とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

相変わらず勘違いの日本スケ連(とマスコミ)

2023年の全日本の男子は、素晴らしかった。

(また振り返る事あります)

女子も素晴らしかったと思うが、ジャッジがNHK杯になっていたかもしれない、と

思う。

 

しかし、以前はルッツのエッジエラーが多かったが、今年に入って、

フリップのエラー、回転不足などが目立つ。

一年でそんなに選手の癖が変わるだろうか?

ビックハットは、二回目で、試合で来るのは初めてだった。

今回は、神席だったので、良かったが、それを差し引いても

会場の混雑具合、トイレ事情、シャトルバスの待ちなど、スムーズで

良かった。

席もほどよく埋まっていた。

空いている席は・・・・

急な天候不良で来れなかった人もあるだろうし、帰れないリスクを

考えすぎてしまって、止めた人もいたんじゃないかと推察する。

(THEICEも度々台風に見舞われていたし)

 

そしてこの記事。

 

 

news.yahoo.co.jp

 

「試合会場が東京や大阪といった大都市圏ではなかったとはいえ、客入りは少々、寂しかったですね……」

 こう言うのは、フィギュアスケート全日本選手権(長野)を現地で取材したスポーツメディア関係者だ。  男子は宇野昌磨、女子は坂本花織がそれぞれ、ショートとフリーで圧巻の演技を見せて優勝。3月の世界選手権も大いに期待できそうだが、スタンドは空席が目立つ日もあった。

(中略)
「ここにきて紀平梨花(21)の存在がクローズアップされています。

女子は浅田真央というスーパースターの引退後、『ポスト真央』として期待されていた紀平がけん引してきましたが、21年7月に右距骨を疲労骨折。今季もリハビリを優先して欠場が続いている。

(中略)

「スケート連盟にとってフィギュアはドル箱。それが成り立つのも女子が盛り上がってこそです。紀平が復帰して坂本とトップの座を争うことで、競技としてより注目を集められるはずです」(同)  紀平の復帰が待たれる。

 

なんですかね、この記事。

満席にならないのが、今のさかもっちゃんが圧倒的に強いから?

意味がわからん。

男子が群雄割拠しているから席が埋まる?

そして紀平さんがポスト真央?

それもわからない。

ポスト〇〇ってのやめませんかね。

言われる選手にも失礼ですし、真央ちゃんは、真央ちゃん。

紀平さんは紀平さんです。

 

空席問題については、いったいいつの時と比較しているのでしょうか。

全日本終わってから、懐かしくなって2019年のさいたまワールドのネイサンのFSを

見返した(櫛田くんを見て、見返したくなってしまった)

 

たしかにたまあり、満席です。

ミッチミチです。

でも、これ、男子の最終Gの映像です。

最初のグループだったり、その前のアイスダンスの客席見た事あるんかい?

ガッラガラですよ。

 

確かにチケットは抑えられているので、スケ連としての収入は確保されていますが、

男子の一人の選手を見に詰めかける観客は、フィギュアの盛り上がりというか、

隆盛に繋がっているのでしょうか。

 

アイスダンスは、パパシゼがものすごく素晴らしい演技をしていたので、

これを見ないなんて、チケット代半分以上損しているわ!と思いました。

反面、こんなにゆったりとみられるなんて、ラッキーとも思っていました。

 

席の稼働率というか、カテゴリ毎の着席率など見て見たらどうでしょう。

難しいかもしれないが、AIとかに計算させたら、イケるんじゃないのかな、とも

思っています。

 

チケット代の事をおっしゃっているのかもしれませんが、では、会場がガラガラでも

チケットが売れていればいいのでしょうか。

 

この間のさいたまのワールドのアイスダンスの観客は、すごかったですが、

かなだいのおかげで、こんなに多くの観客に見てもらえるようになった、という

話をどこかで見ました。

 

そう。選手のモチベーションにも関わります。

たしかに、少し席は空いていたかもしれないけれども、私の周辺ではそんな席は

なかったですし、関係者席ってのもあるだろうから、そのあたりが空いているのは、

日常茶飯事ですから、指摘されても困ります。

       

そして長野への交通の不便さ。

たまたま帰りのシャトルバスで、友野君ファンの大学生の女の子と隣り合わせになり、

少しお話ししたのですが、大阪から来たそうで、行きは夜行バス。

帰りはしんどいので、しなので名古屋まででて、それから新幹線で帰るそうです。

 

名古屋の私も一時間に一本のしなのに3時間くらい揺られてきたのですが、

新幹線に慣れてしまった身体には、ちとキツイ。

 

それもこれも、大村愛知県知事と、河村名古屋市長のせいで、愛知県の体育館設立が遅れているのも一因かと思うと、地元ながら、イラっとします。

    

          

 

 

名古屋にたまありレベルの施設が出来たら、便利ですよね?

全日本、どうぞどうぞ。

NHK杯。楽勝だよ。

ワールド、できるに決まってるやん。

 

名古屋市内にホテルが足らなくなっても、近隣都市もありますし、

大阪レベルなら、日帰りもできる・・・・?

アジア大会があるから、宿泊施設問題は、今より解消できると思いますし!!

 

話はそれましたが。

女子に紀平さんが戻ってきたら、⇒さかもっちゃんとライバル争い⇒白熱した試合

⇒観客が戻る

 

という安直な考えをスケ連関係者が話しているとしたら、本当に大馬鹿。

まず、紀平さんが実戦感覚を取り戻し、以前と同じレベルのジャンプ構成だったり

出来るのか、という事。

ゆまちができるから出来る、ではない。

草太だって苦労した。

簡単ではない。

 

よしんば以前と同じレベルの構成で、今勝てるか、というと解らない。

下からの突き上げもあるし、さかもっちゃんのスケーティングスキルは、もう

以前の紀平さんが勝てるとは思えない。

もっとレベルアップしていれば別ですが。

 

あとインスタのフォロワーが多く、人気者だから、フィギュア熱が高まるのか、といえばそうでもない。

インスタのフォロワー数=観客動員数ではない。

もし、27万人も詰め掛けたら、小屋はパンクである。

 

商業芸能でもあるまいし、スターシステムに頼ろうとするアマチュアスポーツ連盟の愚かさにただ、呆れるの一言。

 

そしてそのスターも、スケ連と木下とか、一部の団体で作り上げる事ができると

考えている愚かさ。

 

スターというのは、作るものではなく、自然と産まれ出てくるもの。

その誕生は、人為の及ぶところではない。

 

スターがいなくても、魅力的な競技にしないといけないのが、スケ連だろうに。

 

一連の記事を見ていると、

観客数が減った⇒坂本花織が強すぎるせい

高難度ジャンプが減った⇒トップの坂本選手が跳ばないから

みたいな感じになってるかもしれないが、正直、3Aや4回転がそんなに増えないのは、やはり女子の肉体の限界ではないのか、とも思う。

紀平さんがケガで苦しんでいるのも、ロシア女子がドーピングしているのも、

女子の身体の限界に近いからではないのか、とも思う。

 

シニア年齢を上げたのも、怪我とのリスクとかあるからだったのだから、

それも致し方ないのかもしれない。

一部の強靭な肉体を持った、ジャンプセンスのある選手しか無理なジャンプなのかもしれない。

 

アスリートであるため、より高難度のジャンプにチャレンジする精神は否定しないし、

素晴らしいと思う反面、伊藤みどりのアルベールビルから31年経とうとしているのに、

継続して3Aを跳ぶ選手が、浅田真央以外にほとんどいなかったという事実が

それを証明しているのかもしれない。

 

男子は着々と進んでいるが、それはまだ肉体が耐えうるものだからなのかもしれない。

 

そういう事実を踏まえて、坂本花織を評価すると、努力する天性のスケーターと言えよう。

       

 

伸びるスピードのあるスケーティング、幅と高さのあるジャンプ。

セカンドのジャンプがファーストジャンプより高く、セカンドにも3回転を余裕で

入れらえる。

これがコンスタントにミスなく出来る選手が、他の女子でいただろうか。

それを武器に、2年から3年世界のトップの座に君臨している。

 

彼女がそれを保ち続けるために、どれだけ努力しているか、

ノーミスの演技をするために、どれだけメンタルを削られているか。

 

そんな奇跡を目の前にして、他の選手がいないと、観客が呼べないなどと

ほざくスケ連は、能力がない人達の集まりなので、速攻辞めた方がいい。

 

もっと自分の国の選手はすごいのだ!と宣伝しろ。

客が来ないのは、選手のせいではなく、スケ連の愚行のせいだ。

 

そろそろ認めた方がいい。

 

選手のせいにするのはやめて、自分たちで改革するのだ。

 

 

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