靴のお話し。
私は身長のさほど高くないが、足が小さい。
ヒールだと21.5ｃｍくらい。
フラットシューズだと22ｃｍ
スニーカーだと23ｃｍ（分厚い靴下を履くので）となり、
ＯＬ時代は本当に苦労した。
旅先で、靴が欲しくなっても、
イタリアでは「ピッコロ」
フランスでは「プチ」と言われて、店にない、と言われる事もしばしば。
NYでは、子供のサンダルを買った。
そんな私でも、サイズのある靴のメーカーがあるのだが、足型が合わない。
ブルーノマリとか、セルジオロッシはいいのだが、眼玉が飛び出るほどお高い。
ただ、海外のアウトレットなら手に入る金額で入手できた。
そして試し履きして、「いい！」と思っても、あら不思議。
持ち帰り、履いてみると、これがすごく痛かったり、大きかったり
小さかったりで、足にテープを貼ったり、中敷きを入れたりで、もう大変。
ただ、歩いているだけで皮がめくれて、血が噴き出す。
そうなるともう、あるけない。
携行用のフラットシューズを持って歩いて、履き替えたり、
酷いときは、靴を購入する羽目になることも。
そんな靴であるので、スケート選手の靴問題は、もっと深刻なんだろう、と
聞くたび心を痛めている。
私も妹も、スピードスケートの靴で悩んでいた。
足のサイズはまぁ標準なんであるが、踵が小さかったのだ。
もう、30ん年くらい前のお話しであるので、今よりもっと、大変だった。
ブレードはバイキングというのを付けていたが、問題は、靴そのもの。
よく足型をとっていて、オーダーしていたが、それでも合わないようで、
苦労していた。
そしてスピスケは毎日靴を研ぐ必要があるので、毎日夜、一時間くらいかけて
自分で研いでいる姿を見ていた。
フィギュアは毎日研ぐ事はないらしいが、あのブレードでジャンプをするので、
足の感覚というのは、大変だろうと想像に難くない。
しかし、毎日歩いている私たちも靴は重要だ。
今回の全日本の際、毎日とても寒くて、足が冷えて、大変だった。
靴下も色んな物を買って、履こうと思って準備した。
靴も、中がボアになっているブーツにした。
しかし、これが問題だった。
全日本の会場に向かう前に、用を足しに、堺市に行ったのだが、
そこで結構歩いたり、走ったりしたのが、じわじわとダメージとなって
私の足を蝕んでいった。
寒さのあまり、厚手の靴下を履いたのが敗因で、靴がきつくなり、足の親指の付け根から骨のあたりが痛み出した。
みなさん同じ悩みを抱えている人もあろうかと思いますが、私は左足より、右足の方が
わずかに大きい。
たまりかねて、私は、近くのＡＢＣマートに駆け込み、セール中のスニーカーを
買った。
一番自分の足にフィットする、整体師おすすめのニューバランスだ。
あいにく白しかなかったが、その日の私のボトムが白だったので、ヨシとして
購入。
タグを切ってもらってその場で履いた。
何という事でしょう。
今まで痛んでもう、歩けない、とまで思っていた私の足が、羽のように軽くなり、
痛みもあまり感じなくなったのだ。
たった半日の事であるが、一般人でもこれだけのダメージ。
スポーツ選手にとって、靴というのは重要なものなのだ、とまた
全日本を前に、再認識したのである。
（アスリートでもないですが）
そしてあれから二週間程度が経とうとしていますが、
まだちょっと、痛いところがあるのです。
ネイサンが履いているので、NIKEのAIRを買ったのですが、
いつも履いているニューバランスより、ちょっと固い。
何という事でしょう。
NIKEを履くとちょっと、痛いのです。
仕方なしに、ニューバランスか、PUMAのSOFTFORMという柔らかい中敷きの
物を履くことにしました。
ごめんね、ネイサン。
と、スケートには関係ないのですが、靴って本当に大事です。
どこかをかばって歩くと、腰を痛めたり、他の部分を痛めたりします。
こうなると、はやく小塚君に靴の開発を進めていただきたい。
衝撃の大きい、フィギュア選手にとって、怪我をしないためにも
必要だろうなぁと痛感する週末でした。
【今日の独り言】
ちなみに、件のそのブーツは、ホテルのゴミ箱に。
あるとまた履いてしまうかも、と思い切って捨てました。
