とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

お門違いな希望と期待

前回のブログで、坂本花織選手を褒めたたえましたが、

これは今回に始まった事ではありません。

私はずっと、坂本花織選手が日本の女子エースと思っていました。

 

いつもいつも、素晴らしいスケーティングを見て、

何でもっと点数が付かないのだろうか、とか。

何でGPSのアサインに恵まれないのだろうか、と

関係ないくせに心を痛めていた。

 

そしてオリンピアンでありながら、いつも二番手扱いなのだろうか、とも。

紀平選手がシニアに上がってからは、多回転ジャンプのため、二番手になることも多かったが、全日本女王にもなっているのに、このモヤモヤ感はどうした事だろう。

 

f:id:akochanm:20220217153206p:plain


なんとなく気が付いていたが、その国のエースには、ISUも正当に点数を出す傾向にあるが、次点以降の選手には辛いイメージがある。

 

その恩恵を受けず、五輪に向かった坂本選手。

自力でもぎ取った今回の切符。

そして日本のエースとして今、五輪の舞台に立っている。

 

ただ、今彼女を誉めそやしている「安定感」なるものは、

昔からあったものではない。

 

前の五輪の際は、初めての五輪でのストレスで救急車で運ばれているし。

トシコが来年から出てくるので、表彰台のラストチャンスと思われた

さいたまワールドでは、フリー最後のジャンプをミスした。

 

今の安定感は、彼女が死に物狂いで努力して掴んだものである。

まるで彼女の標準装備みたく語られるのは、光栄な事なのか、どうなのか。

 

今まで二番手扱いしていた、スケ連、マスコミ、ISUも

ドーピング疑惑の五輪の「希望」とか言いだした。

 

各国のスケーター、解説の人も急に賛辞を惜しまなくなった。

 

もし、私が坂本陣営なら「急にどうした。なんで急に希望とか言われて、

過度な期待をかけるのか」と少々腹立たしい思いをすると思う。

 

期待は、うれしいし力になるが、過度に出てくるとプレッシャーになる。

それが彼女のパフォーマンスを下げないといいと思う。

 

なんと言っても、ノーミスで演技した後、緊張の糸が切れて泣いてしまうほどなのだから。

 

真央ちゃんとか、こういうところで泣いた事あったろうか?

(ソチは別ですが)

 

いやはや。

背後から銃で撃たれないといいな、と思う今日この頃。

 

答えは今夜明らかに。

 

【今日の独り言】

アイスショーとか、試合会場の声援は、いつも坂本選手が一番だったと思ってる。

マスコミがエースとかスターを作ろうとしているが、いつも現場は自分たちの

感動に素直なのである。

 

 

 

 

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村