全国高校野球選手権が終わりました。
今年はじっくり見ているゆとりがなかったのですが、
色々なドラマがあったようです。
特に、慶応の107年ぶりの優勝が、大きく話題となりましたね。
ただ、試合を見ていない私も、ニュースでの取り扱いと、伝えられる内容について、
ちょっと違和感を感じました。
1. マスコミ関連に慶応卒業生が多い
2. 慶応の卒業生は、割に経済界に影響がある
3. 決勝のスタンドでの応援の雰囲気
1. は、とある民放のアナウンサーです。
夕方の情報番組で、結構好きな部類のアナウンサーでしたが、
気持ちはわかるけれども、自分の母校寄りの発言にちょっと違和感を感じました。
2. 決勝戦のチケットは当日券がないくらい、完売だったそうですね。
これは、慶応OBの購買力が影響しているのか、と思ったら、外野席とかの
応援席を見たら、その予感は当たっていた感じでした。
でもそれも、仕方ない。
3. 問題は、応援する人達のモラルとか、野球と選手達に対するリスペクトがあったのか、という事です。
自分の応援する学校の時、めいっぱい応援するのはいいが、慶応側の応援席について、ちょいちょいSNSに投稿されていた。
チラをニュースを見た時でも気になった点はあったが。
指定場所での応援、立ち上がって肩を組んで応援する一般客の姿を見たら、他の観客の邪魔になっていないだろうか、とか、仙台育英にはかなりアウェイな
空間だったのではないかと思う。
プロ野球でも、ホームとそれ以外の球場では応援の密度はかなり違うが、
それはプロだから。
でも、高校生活で一度でも経験があるかどうか、の甲子園で、こういう雰囲気だと
仙台育英の選手達は、萎縮して100%のチカラを出せていたのだろうか。
フィギュアの世界でも、つい最近までこういう事があったので、
なんだかなぁと思ったのだ。
前職の時にも、慶応出身の社員は多く、「三田会」なるものがあった。
名古屋出身の私は、なんじゃそら、と思ったが、三田に慶応があるからだよ、と
言われて知った。
常磐会みたいなものか?と慶応出身者はかなりそれがブランドなのね、と
思ったものだ。
高校生には辛い場所だったかもしれない。
彼らは、一生懸命自分たちのできる事をやろうとしている。
自分の母校を応援する気持ちはわかるが、対する学校に対してもリスペクトの気持ちを
もって応援してほしい。
今年の世界フィギュアのように、気持ちのよい空間を作ってほしい。
それが選手達を育てる事になり、その競技の発展に繋がる。
大人たちがお手本となれ。