こんな世界を待っていた。
今日は世界フィギュアが4年振りに日本で開催され、さいたまスーパーアリーナに行ってきた。
まず、一言で言うと
素晴らしすぎました!
選手も観客も。
観客は、正直、少し空いてるところもありました。
でも、ペアの段階でも、最上階の席もかなり詰まっていて、そんな光景は、四年前にはなかった。
アイスダンスなど、客席は、本当にpmw、売店もスカスカ
のんびりして、いいね!とか言ってたけど、やはりカテゴリーによってこんなに差が出るのはどうなんだろう、とは思っていた。
しかし、今日はどうだろう
プレミア席もほぼ埋まってるし、ショートサイドは、かつてない盛り上がりで、ノリノリ。
私の席の周りは、みんな色んな国旗、バナーを持っていた。
昌磨バナーは、もちろん、友野くんの赤バナー、草太のも。
あとは、各国の国旗を
何種類も持ってきてる人、かなりいました。
スタオベも、推しでなくても、その時良かったら、ヒューヒュー!
今日の結果は、実力があるのに出しきれなかった選手、実力が遺憾なく発揮できた選手も色々だったが、取り分け素晴らしかったのは、選手に対する賛辞の表現。
声出しがオッケーになったせいもあるが、それだけじゃない。
会場中、みんなフィギュアが好きで、様々な選手が良い演技をしたら、惜しみ無く称賛する。
たとえば、昌磨ファンなら、マリニンは、ライバル
なのに、みんなヒューヒュー言って応援する。
私の隣席の、人も昌磨ファンなのに、
「しまった!私もマリニンと友野くんのバナー、買ってくるんだった!」と悔しそう。
私が今まで観戦して、こんなのは(国内)初めてです。
選手みんな、ホームで試合しているみたいだったと思う。
よく考えたら、年度末に近い、平日の午後。
みんなよく、休み取れたな。
今回の席は、四年前の席の向かい側。
ちょうど黄熊が散乱していたところ。
思い出すと胸が痛い
ショートでは、昌磨
フリーでは、ネイサン。
ともにまともにリンクインして、直前にジャンプや軌道の確認ができなかった。
かつ、氷はガタガタ。
今、考えると異常だった。
ネイサンが氷に足をとられて、ジャンプミスしないように、と祈っていた。
結果は、ノーミスだったけれども、あんなの奇跡に近い。
あの時から、ネイサンの絶対王者ロードが始まった。
でも今回、昌磨が足を痛めていると聞いていたので、「転倒して、また足がひどくなりませんように」と祈った。
よく考えたら、あれは本当に選手生命すら、脅かすような、危険な行為だった。
コロナでひとつ良かったのは、投げ込みがなくなったこと。
投げ込みがないと、気持ちが伝えられないなんて、ことはない。
今回、会場でそう感じた。
みんなが一生懸命見てくれて、手拍子、拍手喝采、声援、バナー
それでも、十分伝わる。
ああ、こういう雰囲気の日本の会場での試合を、ネイサンも滑って欲しかったなぁ。
みんながベストはフォーマンスして、観客もみんなにスタオベして。
その中のベストが優勝する。
みんな納得の試合。
スポーツの感動がそこにある。
WBCだけじゃない。
みんな真剣勝負しているどんなスポーツの先にもそれは、ある。
ひょっとしたら、それは選手だけの努力では、得られないものなのか。
観客の責任も大きい。
そう感じた 2023年3月23日のたまアリ。
残り二日間
こちらも、きっと素晴らしい試合になる。