ここのところ、SNSは見ていて辛かった。
真凛ちゃんのサイン会の件。
そしてそれに対しての昌磨のナウボイスの件。
ナウボイスは相変わらず聞けないので、
(携帯の機種変更とカードの作り直しのせいかもしれない)
事実関係がはっきりしていないが、
これも人の解釈によって、違うだろうな、と思っている。
確かに彼女のやった事は、よろしくなかったと思うが、運営側に確認を取っているし、
運営側も謝罪している。
なのに、まだくすぶっているのが解せない。
アスリートとして、とか成人として、とか社会人として、とか
SNSで意見をしている人が多いが、ソフトな文面からも、怖い一面が
垣間見えるものもあって、怖いものもある。
そんな時タイムリーに出て来た成田先生のTwitter。
嫉妬はいつも正義の仮面をかぶって現れる
— 成田 悠輔 (@narita_yusuke) May 7, 2023
まぁ、私もブログ上で体制批判とか、色々載せているので、
耳が痛い一文だ。
そんな事を言ったら、コメンテーターとか、評論家とか色んな人も
含まれてしまうかもしれない。
けれども、心しておいた方がいい言葉だと思った。
正しいから何を言ってもいいのか
正しいから何をしてもいいのか
そうじゃない。
人は間違える。
人は、ミスを犯す。
それはもう、仕方のないこと。
うちの姪っ子の事を言って申し訳ないが、この春、新社会人となったのだが、
会社の新人研修の様子を聞くと、びっくりした。
本当に、一流大学出ている子たちが入社してきたのか?と思う常識のなさ。
今回の一連の騒動なぞ、可愛いものだ。
だからこのくらいならいい、と言っている訳ではない。
彼らは成長途中なのである。
アスリートとして活躍したり、アイスショーでギャラを貰っているので、
プロ意識を、という気持ちはわかる。
でも運営側も謝罪し、本人も反省、謝罪しているのであれば、もう少し
優しい眼で見てあげることも必要なのではないだろうか。
確かに、ちょっと承認要求が強めなところもあると思うが、
それは妹も芸能人兼スケーターなど、兄妹ぐるみで有名人なので、
そうなってしまうのかな、とも思う。
今回の件は、まだスケオタ達が騒いでいるだけだ。
ただ、今後ないように!とか騒動を未然に防ぐための警鐘だと受け止めているが、
スケーターがルールを破って、サイン会をやっている事に対して、
立ち上がれないほどに叩きのめすのか?
私はそのパワーを政治に向けた方がいいんじゃないかと思う。
勤めている会社が決算期を迎えていて、忙しく、税金だの社会保険料だの
高い収入印紙だの、支払いをしていると、フツフツと怒りが湧いてくる。
年金も社会保険料も、政治家が無駄遣いしているからじゃないのか。
私たちは実害に遭っているいるのに、実害にあっていないものを叩く暇があったら
そちらに向けた方が建設的ではないかと思うのだ。
いや、政治だけではない。
他にもあるだろう。
わかりますよ。
ずっと応援していた人に裏切られた気持ちになった人もいるのでしょう。
心の問題は時として、お金に代えがたいものがあるのもわかる。
ただ、もっともらしい言い訳を付けて、叩くのは、鬱憤なのか、カウンター稼ぎか
フォロワー数を増やしたいのか、それとも正義の鉄槌を下したいのか。
SNSは自由な場ではあるが、自由というのは、ルールがあってこその物。
今回、SNSに投稿していた人の中で
「正義を振りかざして、たくさんの人を深く傷つけてしまったし、
こんなに事が大きくなって反省している」と言う感じのコメントを
出されている人がいた。
最初にこの顛末を見た時も胸が痛くなったが、
この文を読んで、さらに胸が痛くなった。
一歩間違えると、私もそちら側だったのだ。
勇気を出して、発信した方は、すごい、と思った。
(ただ、すごい、という語彙しか見つからなかった)
今回の件は、対岸の火事ではない。
【嫉妬はいつも正義の仮面をかぶって、現れる】
ここのところの、スケート界についてのSNSでの場外乱闘は、ほぼ、
これだと思う。
成田先生、真実をついていて、すごい。
本人は、スケート界のこと、これっぽちも知らないと思うけれども。
(ネイサンの事は知っていると思うけど)
真実は人によって違う
正義も主義主張によって違う
正論は諸刃の刃
肯定するのも否定するのも難しい。
今回は色んな学び、というか気づきがあった。
【今日の独り言】
私もネイサンの誕生日のビックリ投稿後には、やるせない気持ちになった。
自分の理想通りにいかないとそういう気持ちになるのか、と
自身でもびっくりした。
そういう部分もあるよね。
そして私は、彼女は、華のあるスケーターで、スケーティングはうまいとは
思うが、好みであるかどうか、はまた別の話なのである。
でも、昌磨は勇気のある男性だと思っている。