禍は免れたとしても、犠牲を払った諸外国からどう見られるか。

今後の国際社会でどういう位置になるのか。

 

よくよく考えないといけない。

もちろんアスリートにとって母国での五輪は大きなモチベーションになる。

 

ただ、支援がないとスポーツは続けられない。

支援は企業から出てくる。

国からの支援といっても、それは税収からくるもので、景気が良くないと

アスリートもスポーツを続けられないのだ。

 

何が言いたいか、というと、安直に札幌五輪を応援、反対するのではなく、

もっと考えて賛成・反対を決めたいという事と、

アスリートを使って、私利私欲を得ようとする企業、団体、輩が多すぎる事に

もっと注意を払いたい、という事である。

 

いくら挑戦すること、参加することに意義がある、という五輪であっても

あれだけメダリストを無視した報道、書籍も、人気があるから、だけで

片付けられる問題ではない。

そんな安直な考えで納めてはいけない。

 

本人はどう思っているか知らないが、正直迷惑しているのではないだろうか。

(そうでなかったら、ちょっと怖いですけど)

 

ただ、今のままではなかなか難しいだろう。

一番いいのは、当分五輪を日本で開催しない事だ。

そんな余力がどこにある?

母国開催のモチベーションより、アスリートが少しでも多く、長く、

支援を得られるような経済状況に戻して欲しい。

 

それが願いである。

 

羽生さんと昌磨には悪いけど、私は今のところその誘いには

乗りたくないのだ。

 

まぁ、二人がそのつもりであの動画を撮ったのかどうかもわからないが、

彼等に選択の余地などなかっただろう。

 

【今日の独り言】

今回の五輪もそうだが、選手のファンになるには、インタビュアーとか

コメンテーターの意見とか、煽りを一切排除して、解説抜きで、

その選手の演技を見てからにした方がいい。

外野からの意見は抜いて考えるのだ。

生の言葉だけ、注目したらいい。

 

 

 

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