とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

宇野昌磨の自己満足の行く先は?

カーニバルオンアイスをさらりと見た。

当日は、外出していて間に合わず、SNSで流れてくる動画(いけないやつだろうけれども)をみつつ、昌磨の新FSを見て、「うわぁ、攻めてきてるな・・・」とつぶやいていた。

 

夜にBSで放映があったので、しっかり観た。

(しかし、バレーとラグビーとトリプルブッキング。もう少し考えてほしいが)

 

昨年のFSも正直びっくらした。

THEICEのモリコロという環境もあったが、昌磨の迫力が迫って、襲い掛かって、その後昌磨が空を飛んでいくような感覚を覚えていた。

今回は、この世とあの世のはざまの氷の上で踊っているような昌磨を見た気がする。

 

        

 

 

今回の新プロの曲もあまりよく知らないし、どういう表現かわからない。

というか、昌磨はいつも「何何を表現する」とか言わない。

自分の感じた音楽の世界を滑っている。

昨年もそうかと思いきや、「ジャンプでいっぱいいっぱいだった」と聞いた時は

マジか・・・とは思いましたが、そういう極限の状態だと、素の宇野昌磨が出てきていたと思うのですよね。

それを表現しているのが、昌磨プロだと思っていたのですが、今は自分だけれども

自分をもっともっと表現したいのでしょうか。

 

暗闇の中、映し出される昌磨が滑りだしていく様は、光と影のはざまをたゆとうスケーターのようで、きれいだな、と思ってみていたら、終わってしまった。

音楽にのせて、こちらに魂をぶつけてくるのではなく、光と氷上にゆれて、浮かんでいる何かをこっちが感じ取るというか。。。。

なんと言ったらいいのか。

シーズン終わる頃には、もっとうまい表現をしてくれる人が現れると思う。

 

そして昌磨が言う通り、ジャンプに気が取られる事が今プロには、あまりなかった。

 

美しい音楽に、畳みかけるようなジャンプ構成をクリアして、昌磨のプロは完成していた感を受けていたが、今プロはそれから脱却しようとしているのか。

単純にランビの好みであるかもしれないが。

ミヤケンも、こういうプロを作るには勇気がいった気がする。

 

アップダウンのない曲調で、どう滑らせるか、どう表現させるかは、もうスケーターにゆだねられている。

名プロになるか、迷プロになるかは、昌磨次第だ。

 

かなりチャレンジングなプロであると言えると思う。

 

そしてこの単調なプロを美しく、飽きさせず魅せる昌磨の力量にも

改めて驚いた。

 

真央ちゃんの鐘も本人に合わない、けなされたプロでも、己の実力でシーズン終了時には、名プロとして完成させてしまう。

 

昌磨もそこまで行くのか、と。

これでも、まだ未完成だと思うが、シーズン終了時に、どんなプロになって、

どんな評価を受けるのか、楽しみです。

 

完成したら、間違いなく、今シーズンPCSトップのプロとなる。

 

果たして昌磨の自己満足は、どこまで他者を満足させられるか。

 

      


いや、今までも大変満足しているのですけれどもね。

 

昌磨の自己満足は、どこに行きつくのか。

 

 

 

 

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