すでに3が日を過ぎておりますが、
みなさま、明けましておめでとうございます。
年末は慌ただしくしておりまして、新年に更新しようとおもいつつ、1日の夕方、
災害が起きてしまい、能登半島の方々の事を思うと、筆が進まない感じになっていました。
そうこうしているうちに、JALと海保の事故。
もう、新春早々、暗澹たる気持ちになりました。
今私たちにできる事は、不必要なデマとかSNSを信じない事。
そして災害の義援金を送る事なのかな、と思い、今朝がた送金しました。
また時期を見て、寄付をしたいと思います。
と、こんなことばかり言っても、よろしくない事もあるので、場をわきまえず、
スポーツの事をお話したいな、と思います。
友人と、全日本の振り返りお茶会を開催できず、なんだか自分の中で消化不良になってる部分も多かったです。
さいたまに続く神大会だったのは間違いないのですが、あのような場で、8人
(最終グループ+2人)が今、自分が持てる最大のパフォーマンスが出来た理由。
色々ネット記事になりましたが、本当のところ、どんなメンタルで臨んだら、
こういう大会になるのだろうか、と考えてはいました。
壷井たっちゃんは、NHK杯のFSが、たまたまではない!という証明に燃えていた気がするするし、吉岡君も、シニア一年目。ジャンプが安定してきて、なんとしても
上位グループに食い下がろうとしている感じがあった。
良くなる時って、一気にやってくる。
ゆまち、しゅんち、佳生くんは、仲間が頑張っているから負けられない!という
気持ちが強かっただろうし、ともぬんも、GPSの成績が芳しくなかったので、
今年もワールドへ、という事と、新しいジャンルへの挑戦というのが、
この大会への原動力にはなっていただろう。
そしてこの流れをせき止めるか、繋げるか、という事で、私と友人とで一番注目していたのは、草太である。
スケカナ優勝からの、中国杯の大敗。
かなり悔しかったようです。
そのために、ジャンプの成功確率を上げるために、プロのステップなどの変更を経て、
無心で臨んだのが良い結果に。
その流れを汲んで、世界王者&全日本王者の昌磨が、見事達成できた。
その流れが、私には、2日から3日にかけてテレビ観戦した、箱根駅伝にも通じる気がした。
結構無理やりっていう感じがしないでもないですが、
「みんな頑張っているから、自分も頑張らねば」という気持ちが、この神演技を
繋いでいった気がします。
フィギュアは個人競技でもあるけれども、選手たちがいうとおり、「みんなで頑張っている」という気持ちは、団体競技にもつながる。
特に日本人のDNAには、団体競技が大好きという事が刻まれているので
(知らんけど)駅伝も、高校野球も、大好きである。
知らず知らずのうちに、そういうマインドが醸成されていないとも限らない。
まあ、マインドはあっても、実力が伴わないといけないのだが、そこはみんな揃っている。
要はマインドという事なのか?
そしてこういう大会は、選手だけでは作り上げられない。
観客も、ジャッジも、運営側も、全部そろわないといけない。
全日本は過去に2回ほど観戦できたが、今回は観客が過去になく、
温かいものだった気がする。
もちろん五輪の選考の時もすごい熱気だったし、2019年の時も、すごかった。
この時は昌磨の復活のSPの時の盛り上がりというのが、今でも耳に焼き付いている。
正直、〇〇選手のファンだから、△△選手の応援をしない、という観客もいないでもないが、あの時はそういうムードは一切なかった気がする。
選手も全力、観客も全力。
そうなると、より一層のパワーが出てくるのだろうか。
正直、私はつい最近まで箱根駅伝をしっかり見ていなかった。
色々忙しいので、見ている暇がなかったというのが本音だが、
ここ数年、なんとはなしに見ている。
そんなに知らない私でも、これは熱狂するに値する中継だな、と感心した。
アナウンサーは参加校と出場選手について徹底的に調べ上げ、適切な解説とともに
知らない視聴者にもわかりやすく、教えてくれる。
噛む事もほぼない。
きっと膨大な資料を集め、並々ならぬ姿勢で臨んでいるのだろう。
白バイ隊も素晴らしい。
この箱根駅伝の中継をしたいがために、日テレに入った方もいるようだ。
そういう愛されるスポーツになると、フィギュアも違ってくるのだろうか。
今は選手の実力だけでもっているが、そういう時期を過ぎたら、飽きられてしまう。
放映権を持ったテレビ局は、獲ったからには、そのスポーツの発展に寄与してほしい。
人気のある選手がいないから、とか視聴率が取れないから、というふざけた言い訳は
もうやめて、一から考え直すべきではないのだろうか。
中継を魅力的に見せる方法なぞいくらでもあるのではないか。
そういう事を言っているうちは、現地観戦に行くしかない。
何の装飾もないが、その分、選手の息遣い、会場の張りつめた緊張感と雰囲気。
温かい応援が、その競技を魅力的に見せてくれる。
テレビにはテレビの良さがあると思うのだが。
なんてテレビの前でまったりとしているうちに、思った事である。