とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

地方大会と全日本、とかく選手は大変だ。

中部選手権、終了しました。

 

男子は見事草太が優勝。

4Fも成功はしなかったけど、明日につながるチャレンジで興奮しました。

 

そしてシニア女子。

松生理乃ちゃんが、優勝。

げんさんサマーカップを怪我でWDしてたので、まだ影響が残っているようだが、

うっとりとするようなスケーティングでした。

 

        



西日本への切符は河辺さんプラス13名。

 

 

終了後、紀平さんが全日本への資格が出来た、というニュースを見て、

いまさらながら「ん?西日本は」と思って、日本スケ連のHPを見てみた。

 

 

これを見ると、わかってはいたが、全日本表彰台の人はシード。

それ以外の人は地方大会から勝ち上がって行かないといけない。

いくら四大陸というチャンピオンシップの表彰台に乗れても、

なにひとつ例外はない、ということですね。

ただ、地方大会と国際試合がバッティングした際は、免除となる。

 

となると、昨年の結果よりアサインが重要ということですね。

アサインも昨年の成績で決まるよね、とはいいつつも、一年空いた選手でも

救済措置があるので、現在の実力からするとそぐわないものもある。

 

しかしですよ・・・・

私が特に問題かな、と思ったのは四大陸を優勝した舞依ちゃんの扱い。

今まで、先シーズン活躍した選手などは、地方大会を免除出来ていたイメージがあったので、地方大会から一個も免除を許されないスケジュールを組まれている。

 

アサインだって、正直、フランス杯にインさせればよかったが、イギリスになっている。

いや、本人希望、と言ってたが初めてのイギリス杯に積極的にインしたい、という

選手がいるだろうか。

 

 

まあ勘ぐっても仕方ないが、そうしたら件の選手が全部国内大会をパスしていた

のはどうなるのか、ということ。

シードだから、ですか。

いやいや、全日本結構パスしておりますよ。

国際試合の結果で忖度したルールを作っておりました。

 

何が言いたいかというと。

四大陸はチャンピオンシップで、GPSより格が上。

その大会の優勝者くらいは、もう少し考慮してもいいんじゃないでしょうかね。

 

全日本を世界フィギュア、五輪の予選大会として確固たる権威を持たせるなら、

件の選手の扱いは異常だし、世界での成績を重視するなら、今年の舞依ちゃんの

扱いはどうだろう、とダブルスタンダードも大概かな、と感じる。

 

あとは報道ですね。

中部選手権で優勝したのは、地元愛知の松生理乃ちゃん。

 

なのに、取扱は紀平さんのが上・・・・

かなり寂しいですね。

地元ニュースを見て、親御さんががっかりしているのを想像すると悲しくなります。

全国大会なら、実績もある紀平さんが上に行くのは致し方ない(そうは思わんが)

ですが、地方ニュースでこれでは、浮かばれない。

 

スポーツなんで、採点、記録がすべて。

あとフィギュアには芸術性とか、一般の人にはわからないものが付加されているが、

それを無視した報道・対応をしていると、その競技は衰退する。

人気がある選手が引退したから衰退するのではなく、正当な結果を残しても

きちんと報道されないとしたら、プロ以外のアマチュアスポーツに何のうまみがあるというのだ。

 

アマチュアスポーツの報酬は栄誉だ。

表彰と報道である。

 

それすら奪うというのは、競技人口が減っていく。

アイドルのような人気商売の感覚でいたら、いけないのだ。

 

この週末、なんとはなしに危機感を感じたので、ここに記しておく。

 

【今日の独り言】

紀平さん、ジャンプもそうだけど、スケーティングとかも怪我の影響が

まだまだ大きい感じがした。

SOIに出させたことも、JOに出させることも、彼女のスケート人生を

左右するような事にならないといいが。

アスリートは長く休むのは不安だろうが、そこはコーチ、スタッフが

考えてあげて欲しい。

草太のように長引くと大変だ。

 

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