そろそろ株主総会も終わるころ、色んなものが明らかになる(ものもある)
この先の見えない状況で、どの企業がフィギュアに投資してくれるのか。
そしてそれは株主を納得させるに足るものなのか。
スケオタとしては、サポートして欲しいのだが、もし株主だったらどうだろうか。
少しでも利益を出してくれる方がいいに決まっている。
持ち出してもいい、と思っている人もいるだろうが、その会社がつぶれてしまっては
元も子もない。
やはりサポートしてくれる会社は、長く存続し、利益を出していって欲しい。
そんな中、木下グループが日本スケート連盟のオフィシャルサポーターになったという事だが、フィギュアファンでも今後若干不安視されている方もいらっしゃるようだ。
木下がスケーターを抱えておらず、何人かサポートしている程度ならまだいいが、
ナショナルリンクを作り、アカデミーを持ち、多くの選手を抱えているから、
不安が増す。
スポーツというのは、公平性重要ですから、そういう懸念を与えるような事は
よろしくない、と思うのですが、どうでしょう。
しかし、木下は、建設業が中心となって、医療・福祉(建設業って補助金でる
仕事をやりがちだよね)エンタメ、スポーツなど幅広いグループとなったが、
元々清算会社となって時期があるのに、どうしてこんなに資金が出るようになったのだ?と不思議に思う。
建設業自体が斜陽産業というか、あまり利益を生み出せない業種となっているが、
ゼネコンでもない木下が、どうしてこんなにアスリートを抱えて収支が合うのか
不思議で仕方ない。
企業というのは、サポートしてあげる、という気持ちだけでは立ち行かない。
大企業としての社会貢献の域を超えている気がするが、そこはもっと決算内容を
見てみないと何とも言えないが、やはり木下の選手だと忖度が出てしまう気がする。
だって、オフィシャルスポンサーの気に入らない結果を出したら、それでも木下は
ずっとスポンサードしてくれるの?
卓球とかはかなり成果を上げているが、点数のみの実力勝負だから。
フィギュアは、採点競技だ。
勝った負けた、が解りにくい。
だから面白いのかもしれないが、だから(ファン同士)でもめごとも多くなる。
まぁスケ連も収支が悪いようだから、お金を出してくれるところはウェルカムでしょうが、出してくれるから、と言って尻尾を振るのは違うので、そのあたりはわかっているとは思うが、一般の人から見て、どう思うか。
より公平性を重視していかねばならないと思う。
ただ、オフィシャルスポンサーにならなくても、所属選手をずっと支えてくれている会社もいる。
さて。
スピードスケートに力を入れてくれる会社もいるが、かなり昔から
三協精機とか、富士急(橋本聖子がいた)とか力を入れてくれていた。
(昭和の時代ですよ)
三協精機は日本電産と日本電産サンキョーとして会社を統合し、
その後、ニデックと社名変更した。
(統合とか合併とか、そのあたりは曖昧にしておきます)
なので、ニデックはかなり昔からスピスケに尽力してくれている会社なのです。
が!
この間、何の気なしにSNSで流れて来た株主総会のブログを見てびっくりしました。
これが真実であるならば、問題は深すぎる。
年間5億もかけて選手をサポートしているのに、今回スケート部を廃部にした理由を
株主総会で話していた理由・・・
スケート連盟とのことです。
(会長はスケート協会といってますが。)
なんでも、メダルを獲って帰ってきた自社の選手が、オーナーに挨拶に行くときに
日本ジャージを着て行ったらダメ、とかメダルを持っていったらいけない、とか
あったらしいです。
そりゃないですよね。
同じ職場のメンバーが、メダルを獲ってきたのに、見せてももらえない。
お金を出してもらった人に、見せる事もできない、なんて。
私は株主総会で聞いてないので、公式のソースを探しましたら、
文書が出ていました。
人材がいなくなってきているという事と、企業がスピードスケート競技の発展に貢献するという当初の目的についての展望が持てない、と判断、とあります。
株主総会でお話しされたそうなので、まるっきりデマというのはないと思いますが、
そうだったとしたら、スケ連とかJOCというのは、一体どうしたいのか。
そして東京五輪の不正汚職。
もう、委員会や周辺は五輪はスポーツの祭典でなく、金儲け、私腹を肥やすだけの
ものになってしまっているのでしょう。
そういう組織が選んだオフィシャルサポーターについて、勘繰りたくなるのも
仕方ない事です。
木下には恨みはないですが(りくりゅうとかサポートしてくれているし、感謝だよ)
どうしても、スケ連の選択が正しいとは思えなくて・・・
もう少しやりようがあるのではないかと思います。
はてさて。
今期からどうなるのか。
【今日の独り言】
騒いでいるファン層と同じと捉えられてもイヤだけど、
スピードスケートって、昭和の時代、コーチ代タダだったんですよ。
完全ボランティア。少なくとも愛知県は。
フィギュアは厳しく叱っても、コーチ料取れていいね、と言っていましたよ、
やっていた人達。
そんな先人たちの努力を踏みにじってほしくないですね。