俺たちの山隈くん!!
全日本を見る時。
もちろん世界選手権の切符を争う勝負を見るのも、楽しみなのだけれども、
トップ選手ではないが、自分の好きな選手がエントリーされていて、
そこでどんな演技をするか、というのも楽しみのひとつ。
山隈くんは、私のそんな選手の一人です。
注目したきっかけは何だったか。
ただ、私が過去好きだった声優の「広川太一郎」さんと字は違うけど、
「たいちろうやん!」と思って、見始めたのは記憶している。
男らしい風貌で、結構体つきはしっかりしている。
フィギュア選手というよりは、サッカーしています、と言っても
納得しそうな感じである。
そんな彼も、一旦銀盤の上に乗ると、エモーショナルな演技を見せてくれる。
今年がラストシーズンになる事は、知っていた。
しかし、このインタビューで、卒業後のこと、スケートの事、などが
わかって、とても嬉しい。
この春、スイスに昌磨と一緒にいるところがSNSで出ていたが、
その時、ああ、シャンペリーとかかわっていてくれないかな、と
思った事を思い出した。
フィギュアは、アマチュアスポーツである。
故に、引退しプロとなったら、競技会には出られない。
そういう意味では、野球とかサッカーとかテニスとかと違う。
体操、水泳なんかは、実業団とか、最近で言えば内村君とか萩野公介とかが
プロになっても競技会に出ていた。
まぁ、とりあえずそれはそれとして、大学を卒業してからも第一線で
選手として活動していくには、スポンサーや所属先が必要になる。
特に、特別強化選手以外だと、資金面で成り立たない。
だからみんな引退して、他の道に行く人も多いのだ。
プロになれるのは、ほんの一握り。
選手としても世界で戦ってきた人しか、なれない。
ただ、プリンスに所属できたり、今真央ちゃんがやっているショーが
団として、単発でなく、恒常的にショーを開催出来たら、
そしてそのショーが現役の資金源だけでなく、プロのスケーターの
セカンドキャリアの場の選択肢のひとつとなれば、フィギュアのプロスケーターという職業が認知されていくきっかけとなるだろう。
山隈くんも、そういう道が拓けていたら、プロの道に進めたかもしれない。
でも彼はそんな中でも、希望を捨てずにスケートの道を進んでくれる。
勇気のいる事だが、彼ならやってくれそうな気がする。
何しろスケートへの愛情がある。
彼がそれを失わない限り、きっとその道は閉ざされる事はないと信じたい。
賢い彼であるから、リスクが大きい事は百も承知であるだろうが、
それよりもスケートが好き、という気持ちが優っているのだろう。
とりあえず、現役としてのラストシーズン。
スイスで振り付けてきたプロを全日本で見れる事を祈りつつ。
インタビューの後半です。
↓
【今日の独り言】
山隈くん。海外のショーもいいけど、日本はどうでしょう。
真央ちゃんのBEYOND。
再演もあるかも、だし、また別なショーもやるかもですよ!!
是非、トライしてみて欲しいなぁ。