とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

日本代表が選ぶアスリートの結果をみて。

昨夜の「日本代表が選ぶスゴい選手&この日本代表がスゴい」!ベスト20」と

いう番組を見ました。

 

色んなスポーツ競技の日本代表が選んだ、その中でも「スゴい」と思った

選手をアンケートで調査して、ランキングを発表するという番組ですが、

失礼ながら、ある程度なんらかの忖度が入っているのかな、と危ぶんでもいました。

 

今、ジャニーズの問題でマスコミの対応も問題となっている。

自分たちの都合のよいネタを積極的に出して、都合の悪い問題にはフタをする。

 

そんなメディアが作る番組なんで、どうだろう、と思っていました。

 

中身を見てみたら、思ったよりマトモで、びっくりです。

 

やはりアスリート同士の繋がりも意識したのか、あまり手を入れられないネタなんでしょうね。

 

この時期、どうしてこの番組なのか、というと、サッカーとラグビーのためかなと

思うと、それも致し方ない事かとも思いました。

 

人の気持ちとか、その場の熱狂というのは移ろいやすい。

火が付きやすく、消えやすい。

光が強ければ、強いほど、後の暗闇が深く消えていく。

 

そういうものにもう一度火を付けようとするのは、悪い事ではない。

 

そして、団体競技を除いて、吉田沙保里さんに続いてトップ10に選ばれたのが、

真央ちゃんというのに少々驚きました。

   


もちろん私たちファンの間では当然でしょうが、これだけ五輪金メダルを推奨しているご時世において、ソチでメダルを獲れなかった真央ちゃんが、アスリートの中で

選ばれているのに、改めて感銘を受けました。

 

それはスポーツでは成績至上主義だけが、感動を呼ぶものではないという事を

思い出させてくれたからではないでしょうか。

 

確かに結果が伴うというのは、ものすごくわかりやすい。

スポーツというのは、その一瞬だけでなく、その一瞬のためにどれだけの努力が

あったか、というのが一番大変なこと。

 

それが透けて見えるものに対して、私たちは無意識に感動する。

 

ケガからの復活、とかいうのが一番わかりやすいけれども、番組内で萩野公介が言っていた一言に、また震えました。

「ピークはもって2~3日。試合の3日くらい前の方が調子よかったな、ということは

ままある」(原文そのままではありません)

 

一年のうちに、五輪ならその試合の日、一日だけに向かってピークを持ってくる。

それがちょっとずれたり、ピーキングがうまくいっても、外的要因などの影響で

それがずれる事もあるでしょう。

 

なんで不調なのか、わからない。

それをたった一晩で、持ち直したアスリート「浅田真央」に驚いたのでしょう。

本当のアスリート魂を持った選手がもたらす感動に、「結果だけじゃない」ものを

感じたのでしょう。

        


もちろん結果は重要ですけれども、いわゆる昌磨の言う

「真剣勝負の先にある美しいもの」がそこにあった。

勝ち、というのが一番見えやすい。

でも、勝たなくても、メダルが獲れなくても、それを見せる事ができた。

 

そこに感動したのではないかな、と思いました。

もちろん、それは過去に結果を残している、というのが大前提ではないかとは

思いますが。

 

 

【今日の独り言】

こういう企画の時にいつも思い出すのが、昌磨の言葉。

マジ名言だ、と毎回思うのです。

 

 

 

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