金曜日から日曜にかけて、フィギュア漬けだった方も多いのではないでしょうか。
ご多分に漏れず、私も疲労困憊の月曜日です。
配信スケジュールが夜中という事もありますが、やはり
現地観戦が結構パワーがいる感じでした。
全日本フィギュアスケートジュニア選手権。
確かに配信の方が、しっかり観れる部分も多いですが、
生観戦はいいですよ。
たんたんと進んでいきますが、その中でもドラマがあります。
煽りがない分、自分が感じた事がそのまま選手の印象につながる。
やはりテレビとか解説があると、わかりやすい事ではあります。
たとえば、ジャンプの種類が見分けられなかった時分は、説明してもらえると
解りやすくてよかった。
最近は自分もジャンプ種類は見分けられるけれども、それでも
ステップとスピンはわからない。
しかし、生観戦だと、選手とコーチ、会場の反応がダイレクトに伝わる。
テレビでいくら、煽っても、ここでは関係がない。
ただ、選手と観客とスケートだけ。
そしてここは、ジュニアとは言え、全日本。
やはり腐っても(という言い方は失礼ではあるが)全日本である。
国内試合のヒエラルキーの頂上である。
もちろん最終的な目標はシニアの全日本だろうけれども、節目の年でもある。
歴代の全日本ジュニアの優勝者を見ると、それはそれは、ここを通らねば世界に
通用しないのでは、と思わされる。
もちろん、ジュニアのタイトルを取ったから、=シニアの成績につながるわけでもない。
でも、きっとそこから、慢心せず努力できるかどうか、というのが、一番重要かもしれない。
通過点ではあるが、通らねばならない道。
シニアの全日本は、世界選手権に優るとも劣らない緊張感が漂っていたが、ジュニアも
まぁ、なかなかの緊張感だった。
観ていてしびれる。
うまくいった時、行かない時のキスクラ。
6分間練習、たまに見かける、選手達のアップ風景。
そして、リンクに鈴なりになっている、有名コーチたち。
満知子・美穂子コーチに、中野・グレアムコーチ。大西先生に、
濱田コーチに、ヤマト先生などなど・・・・
やはりここが重要な試合なのだ、と気づかされる。
海外に出る試合が大きくクローズアップされているのは、当然なのだが、
競技人口のほとんどは、海外を経験できない。
この国内の試合を勝ち抜き、選ばれし一部の選手のみが許される
海外試合、という事を忘れてはいけないと思う。
ほとんどの選手が全日本がまず目標だから。
(それすら遠いかもしれない)
そのリスペクトを忘れてしまったら、いけないし、意味がないと言ってしまっては
いけない。
たぶんそれは選手とコーチ達が一番わかっている。
だからあの空気感なのだ。
テレビの放映されたり、新聞報道されたりすることなぞ関係ない。
みんなのプライドがガチンコ勝負となって観られるのが、この地なのだ。
この中から何人がシニアにあがっても、スケートを続けられて、
そして表彰台に登る事ができるだろう。
その片鱗とかけらを見せてもらえるのが、全日本ジュニアだった。
得難い経験をさせてもらいました。
リザルトはこちらです。
この中から、上位選手が、全日本への参加を認められる。
たまに忘れるが、全日本に出るということは本当にすごいこと。
応援している私たちも肝に銘じたい。
【今日の独り言】
しかし、コーチ達もこのご時世大変である。
先週海外、今週国内試合、日常ではコーチをしたり・・・・
みんなすごい体力だな、と感心する。